奪われて・・

作:toshi9




 あれからどれくらい経ったのだろう。

 腕時計やケータイも奪われてしまったあたしには、薄暗くてかび臭い、窓も何もない落書きだらけのこの部屋の中では、閉じ込められてからどれくらい経ったのかなんて全くわからない。

 奪われた……そう、奪われたのは腕時計やケータイだけじゃない。あたしは目を落として自分の体を見る度に、絶望の涙をこぼすしかなかった。

 どうして、どうしてあたしがこんな目に。

 ガチャ、ガチャ……ギギギギ〜

 突然あたしの目の前の鉄製の扉が開くと、陽気に手を振りながら制服姿の女子高生が中に入ってきた。

「おっはよ〜元気してた〜お・じ・さん」

 元気してたも何もないもんだ。こいつはあたしをこんな目に遭わせた張本人なのに。それに、こいつは、この女子高生は……。

「元気なわけ無いでしょう。返して、あたしの体返してよ!」

 バシッ!

 立ち上がって掴みかかろうとするあたしに、女子高生、いいえ、あたしの元の体は平手打ちをくらわせた。

「さわんないでよ、このエロオヤジ」

「い、いたい」

「へへへ、いいねえ、一度言ってみたかったんだよ、このセリフ」

「返して、あたしの体を返して、お願い、ぐすっ、ぐすっ」

 平手打ちされてへなへなと床に座り込んだあたしは、赤く腫れた頬を押さえて弱々しく呟いた。

「駄目だね。もうこの体は俺のものだ。今はこの俺が、えへへへ、女子高生の木本雛子なんだよ。その体にはもう未練はないから、君は俺として、その薄汚い体で生きてくれよ。その醜く太った中年オヤジの体でね」

「うううう、いや、もういやだあ。あたしがこんな中年オヤジになるなんて」

 泣き出したあたしに、元のあたしは蔑みの目を投げかける。

「げろげろぉ、泣いてる中年オヤジなんて全く見られたもんじゃないね。おお〜いやだいやだ」

「ぐすっぐすっ」

「いやあ、それにしても楽しかった。ふふふ、君は俺みたいな中年オヤジが君の振りをしても、すぐにばれるって言ったよなあ」

「ぐすっ、そうよ! ばれるに決まっている! あんたなんか、パパもママも絶対あたしじゃないって気がついてくれるもん。親友の真希や悠美だってあんたに会ったらきっとおかしいと思うもん」

「へへへ、そうかなあ。そうだと良かったのにね。でも俺がこの雛子ちゃんの体で君の家に帰ったら、パパもママも俺を君だって信じ込んでとっても心配してくれたよ。『雛子、今までどこに行ってたの』ってね。
 俺が『変な人に監禁されてたけど、隙を見て逃げ出してきたの』って言ったら、『もう心配ないわよ』ってママが泣きながら俺のことをぎゅって抱きしめてくれたよ。いやあママの胸がふにゅって頬にあたって気持ちよかったぜ。パパは、『その男、絶対に許さん』って息巻いていたなあ。君がもしその姿でパパの前に現れたらきっと殺されるぞ、ふふふ。
 と、まあそういうことだ。結局二人とも君のこの体の中身が俺と入れ替わっているだなんて、目の前の愛しい娘が実は自分たちより年上の中年の男だなんて、露ほどにも思わなかったみたいだなあ」

「そ、そんなあ、パパ、ママ……」

「それにしても、雛子ちゃんっていい暮らししているんだねぇ。何不自由ない暮らしって言うのはこのことを言うんだなあってつくづく思ったよ。
 全く女房にも娘にも小馬鹿にされながら暮らしてきた俺とはえらい違いだ。
 優しいパパとママの愛情を一身に受ける一人娘、いやあいいもんだね。へっへっへっ、これからはこの俺が雛子ちゃんとして、パパもママも、君のあの暮らしも全部もらってあげるよ」

「いや……いや、いや、いやぁ」

 あまりのことに力なく呟くあたしに向かって、目の前のあたしはさらに喋り続けた。それもにやりと笑ったかと思うと、再びあたしの口調を真似しながら……。

「うふっ、ほ〜んとパパもママも雛子に甘いんだもん。それからね……」

「え?」

「徹くんから電話があったんだよ。そしてあたしのことを心配して来てくれたんだ。彼ったらあたしの部屋に上がるなり、ふふっ、ぎゅっとあたしのことを抱きしてキスしようとするんだ。だから……」

「だから?」

「思いっきりぶん殴ってやったよ。俺は男と接吻する趣味はないんでね。あいつ鼻血出しながら、呆然としていたなあ、あ〜っははは」

「いやあ〜! いやだ〜ひっく、ひっく、ひっく」

「涙と鼻水でもうぐしゃぐしゃ、やあねえ、ほんとおやじってきったないんだから。ねえ真希、そう思うでしょう」

「え? 真希?」

 気が付くと開いた扉の前に、いつの間にかもう一人女子高生が立っていた。

 金髪に髪を染め、派手に化粧した渋谷系の女子高生、それはあたしの親友・鮎川真希だった。

「ほんとだね、これって人類じゃないよ。えっへへへ」

「違う、真希、あたしが雛子なの、あたしの姿をしたそいつはあたしじゃないの。信じて。真希、真希ったら、ねえ」

 すがりつこうとするあたしの手を真希はピシリと右手で叩いた。

「きったねえな、あたしに近づくんじゃねえよ、この変態野郎」

「ま、真希……」

「ひひひ、こんなセリフを電車の中で何度言われたことか。俺も一度言ってみたかったんだよ。だって俺はもう女子高生なんだもんな」

「そうそう、あたしたち女子高生なのよね〜」

「真希、いいえ、あなた、まさか……」

「まさか、なあに? あたしは真希よお〜」

「あなた……違う、あなた真希じゃない。まさか真希も」

「ふふふ、お前が本物の雛子ちゃんかい。でもその姿は、誰が見ても中年のおっさんだよねえ」

 腰に両手を当ててあたしのことを見下ろす真希の目は、どこかどろんと濁って、いつもと全く違うものだった。

 そんな……真希も。

「真希ちゃんが雛子ちゃんのケータイにメールしてきたんでね。飛んで火にいる夏の虫。真希ちゃんにもここに来てもらって、俺の友人と入れ替わってもらったのさ」

「真希は、本物の真希は何処!?」

「入れ替わった後、俺の体で半狂乱になって泣き叫んでいたよ。あんまりうるさいからここから追い出してやったけど、どうしたんだろうなあ。へへへ、まあ今はもうこの俺が真希ちゃんさ」

「そんな、そんな、真希……」

「それにしても。ちょっと街を歩くと若い男供が言い寄ってくるわ、おごってくれるわ、それに……。へへへ、全く若い女の子っていいもんだよなぁ」

「おい、お前、まさか」

「ああ、お前はまだしてないのか。俺はわざとナンパ野郎にひっかかって試してみたぞ、いやあ気持ちいいもんだぜ。男の愛撫に身を任せていると、段々ココがむずむずしてくるんだ。どんどん切なくなってきてなあ、そしていつの間にかアレが欲しくなってくるんだ。気が付いたらアレにしゃぶりついて『お願い、入れて』って自分のほうからせがんでいたよ」

「やれやれ、お前にまさかそんな趣味があったとは」

「何言ってるんだ、俺たちはこれから女子高生として生きていくんだ。お前だってそのうち男とセックスするんだぞ」

「俺はそんな気は無いな。この体でかわいい女の子といいことをするのさ」

「禁断の園ってやつか? それもいいなあ」

「それそれ。なあ、ちょっとなりきってやってみないか」

「おう、面白そうだな」

「あ、あなたたち……何を」

 あたしの体のおじさんは、真希のほうにゆっくり歩み寄ると、少し俯いて、もじもじしながら上目遣いに真希のことを見上げた。

「ねえ真希、しよっか」

「うん、いいよ。雛子、あたしもあなたのことがずっと好きだったんだ」

 呆然と見詰めるあたしの前で、立ったまま抱き合う制服姿の二人の女子高生、見た目はあたしと真希、でもその中身は二人とも中年のおじさん……。
 
 あたしの体のおじさんが、真希の大きな胸に自分の胸を押し付けて抱きつくと、真希がぶちゅっと口づけをした。口づけされたわたしの体のおじさんは目をとろんとさせている。真希はさらにあたしの体のスカートに両手を差し入れると、丸見えになった白いパンティに包まれたお尻をぎゅっと握り締めて、ゆっくりと揉みはじめた。

 そんな淫猥な光景を見せつけられ、あたしは思わず叫び出していた。

「やめて! 二人とももうやめてえ、あたしの体でそんなことしないで。真希の真似をしてそんなことしないで!」

「ぷはぁ〜、いいなあ、女子高生の唇、柔らかくって、あたたかくって」

「ああ、いいもんだ。だがお前には女房がいるだろう」

「あいつの唇の味なんてもう忘れたよ」

「そうかいそうかい。じゃあもう一回いくか」

「よし。じゃあ真希、今度はあたしの番だよ」

 今度はあたしの体のおじさんが真希の短いスカートの中に手を差し入れた。豹柄の真希のパンティの中にその小さな手が潜り込んで、もぞもぞと動いているのが丸見えだ。

「あ、あ、あん。いい、雛子、気持ちいい〜」

「真希もっともっと気持ちよくしてあげるね」

「いやぁ、やめて、もうやめて」

 絡み合おうとする二人に、あたしは再び叫んだ。

 でもあたしのことなど全く無視するかのように、あたしの体のおじさんは真希のパンティの中の手を動かし続ける。

「あ、く、くぅ〜いい、雛子、いいよ、何だか・・あたし、ああ、奥のほうから、あ、あん、あああ」

 がに股になった真希の豹柄のパンティの股間には段々とシミが広がっていた。

「ねえ真希、あたしにも……して」

「うん、雛子もあたしが気持ちよくしてあげる」

 そう言って真希が手の平をあたしの体の胸に押し付ける。「いやあ」とあたしが叫ぼうとしたその時、部屋の中にもう一人女子高生が入ってきた。

「なあ、俺も混ぜてくれよ」

 え!? 悠美?

 それはあたしのもう一人の親友、悠美だった。

「おお、お前のほうも終わったかい」

「ああ、たった今ね。どうだいこの姿」

「へへへ、何処から見てもかわいい女子高生だよ」

「うふ、そお。あ、あふっ」

 いきなり自分の胸をぎゅっと握りしめる悠美。

 そんな……まさか悠美まで。

「さっきここに呼び出したのさ。真希と二人で待っているってね。そしてあの子にも入れ替わってもらったんだ。窓際中年三人組の俺たちが今やかわいい女子高生三人組、くっくっくっ、いやあ夢みたいだねぇ」 

「くくっ、全くだ」

「ああ、この俺がほんとにこんなにかわいい女子高生になるなんて、始めはお前たちの話を聞いてもにわかには信じらなかったが、くっくっくっ」

 三人がいやらしい含み笑いを漏らす。

「じゃあ三人揃ったところで自己紹介といってみようぜ。これからずっと俺たちのものになる名前だ、もうお互い新しい名前で呼び合おうじゃないか」

「お、いいねえ、新しい自分に乾杯だな」

「じゃああたしから、あたしは雛子、木本雛子よ」

「あたしは真希だよ、鮎川真希」

「おっ、もうなりきってるなあ。女言葉ってちょっと恥ずかしいんだが……あたしは悠美よ、ええっと、木村悠美」

「あたしたち三人って親友なんだよね」

「そうそう、ふっ、ふふふ、きゃっははは」

 再び三人が笑い声を上げる。

「いやあ〜〜〜〜」

 その悪夢のような光景に、あたしは思わず叫び声を上げていた。

「うるさいなあ。ねえみんな、このオヤジだけど、どうしよっか」

「なんかくさくない、このオヤジ」

「でっぷり太って、鼻水垂らして、きったな〜い」

 それはついこの間まで、街であたしたちが何気なく中年オヤジに吐き捨てるように言い放っていた言葉。そんな言葉を今やあたしが浴びせかけられている。それもあたし自身と真希と悠美に。

 こんなことって、ううう。

「警察に突き出そうか、あたしたちにいやらしいことをしようとした変態だって」

「そ、そんな……」

「そうだね、こんなキモいオヤジなんて警察に突き出しちゃえ」

「うんうん、まさかこんなオヤジの中身が本当に女子高生だなんて誰も信じないだろうし、警察からそのまま精神病院にいっちょくせ〜ん、なんちゃって」

「警察……精神病院……そんな、いや、いやだ、お願い、許して、何でもする、何でもするから」

「何でもするか、えへへへ、何でもするって言っても、あんたみたいな汚いオヤジじゃねえ」

「あたしたちのために稼いでもらうとか」

「へへっ、そうだ、このままここであたしたちのオモチャとして飼っているってのはどお」

「おっ、いいかもね、それ」

「よし、じゃあこのおじさんが、本当に何でもするか試してみようよ」

「え?」

 三人は何時の間にかあたしのことを完全にオヤジ扱いしている。そう、最早あたしの、木本雛子としての人格はこの三人に全く無視されようとしていた。

 思わず顔を歪めるあたしのほうを見て、真希がにやりと笑った。

 その悪意に満ちた顔を見た時、あたしの中を言い知れぬ不安が駆け巡った。

「服を脱ぎな、おっさん」

「な!」

「ほら、全部脱ぐんだよ、そしてあたしたちにその醜い裸を見せるんだよ」

「いやです!」

「そお。じゃあ今すぐ警察に行ってもらうもんね」

 あたしの体のおじさんがスカートのポケットからあたしのピンクのケータイを取り出してパチリと開く。

「もしもし、すみません警察ですかぁ、実は……」

「やめてえ〜、脱ぎます、脱ぎますから」

「最初からそう言えばいいのに」

 しゃがみ込んだあたしを見詰めて、あたしの体のおじさんがにやりと笑った。

 ああ、あたしがこんな表情をするなんて……。

 こぼれる涙をこらえて、あたしは服を脱いでいった。

 汚れてしまった背広を脱ぎ、ワイシャツ、ズボン、ランニングと脱ぎ捨てていく。

「へえ〜、あんたブリーフ党だったのかい」

「そんなことどうでもいいだろう。いや、いいでしょう。ほら、早くそれも脱いじゃえ」

「ううう」

 あたしはゆっくりとブリーフを下ろした。 

「かっははは、いい様だねえ」

「かわいい女子高生が今やそんなみっともない体のおじさんか、へへへ」

「そうだ、ねえおじさん、あたしとえっちしようか」

「え!?」

「真希ったら、あなた誰とでもいいの」

「だってこのおっさんのって結構大きいじゃない、アレをココに入れたらどんな感じなのか興味あるんだ」

「やれやれ、真希ったら」

 そう言いながらも、あたしの体のおじさんは結構まんざらでもなさそうな顔をしている。

 真希はスカートの中に手を入れると、その豹柄のパンティをするすると下ろした。

「ほら、おじさん、ここ舐めてよ」

 丸めたパンティを片手に、真希が短いスカートをつまみ上げる。

「いや! そんなことできない」

「何でもするって言ったでしょう。この真希ちゃんのアソコを舐めるなんて警察に行くことに比べたら訳ないじゃないの。ほら!」

「う、ううううう」

 真希があたしの顔に自分のアソコを突き出す。真希が、真希がこんなことを……。

 ぺろり。
 
 あたしはこぼれそうな涙をこらえて、舌を出すと・・ソコを舐めた。

「ひゃん、あ、いい」

 ペロペロ。

「あん、あふっ、も、もっと奥まで舌を入れるんだよ」

 ペロ、ペロペロ、ぐすっ、ペロッ、ぐすっ。

「あ〜あ、また泣き始めちゃった」

「ほ〜んと、泣き虫なおじさん」 

「真希、もうそこまでにしときな」

「ちぇっ、しょうがないな。これからだっていうのに」

 そう言うと真希はポケットからタバコの箱を取り出し、慣れた手つきで1本抜き出すと、火を付けて吸いはじめた。

「ぷは〜おいしい」

「おっ、あたしにも1本頂戴」

「はいよ」

 真希がタバコの箱から1本抜き出すと、それを悠美がひょいと受け取った。そのタバコに鮮やかに火をつける真希。
 悠美はそのタバコをおいしそうに吸いはじめた。

 優等生の悠美がタバコを吸うなんて今まで見たことがない。でも悠美はすぐに煙にむせ始めた。

「けっ、けほけほ、あれ? おかしいな」

「その体って、タバコを受け付けないんじゃないの」

「そうか、くそう、残念だなあ」

 悠美がくやしそうにタバコを見詰める。と、その時真希があたしのほうをじろりと見た。

「おい、おっさん、そこで四つんばいになりな」

「え?」

「聞こえないのかよ。そのままそこで四つんばいになるんだよ」

 裸のまま四つんばいになると、椅子代わりにするかのように、あたしの背中に真希が座った。柔らかくってあたたかい真希のお尻の感触が裸のあたしの背中に伝わってくる。

「ふふふ、こうしていると女王様にでもなったみたいな気分ね」

「女子高生から今度は女王様? 全く真希ったら」

「ふふっオジサンってそうしているとまるで豚だね。ほら、泣いてみなよ」

 悠美が恐ろしいことを言い始める。

「う、ううううう」

「豚はブ〜ブ〜泣くんだよ、おらおら」

 背中に座った真希が、調子に乗って左手に持ったタバコの火をあたしのお尻に押し付けた。

「あつっ! ううう、ブ、ブ〜ブ〜ブ〜」

 あたしの口から低いきたない声が漏れる。

「へへへ、言った言った、あ〜汚い汚い」

 真希と悠美がげらげらと笑い声を上げた。

 真希……悠美……いいえ、真希も悠美も、二人とももうあたしの知っている真希や悠美じゃないんだ。中身はいやらしい中年のおじさんたち。

「へっへへ、豚か、豚は縄で繋がなきゃね」

 あたしの体のおじさんがにやにや笑いながら、四つんばいになったあたしの首に首輪をつけ、紐を繋いだ。そしてその紐を片手に歩き出そうとする。

「おら、歩くのよ、真希ちゃんを落とさないようにね」

「あ〜あ、丸々太って、汚くって、ほ〜んと豚そのものだね」

「豚はご主人様の足を舐めるんだよ、ほら」

「いや、もう真希の顔で、真希の声でそんなこと言わないで!」

「うるさい、豚が人並みの口をきくんじゃない。ブ〜と言うんだよ」

 ピシリ!

「あう、ううう、ブ〜ブ〜」

「そうそう、ほら、もっと歩けよ。でもあたしを落とすんじゃないぞ」





 この地獄、いつまで続くのだろう。誰か、誰か助けて……。

 あたしはあたしの体のおじさんが穿いている青いソックスをペロペロと舐めながら、ただ嗚咽するしかなかった。




(終わり)


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