魂インストーラー

作:ecvt


「あぁっ、はっ、い、いくぅー!」
頭にヘッドギアの様な物を装着して全裸で横たわる男性に跨がり、騎乗位で男性の性器を自分のアソコにくわえ込んで激しく上下腰を動かしていただ女性は、絶頂に達するとバタッと男性の胸に倒れ込んだ。
「いやぁ、まさか本物だったとはな、この魂インストーラーが・・・」
そう言いながら立ち上がった女性は下品にもボリボリとお尻を掻きながら床に脱ぎ捨てられていた衣服を身に付けていった。

ベッドで横たわる男性・・・俺、山浦勇治は大学生だ。

とある電気街の裏路地で見つけた奇妙な店で、この「魂インストーラー」なるヘッドギア状の装置を手に入れたのだ。

店主の老人曰く、この魂インストーラーは、Wi-Fiや携帯電話の電波が届く範囲にいる人間に、この装置を装着した者の魂を転送し、その体を支配することが出来るという代物だということだ。
まだ試作品とのことで、半信半疑ながら格安で手に入れた俺は、帰宅すると早速装置を装着した。

ベッドに横たわってヘッドギアから伸びるセンサーをこめかみと目尻に付けると、バイザーをおろした。
視界は真っ暗だ。
そして俺は電源を入れた。

目に直接映像を送るタイプの装置らしく、目に直接起動画面が映り、その後、自分の現在位置を示す地図と半透明のコマンドウインドウも見えた。
「すっげぇ・・・!」
俺はゴクリと生唾を飲み込んだ。
地図の中心にはカーソルが合わされた人型のアイコンがあり、[山浦勇治]と、名前と性別、顔写真のタグがつけられている。

脳波で操作するらしく、コマンドウインドウの[広域]を意識すると、地図の縮尺が変わって俺のアパートの外まで見えるようになり、道行く人のアイコンも歩いていた。

そのうちのいくつかにカーソルを合わせてみると、自分のアイコンの時と同様に、名前と性別、顔写真のタグが表示された。
カーソルを合わせたアイコンの一つをクリックするように意識すると、タグのウインドウが拡がり、詳しいその人のプロフィールが表示され、別ウインドウで[このアイコンに魂をインストールしますか?はい/いいえ]と表示された。
俺はプロフィールもろくに読まずに何の気なしに[はい]を選択した。

とたんに視界が真っ白になり、視野が戻ると、俺は自分のアパート前の道に立っていた。
下を見るとグレーのスーツを着ており、黒い革靴を履いていた。
手は少しシワのある手だった。
「マジかよ!・・・あ、声が・・・」
口から出る声も自分のものとは違う。
慌てて道路のカーブミラーを覗き込むと、見知らぬオッサンが不思議そうな顔をしてこちらを覗き込んでいた。
「誰だよオマエ・・・俺、こんなオッサンと一体化するなんて嫌だよ!」
俺は思わず声をあげた。
道行く人は、カーブミラーを覗き込みながらいきなり大声をあげたオッサンを遠巻きにジロジロと見ていった。
(もう嫌だな・・・!)
俺がそう考えると、視界に半透明のウインドウが映り込んできた。

そのコマンドの中から[アンインストール]を意識でクリックする。
すると、[このアイコンから魂をアンインストールしますか?はい/いいえ]と表示されたので[はい]を選択、途端に俺の眼前は元の地図の画面となった。
「あー、気持ち悪かった!どうせ一体化するなら美女だよな!」
そう考えた俺は、地図を自分の通う大学へと移動させたのだった。

俺は地図の縮尺を色々と変化させて、大学内を検索していると、同級生の高木亜紀のアイコンを学食で見つけた。
彼女は俺と同級生である学年一の巨乳美女なのだが、ゼミが違うため、今まであまり彼女とは会話したことはなかった。

学食のテーブルにある彼女のアイコンの向いには、友人と思われる佐藤留美のアイコンがあった。
しばらく待っても佐藤留美のアイコンが移動しなかったので、たまらず俺は高木亜紀のアイコンをクリックした。
「このアイコンに魂をインスールしますか?はい/いいえ」のウインドウが表示され、俺は迷わず[はい]をクリックした。

途端に視界がパアッと白くなり、視野が戻ると俺は学食のテーブルに座っていた。
目の前には佐藤留美がいる。
「・・・だよねー!」
佐藤留美との会話の途中で俺が高木亜紀に入ったようで、彼女はなにやら俺に同意を求めているようだった。
「え・・・あ、あぁ、そうね・・・」
(あ・・・こ、声が女の・・・高木亜紀の声になってるっ!成功だ!)
俺は会話の内容がわからない為、俺の口から出る高木亜紀の声で適当に話を合わせて空返事をしながら下を眺めた。
下を見ると、髪が目にかかる。
俺はミニスカートをはいており、そこからはムッチリと色気のある脚が伸びており、胸は着ているTシャツとカーディガンを押し出さんばかりに張り出している。
Tシャツの襟元を引っ張って覗き込むと、大きな胸の谷間が見える。
(うおっ!高木さん、噂通りの巨乳だなっ!)
「・・・って、ちょっと亜紀!?自分の胸元なんか覗いて!私の話聞いてるの?」
俺が今や自分のものである高木亜紀の胸元に見とれていると、佐藤留美が会話の途中でそう声にあげた。
「え・・・あぁ・・・聞いてる・・・わよ・・・」
俺は高木さんの声で、慣れない女言葉を使ってそう答えた。
「もう!全っ然聞いてないじゃない!」
まさか会話していた相手の中身が会話の途中で全くの別人に替わってしまったことなど思いもしない佐藤留美は、途中から急に空返事しかしなくなった亜紀に怒り気味だ。
(うわっ、めんどくさい事にならない内においとましますか!)
「ゴメン、留美!ちょっと急用思い出したから行くわ!」
そう言って席を立った俺は、巨乳を揺らしながら駆け足で学食を去ったのだった。

(うわぁ、焦ったぁ!でも高木さんの巨乳って、走るとこんなに揺れるんだぁ!・・・そうだ!トイレの個室でじっくり観賞しよう!)
廊下で立ち止まった俺は、男子トイレに入ろうと扉に手をかけてた。
(あ!俺は今、女の子なんだから、女子トイレにはいらないといけないんだよな!)
俺はクルリと向きを変えると、女子トイレの扉を開け、中に入っていったのだった。

ドキドキしながら初めて女子トイレに入ってみると、横に長い洗面台の鏡の前では、先輩と思われる見知らぬ女性がメイクをなおしていた。
俺は平静を装って何食わぬ顔でその隣に立ったが、彼女はまるで気にする風でもなくメイクを続けている。
(うわぁ、俺が女子トイレに潜入して堂々と女の人の隣に立っても何も注意されないよ!)
俺は正面の鏡を見た。
鏡には当然俺じゃなく、高木さんが映っている。
俺が右手で髪をかき上げると鏡の中の高木さんもかき上げ、俺がウインクすると鏡の中の高木さんもその通りにウインクした。
表情も俺の思い通りだ。
鏡の中の高木さんは、俺の思い通りに百面相をしてくれる。
(ふふっ、面白ぇ・・・!)
ふと横を見ると、メイクをしていた女性が、鏡の前で妙な事を始めた俺を見て怪訝な表情を浮かべている。
(いっけねっ!)
俺は慌てて前髪をなおす振りをしてごまかした。
しばらくするとメイクをしていた女性は女子トイレを後にした。
(よしよし、やっと邪魔者がいなくなったな!では・・・!)
「ジャジャーン!」
俺はカーディガンを左右に開くと、勢いよくTシャツを上に捲り上げた。
鏡には、なんともだらしない表情をして自分のTシャツを捲り上げてブラに包まれた巨乳をこちらに見せつけている高木さんの姿が映っている。
「うぉーっ、でっけぇーっ!」
俺は思わず高木さんの声でそう声をあげた。
ジャンプしてみると、ブラに包まれているにも関わらず、大きく揺れる。
「うわぁ、面白ぇ!」
鏡の中の高木さんも、興味津々という表情でこちらを見つめている。
そのまま俺はブラを上にズリ上げた。
「うぉっ!高木さんの乳首、ピンクで綺麗だなぁ・・・!」
両手の人差し指でプルプルと高木さんの乳首を弾いてみる。
「あんっ・・・!敏感っーっ!」
鏡の中の高木さんは、人差し指で自分の乳首を突っつきながら嬉しそうに喘いでいる。
それから俺は高木さんの胸を両手で掬い上げてみた。
「さっすが!おっきくても張りがあって、全然垂れてこないっ!」
鏡の中の高木さんも、両手で自分の胸を掬い上げて嬉しそうにしている。
「じゃあお次は・・・」
俺はゆっくりとミニスカートを捲り上げた。
鏡の中の高木さんは妖艶な表情を浮かべながらミニスカートを捲り上げていき、純白のパンティが露になった。
「さぁて、中は・・・」
俺が高木さんのパンティに手をかけたその時、女子トイレの扉が開き、また見知らぬ女性が入ってきた。
俺は慌てて身なりを整えると、個室の扉を開け、中に入った。
(あとは個室でじっくりと・・・ん!?)
個室に入っ瞬間、視界が暗転し、元の地図画面となった。
(な、なんだ!?どうなったんだ?)
慌てて画面を見ると、高木さんのアイコンが見当たらない。
どうやら個室の辺りはWi-Fiや携帯の電波圏外のようだ。
(くそっ・・・!)
少しすると、地図画面の洗面台辺りに再び高木さんのアイコンが現れ、女子トイレから出ていった。

すると、佐藤留美のアイコンが廊下に佇む高木さんのアイコンに近付いてきたのが見えた。
(ん?すぐに高木さんに・・・そうだ、どんな会話するか、客観的に見てみるか・・・!)
俺は同じ廊下にあった水野美樹と書かれたアイコンをクリックした。

すると、視界が真っ白になり、視野が戻ると俺はチアリーダーの格好で廊下に立っていた。
手には部員勧誘のビラを持っている。
(・・・あらら、まさか俺がチアリーダーの格好で大学の廊下に立つコトになるとはな!面白ぇ!そうそう、二人の会話を聞かないと・・・!)
俺は適当にビラ配りをしながら二人の会話に聞き耳を立ててみた。
「・・・ちょっと亜紀!いきなり携帯もバッグも置いて学食出て行っちゃって、一体どうしたのよ?はい、携帯とバッグ!」
佐藤留美は、俺が学食の椅子に置きっぱなしにしてきた携帯とバッグを持ってきてくれたようだ。
「・・・え?私、いつの間に学食出て行ったの・・・?」
高木さんは混乱している様子で携帯とバッグを受け取った。
「へ?何言ってんのよ!あなたがいきなり[急用が出来た]って言って学食出て行っちゃったんじゃない!」
高木さんは更に混乱しているようだ。
(あらら、俺がなんとか収拾してあげないとな・・・!)
ビラを配るのもそっちのけで水野さんの胸や脚やお尻を擦りながら話を聞いていた俺は、すぐさま水野さんの身体から自分の魂をアンインストールした。
そしてすぐに佐藤留美に自分の魂をインストールした。
視野が戻ると、目の前に高木さんがいた。
辺りを見回すと、チアリーダーの水野さんが辺りをキョロキョロと見た後に首を傾げながらもビラ配りを再開していた。
(ふふふ・・・水野さん、ご協力ありがとう!)
そして目の前にいる高木さんは俺に何か話し掛けてきた。
「なら留美が言うように医務室に行ってみよっかな、留美、一緒に行ってくれるカナ?」
と彼女は言った。
(はぁ!?医務室ぅ?ちょっとの間に佐藤さんが[医務室行ったら?]的な余計なこと言ったんだな!)
「ヤダ、冗談よ、冗談!そんな記憶がパッと抜けることなんてよくあることよ!気にしない気にしない!」
俺は佐藤さんのフリをしてそう言った。
「え・・・そ、そうなの・・・」
高木さんは、自分が心配だから医務室に行けと言った直後にそれを全否定した留美にちょっと釈然しない感じでそう言った。
「もう!しつこいわね!私は忙しいの!くだらないコトいつまでも気にしないでね!」
と、強引に納得させると、佐藤さんからアンインストールし、今度は高木さんにインストールした。

視界が戻ると、今度は佐藤さんが目の前にいる。
「医務室には行かないわ!さっきはちょっと気にしてる風に言ったケド、実は私、こういうことよくあるから全然気にしてないの!じゃ、携帯とバッグありがとう!」
と高木さんの声でそう言うと、呆然としている佐藤さんを残して駆け出したのだった。
早速俺は自分のアパートに向かった。

植木鉢の下に隠してある合鍵でドアを開けると、中に入っていった。

「ただいまー、っていうか、お邪魔しますなのかな?」
なんてコトを言いながら部屋に入った俺は、鏡の前に立ってみた。
「うわぁ、マジで高木さんだよ・・・高木さんが俺の部屋で・・・すっげぇ・・・あふっ・・・」
鏡の中には、Tシャツ越しに自分の胸を揉みながら、驚きと喜びが入り混じった表情を浮かべた高木さんがこちらを覗きこんでいる。
「あふぅ・・・この絵面・・・興奮するなぁ・・・あぁっ・・・くっ・・・」
鏡の中の高木さんは上気した感じで鼻息も荒く自分の胸を揉み続けている。
「あぁん!山浦くぅん・・・好きよ・・・私ったらイケナイ子・・・山浦くんが寝ている隙に合鍵で部屋に入って、勝手にオナニーしちゃうなんて・・・あぁん!」
Tシャツの上からブラをズリ降ろした俺は、Tシャツにぷっくりと浮かぶ高木さんの乳首をワザとTシャツ越しに弄くった。
「高木さん・・・いやらしい・・・くうっ、乳首だけで・・・はあっ・・・お、女ってこんなに気持ちよかったのか・・・いいなぁ・・・」
鏡に映る高木さんのその姿に更に俺は興奮した。
「私っていやらしい!こぉーんなに濡れ濡れぇ!私の方は準備完了よっ!早く山浦くんのチン○をココに挿れたいわぁ!」
全裸になり俺本体をも全裸にした俺は、鏡をベッドの前に持っていくと、鏡を見ながらパイズリをした。
「うわぁ!あの高木さんが俺のチ○ポをパイズリしてくれてるよ!あぁ!興奮っ!」
鏡に映る高木さんのパイズリ姿に、俺本体も興奮が連動しているのか、すぐに俺のイチモツはギンギンに勃起した。
「はぁ・・・山浦くんのチン○っておっきくって素敵っ!なんてな!・・・じゃ、いっただっきまーす!」
そう言った俺は、横たわる俺本体に騎乗位で跨ると、いきり勃つ自分のイチモツを挿入した。
「はうっ・・・こっ、これは・・・いいっ・・・!!!と、止まらないっ!」
鏡に映る高木さんは興奮した表情で一心不乱に腰を振っている。
その姿に更に俺は興奮して気持ち良くなっていった。
「あはぁっ、た、高木さん・・・あぁっ、はっ、い、いくぅー!」
高木さんとして絶頂に達した俺は、バタッと男性の胸に倒れ込んだ。

「いやぁ、まさか本物だったとはな、この魂インストーラーが・・・」
しばらくしてからそう高木さんの声で言いながら立ち上がった俺は、下品にもボリボリとお尻を掻きながら床に脱ぎ捨てられていた衣服を身に付けていった。
「あ、バイトの時間だ!そろそろ元に戻るとしますか!」
大きくあくびをしながら外に出た俺は、高木さんのまま大学の学食の机に座ると彼女の体からアンインストールして元の体に戻ったのだった。

「あー、面白かった!まだまだこの魂インストーラーには機能があるみたいだからまた色々試してみよっかな!」
元の体に戻った俺はバイトに出掛けたのだった。





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