白い闇の中で(中編) 作:toshi9 「ほら、早く着なさい、ひとみちゃん。それともこれいらないのかなぁ」 「わかった、わかったよ。じゃあ彼女が復帰するまでその代わりをやればいいんだな」 「そういうこと」 俺からちぎり取った俺の一物を右手でぶらぶらさせながら、久美はにやにやと笑っていた。そんな久美の表情を俺は今まで見たことがなかった。 松岡ひとみが復帰するまでの我慢か、そう思いながら俺は仕方なしに紙袋に入っている服を着ることにした。だが中身を広げると間違いなくそれは女物の下着と女子社員の制服だ。 ・・・くっ、こんなものを着なきゃならないのか。しかも久美の目の前でだ。 といっても女物の服の着方なんてよくわからない。俺がパンツを広げてどちらが前なのか穿くのに躊躇していると、呆れたように久美が声をかけてきた。 「あなたショーツの穿き方もわからないの。って当たり前なのかな。フリルの付いているほうが前。ほら」 俺は言われた通り、フリルの付いているほうを前にして脚を通すと、するするとそのショーツを引き上げていった。股間にぴちっと張り付いたショーツの布地はそこにあった俺の一物が確かに無くなっているのを改めて実感させられ、ますます情けなくなってきた。 「ほら、急いで。仕方ないわね、手伝おうか」 久美はブラジャーを拾い上げると、俺の大きな胸に当て、後ろのホックをパチッと止めた。 「ちょっとはみ出てるわね。入りきれないんだ。本物より大きくしちゃったかな」 「大きくって……」 「ふふっ、ひとみってトップ88あるんだけれど、それよりも巨乳ってことね。70DできついってっことはEか。ふふっ、男の目が釘付けになるわよ」 「お、男の目・・・」 「はい、これ被って」 考える暇も無く、続いて渡されたのは短い丈の滑らかな下着……スリップだった。それを頭から被ると、白いショーツとブラジャーはその淡いピンクの布地に覆い隠されてしまった。 「ほら、鏡を見てごらんなさい」 鏡の中からは、下着姿の松岡ひとみが不安げな表情でこっちを見ていた。 「はい、これ穿いて。つま先からゆっくり入れるのよ」 パンストを腰まで引き上げると俺の下半身がその滑らかな生地にすっぽりと包まれ、何となく圧迫感を感じ窮屈だ。続いて制服のブラウス、タイトスカート、ベストと着せられ、胸にリボンタイを着けさせられる。 「髪は本物よりちょっと短かかったけど、まあブラッシングすればいいか」 久美は手早く俺の髪をブラッシングすると、化粧まで施す。 「よし何とか間に合ったようね。じゃあ行こうか」 「行こうって何処に」 「馬鹿ね、営業課にでしょう」 「本当にやるのか」 「当たり前でしょう。鏡を見て御覧なさい」 鏡……さっき下着姿の松岡ひとみが映っていたそこには、すっかりうちの女子社員の制服に身を包んだ彼女がいた。それは幾分髪は短いものの、いつもの見慣れた姿だ。 「これが、俺なのか」 「あたしって言いなさい、ひとみちゃん」 「言えるか! そんなこと」 「これどうしようかなぁ。要らないんだったら踏み潰しちゃおうかな」 「久美、卑怯だぞ」 「何とでも言いなさいな。さあ、どうするの」 「うっ、あ、あ、あたし、うう……何で俺がこんなこと」 「まだまだこれからよ。あたしたちの復讐は。さあ行くわよ。あ、その前に、はいこれ」 「これは……」 「ひとみのIDカードよ。ちゃんと胸に付けてね。それを付ければもうあなたはどこから見ても松岡ひとみよ。いい、さっきも言った通り男性社員にばれないように一生懸命松岡ひとみを演じなきゃだめよ。女子社員はみんなしてあなたのことを見張ってるんだからね。もしばれたらこれがどうなるかわかってるわよね。さあて、楽しみだなぁ」 「ううう」 久美に促されて一緒に営業課のある事業部の部屋に入ると、さっき久美が言った通り部長が既に自分の椅子に座って新聞を読んでいた。 「おお、二人とも今日は早いねぇ。おや、松岡くん。君もう大丈夫なのかね」 「部長、実は……いてっ、は、はい大丈夫です。ご心配おかけしました」 久美にスカート越しに尻を摘まれ、我に返った俺は仕方なしにひとみの振りをした。 「そうか、じゃあがんばってくれたまえよ。ああ、早速だが松岡くんお茶頼むよ」 部長はちらりと俺の胸に視線をやると、当たり前の様に俺にお茶を入れるように言った。 「え? は、はい、わかりました」 今までお茶を飲む側だったのに、なんで俺が。 「ほら、ひとみ、部長を待たせちゃ駄目よ」 久美はにやっと笑って給湯室を指し示す。仕方なく普段めったに行くことの無いそのスペースに行くと、お茶と急須、湯のみと探し出してお茶を入れた。 「はい、どうぞ部長」 「おや、この湯のみは私のじゃないなぁ。それに熱い。松岡くん駄目じゃないか」 何だ折角入れてあげたのに。 向こうで久美がくくっと笑っていた。 「す、すみません」 「ああ、気をつけるんだぞ」 俺が部長席から戻ろうとすると、部長がそう言いながら、俺のお尻をさわさわと撫でた。 「ひゃっ、何するんですか」 「何だ、いつものスキンシップじゃないか」 にやにや笑った部長が俺の胸をじっと見詰めながらそう言うのを聞いて、俺はぞぞっとした。 まさかこんなこと毎日やられるのか。 全く気が滅入る。 始業時間が始まると、慣れない仕事にそれこそ目の回るような忙しさだった。そしてそれに輪をかけて俺をいらいらさせたのは、男たちがいやらしい視線を俺に投げかけることだった。それだけではない。廊下を歩いていると「松岡くん、また君の胸大きくなったんじゃないの」などと言いながら、やたらべたべたと俺に触りたがる。松岡ひとみの席に座って伝票を整理していても、いきなり肩は揉まれるは頭は撫でられるわ、落ち着く暇も無い。一方俺が実は広岡秀雄だと知っている女たちのほうは、そんな俺を全く無視するか、冷たい笑いを浮かべるばかりだった。きっと内心いい気味だって思っているのだろう。 俺がキレそうになると、その度に久美が俺に声をかけてくる。 「ひとみ、アレってもういらないの」 「おや、アレって何なんだい」 課長が話に割り込んでくる。 「ふふ、わたしと松岡さんだけの秘密なんです。課長には内緒」 「そうか残念だねぇ。ところで、今日は広岡くんはどうしたんだい」 「田舎のお母さんが危篤だそうで、3日程休暇を頂きますって連絡がありました」 「そうか、この忙しい時に。まあ仕方ないか」 「違います。課長、俺が広岡です。安田にこんな姿にされてしまって」 「ほほぅ、それは面白い。君は広岡くんだったのかい」 「そ、そうなんです。課長、信じてもらえるんですか」 「広岡君が君みたいにかわいいと仕事がもっと楽しいかもしれんなぁ。いや面白い話だ。はっはっはっ」 「かちょ〜」 「ほら、ひとみ、いくわよ」 久美は笑って俺を引っ張っていくが、その目は笑っていなかった。 昼休み、久美と一緒に食事した後で尿意を催してきた。 「ちょっとトイレに行ってくる」 「あら、ひとみちゃん、やり方わかるの」 「え? たかが小便なんか」 「ふふっ、女の構造は男とは違うのよ。大丈夫なのかな」 「そうか・・・」 俺は仕方なしに久美からやり方を教わった。しかし時々俺を見てふふっと笑うのは俺のしているところを想像しているからか。くそっ。 女子トイレに入ると、他の女子社員の冷たい視線に晒された。入ってきた俺を見てひそひそと何か話をしている。 「あなた男子トイレに行ったらどうなの。いくらひとみの姿だからって、そんな何食わぬ顔で入ってくるなんて、いやらしい」 この格好で男子トイレに入れるわけない。俺は屈辱に耐えながら個室に入った。久美に教わった通りにスカートを捲り上げて、パンストとショーツを一緒に下ろし、便座に腰を下ろす。そしていざ用を足そうとしてふと気が付いた。 そうか、俺のここって女になっているんだ。 股の間からちょろちょろと尿が出てくる感覚、それは男の時とは少し違うものだった。これも久美から教わった通り、終わった後でそこをトイレットペーパーで拭いた。 それは自分の股の間に何も無いことを再び実感させられることになった。 それにしても小便するのにいちいち座ってしなければならないなんて、紙で拭かなきゃならないなんて、女って奴は何て面倒くさいんだ。はぁ〜 午後、おかしなことに午前中まで全く気にならなかった・・・というか俺自身へビースモーカーだったのだから当然なのだが・・・煙草の煙が妙に煙たく感じるようになっていた。課長が吸っている煙がこちらに漂ってくると、胸がむかむかしてくる。目も喉も痛くて堪らない。そうだ、確か俺が吸っていると女子社員に5時までは禁煙だってよく文句言われていたな。 「課長、すみません。この部屋5時までは禁煙なんですが、けほっ、けほっ」 「そうだっけ、気にしない気にしない」 「そんな、ちょっと今日喉が痛くて」 「細かいことを言うなよ。さっきお得意さんに小言言われて面白くないんだからさ。一服でもしないとやってられないよ。ぷは〜」 「ごほっ、ごほっ」 課長にわざと煙を吹きかけられ、ますます煙にむせてしまう。はて、しかし何であんなに好きだった煙草がこんなに嫌に感じるんだ。 久美が煙に咳き込む俺のことを見て、またにやっと笑っていた。 そして夕方、仕事はようやく終わったが、結局退社後も久美とずっと一緒にいることになった。早く言えば久美のマンションに居候することになった。いや、半ば強制的にそうさせられた。 「わたしがいろいろ教えてあげる。あなたが一人でもひとみとして振舞えるようにね。だからしばらく一緒に暮らすのよ」 「そんなことより早く元に戻してくれよ。もう女はこりごりだ」 「駄目、言ったでしょう。ひとみが復帰するまではひとみの代わりをやってもらうんだって。もっともっといろいろ体験してもらわなければね」 「もう勘弁してくれよ」 「ふふっ……」 その時久美は何か意味有りげに笑っていた。まだ何かあるのか・・・ 久美はちゃんと俺用の女物のスーツも用意していた。二人で女子更衣室に行くと、松岡ひとみのロッカーを教えられ、そこで今度はそのスーツに着替えさせられた。 「じゃあ行こうか」 「この靴で歩くのか」 「踵低めのパンプスなんだからすぐに慣れるわよ。ふふ、その格好も似合っているわよ」 「街を歩く・・・」 「ナンパされちゃうかもよ」 「や、やめてくれ」 俺がナンパされる。その光景を想像するとぞっとした。 「まあ、今日は二人で外で食事して帰りましょう」 何とかナンパされることもなく二人でレストランに入って食事を済ませると、真っ直ぐ久美のマンションに行った。 「じゃあひとみちゃん、先にお風呂を使っても良いわよ」 「お風呂って・・いや今日はいいよ」 俺は少しでも今の自分の体を見たくは無かった。 「駄目よ、女の子はきれいにしてなくっちゃね。ほらほら」 バスルームに無理やり連れて行かれ、抵抗する間もなく服を引き剥がされてしまう。 「ふふ、きれいな体ね。とても私たちが作ったとは思えないわ。それじゃあごゆっくり、ひとみちゃん。あ、着替えは上がるまでに新しいのを籠に入れておくからそれ使ってね」 止む無くシャワーを浴びるが、これが意外といい。俺は風呂に入るのは好きじゃないんだが、やけに気持ちよく感じる。浴槽でお湯に浸かっていると、いつもに比べて凝っている肩もなんだかほぐれていくような気分だ。 気持ちが良いのでついつい長風呂になってしまった。しかし風呂から上がって久美の用意した替えの服を着ようと籠の中を覗き込むと、そこに入っていたのは・・・ 「おい、こんなのしか無いのか」 「使ってないのってそれしかないから」 「しかしこれじゃちょっと」 「いいじゃあない。早く着てみてよ。ひとみちゃん」 「ううう」 籠に入れられていた着替え、それは黒のレース編みのブラジャーとショーツ、そして中身が透き通って丸見えのシースルーのネグリジェだった。普通の女物でも恥ずかしいのに、こんなもの・・・ 「どうしたの、いつまでも裸だと風邪引くわよ。あたしが使ったのはあなたに着てもらいたくないし、どっちにしてもそれしか着るもの無いんだから、ふふふっ」 嵌められた。これならさっきのスーツをずっと着ていたほうがまだましだった。そう思ってももう遅い。俺は止む無く真新しいブラジャーに腕を通し、漆黒のショーツに脚を通す。ネグリジェを頭から被りボタンを留めると、脱衣所の鏡には見事にセクシーな松岡ひとみが映っていた。 昨日までの俺ならば、松岡ひとみのこんな姿を見ればさぞいきり立っていることだろうな。 しかし、俺の股間には今や何も無く、太股の間を隙間風が通り過ぎて行くばかりだった。 「あら、ひとみちゃん素敵ね。じゃあ今日は一緒にベッドに寝ましょうか」 「もう止めてくれ。俺が悪かったよ」 「ふふ、まだまだ。ひとみから連絡ないし、明日もしっかり頼むわよ」 「・・・・・・・・」 俺はもう返す言葉もなかった。こんなこといつまで続くんだ・・・ 俺が松岡ひとみになって2日目朝、そう、目が覚めると、それは夢ではなくやっぱり現実だった。俺はネグリジェに包まれた自分の体を見下ろし、ため息をついた。 今日も・・か・・・ 久美に化粧を教わり・・・というか無理やりやらされたんだが・・・着替えて朝食を済ませると、一緒に出社した。朝またもや部長にお茶を頼まれたが、今度は間違えずに部長の湯呑みに適温でお茶を入れた。これなら大丈夫だろう・・・ 「うん、松岡くん今日は美味いよ」 「はい、ありがとうございます」 俺は何故かちょっぴりうれしくなって、部長に思わずにっこり笑い返してしまった。でも部長席から戻ろうとすると、またまたお尻を撫でられてしまった。 「ひっ、ぶちょ〜、もうやめてください」 「まあいいからいいから。今日もよろしく頼むよ」 全く何考えているんだ、この部長は。 それでも何とか午前中は無難に終わった。 そして午後、久美が俺を呼んだ。 「ひとみ、部長が会議室に来てくれって」 「え、あ、わかりました」 何事だろうと思い、会議室に行ってみると、部長が目の前にビニールに包まれた真新しい服を二着広げてにやにや笑っている。 「あのう、部長、お呼びですか」 「おお! 松岡くん、来たか。実はちょっと頼みたい事があってな」 「はあ、何ですか」 「うん、来月のお客様のイベントに派遣するコンパニオンの衣装を、こちらに一任されてな。この二着のうちどっちにするか、今日中に決めなくてはならないんだよ」 「はあ」 「そこでだ。君、これをちょっと着てみてくれないか」 「へ!」 別にそこまでする必要ないじゃないか。そう言いそうになったが、あやうく堪えた。 「私でなくてはいけないんでしょうか」 「うん、この衣装サンプルは丁度君のサイズに合いそうだしな」 部長は俺の体を舐めるように見ている。その目つきにまた悪寒が走った。 「わ、わかりましたじゃあ隣で着替えてきます」 俺は、二着の服を引っ掴むと、逃げるように準備室に入った。仕方ない、着てみるか。 最初にビニールから出した服は、銀地の光沢のある上下一体のジャンプスーツだった。下はマイクロミニのホットパンツスタイルで、ほとんどベルトの付いたレオタードといったほうが近い。前開きのファスナーを開いてその中に体を潜り込ませ、ファスナーを閉じようとするものの、大きな胸がなかなか納まりきれない。やっとのことで押し込めてファスナーを閉じると、息苦しくなってしまった。お尻の肉もちょっとはみ出し気味で、鏡で自分の姿を確認した俺は思わず恥ずかしくなった。 少しだけの辛抱だ。 「部長、如何ですか」 「おー、いいね。ちょっと後を向いてくれないか」 「こうですか」 「猫が背伸びするようなポーズ取ってみてくれないか」 「猫ですか……こうですか」 「うん、いいねぇいいねぇ」 鏡に部長のいやらしい笑いに満ちた顔が映っている。 俺を見て部長がこんな表情を……くそ、俺何やってるんだ。 「部長、じゃあもう一つのに着替えますね」 「ん? あ、ああ、頼むよ」 にやけている部長を尻目に、俺はそそくさと準備室に戻るともう一つのビニール包みを破いた。中に入っていた服は、伸縮性のある赤い生地でできた胸が大きく開いたノンスリーブのミニワンピースだった。いわゆるボディコンってやつだ。スカート丈が思いっきり短いんで、ちょっと屈むとすぐ尻が丸見えになってしまう。 これを着るのか……さっきのより過激じゃないか。俺は憂鬱になった。 「部長、如何ですか」 「おー、いいね。ちょっとくるっと回って見てくれないか」 俺は言われた通りその場でくるりと回ってみる。 「もっとゆっくりだ」 「はい」 ゆっくり後を向くと、後から部長が抱きついてきた。 「ぶ、部長、ちょ、ちょっと」 「なに、いいじゃないか」 「い、いやぁ」 部長は俺の胸元に手を差し入れてまさぐり始め、俺は思わず悲鳴!を上げてしまった。 そして部長の指がブラジャーの中に差し込まれた途端、胸の先から痺れるような快感が沸き起こった。 こ、こんなこと 「部長、駄目です、止めて下さい」 「そ、そうか。まあいい。うん、とても参考になったよ。ありがとう」 部長はすましてそう答えた。 全く…… 制服に着替えて席に戻ると、久美がこっちを見てくくっと笑った。 こうなることを知ってたんだ。くそっ。 二日目もこうしてろくな目に合わなかった。だが何か変だ。あんな悲鳴を上げるなんて俺はどうしたんだ。それに昨日よりも今日のほうが何となく松岡ひとみを演じている自分に違和感がない。 久美のマンションに戻ってくると、久美に言われるまでも無く風呂に入った。胸に部長の手の感触がずっと残っているし、汗臭くなった自分がいやだった。無性にシャワーが浴びたかった。そして風呂嫌いのだったはずの俺が風呂に入るのを楽しんでいる。自分の体を見ても昨日のような嫌悪感や興奮は感じない。むしろ鏡に映る自分の、いや今の松岡ひとみの姿が、なんだかいとおしく感じるようになっていた。 ベッドの中でネグリジェ越しに自分の大きな胸に触ると、心地良かった。 どうも俺はこの体に馴染んできているような気がする。このままでは俺は・・・ そして三日目の朝が来た。 (続く) 2003年6月16日脱稿 |