必殺の薬「PPZ-4086」・・・あいつの想い
 
 

僕は忠雄。今年で18歳になる。とある私立高校に入学した。今は大学受験のために一人でアパートを借りて勉強している。
先日、気晴らしにインターネットをしていると、変わった通販のページを見つけた。

「あなたのほしい物が必ずあります。代金は気に入って頂けた方がお支払いください。」

と書かれていた。どんな商品があるのか、いろいろと調べてみると、通常では考えられないような物がずらりと並んでいた。
その中のひとつに、僕の目を奪った商品があった。

「PPZ-4086」・・・この薬を飲むと、幽体離脱することが出来ます。

僕は小さいころから他人になりたいという気持ちがあったので、この薬を注文することにした。
この薬の価格は3万円。アパート暮らしの僕にとっては高い値段だが、気に入らなければ払う必要がないのだ。
とりあえず購入ボタンを押した。
すると、ドアをトントンとたたく音がした。
「誰だろう?」僕はドアを開けた。すると宅急便だった。「荷物をお届けに参りました。こちらにサインをお願いします。」
僕はサインをして小包を受け取った。配達人が帰った後、早速中身を見てみると、なんと今注文した薬が入っていた。
「どういうことだ・・・」不安にかられながらも、僕は薬の説明書を読んだ。

・・・PPZ−4086・・・

この薬を一粒、水といっしょに飲んでください。あなたの体から魂だけが抜け出ます。
効果は5時間です。効果が切れると自動的にもとの体に戻ります。

えらく簡単な説明書であった。とりあえず僕はこの薬を飲んでみることにした。コップに水を入れて薬をいっしょに
飲み込んだ。飲み終えた僕は、何の異変もなかった。

「なんだ、ぜんぜん効果がないじゃないか。これじゃ金なんて払えないな。」

そう思ってテレビを見ようとしたとき、急に眠気が襲いだした。猛烈な眠気に立っていることが出来ず、そのままバタンと
倒れこんでしまった。
 

・・・どのくらい経っただろう。ふと目を覚まし時計を見てみると、さっきから5分しか経っていなかった。

「いったいなんだったんだ。」

と思い、またテレビをつけようと思った瞬間、自分の体が床に横たわっているのが見えた。

「えっ。」

僕は一瞬、何が起こっているのかわからなかった。しかし、さっき薬を飲んだせいでこうなったんだろうと直感した。
我に返った僕は、改めて横たわっている自分を見つめなおした。呼吸をしており、ただ眠っているように見える。
ということは、今の僕はいったい何なんだ!
そう思い、鏡を見てみると僕の姿は映っていなかった。

「これが魂になったということか」

僕は感動していた。こんなことがこの世の中にあるんだ。
魂になった僕は、深呼吸した後にジャンプしてみた。ジャンプしたというよりそのように念じたというところか。
すると、天井をすり抜け、屋根をすり抜けて外へ出てしまった。

「空を飛んでるみたいだ。」

僕はそう思い、空中を移動した。自分が思ったとおりの方向へ移動できる。
僕は、この薬を使ってこれからの学生生活をエンジョイできることを確信した。
とりあえず元の体に戻ってみようと思い、床の上にある体に幽体を重ねた。
頭がクラッとする感じがしたが、目を開けてみるといつもの部屋が見えた。
体を起こすと、いつもの自分に戻っている。

「簡単に戻れるぞっ!」

そう言いながら、明日高校に行くのを楽しみにして今日は寝ることにした・・・
 
 

次の日・・・
 
 

僕は朝、食パンとコーヒーを飲んだ。いつもはジャムをぬって食べているのだが、今日はあいにく切らしていて
バターだけぬった。その後、いつものように制服を着て髪の毛を整え、高校へと向かった。もちろん、あの薬を
忘れないようにかばんに入れた。電車に乗り、高校の正門にたどり着いたときに、僕は後ろから肩をポンとたたかれた。

「ん?」

振り向いてみると、隣のクラスにいる昔からの親友、康司だった。

「よう!おまえ最近すごく元気そうじゃないか。何かあったのかよ。」

康司はそう言うと、僕の横に並んで歩き出した。

「別に何もないよ。」

僕はそう答えた。薬の事は、今は親友にも知られたくない。

「何か隠し事してんじゃないだろうな。おもしれー事あったら俺にも教えてくれよ。」

「だから別に何もないって!」

僕は少しムキになって答えた。

「あやしいな。誰か好きな子でも出来たんじゃないのか?」

康司はニタニタしながら僕に問いかけた。

「そんなことあるはず無いだろう。僕は毎日何も変わらない生活をしてるんだ。
今は勉強が一番なんだからほっといてくれよ。」

僕はそう言って、早足で校舎に向かった。

「おい、待てよ!俺が悪かったよ。実は聞いてほしいことがあるんだ。」

康司はそう言って、また俺の横に並んだ。

「実はな、俺、前から気になっている子がいるんだ。ほら、おまえのクラスの中井由樹さん。何とか親しくなりたいんだけど、
彼女はいつも女子生徒に囲まれているからなかなか話すことが出来ないんだ。」

「ふーん。なるほど。それじゃ、彼女が一人になった時に話せばいいじゃないか。」

「それが出来ればおまえに話さないよ。おまえは俺の親友だろ。何とか彼女を
一人にしてくれないか。」

「僕だってそんなことできないよ。ほとんど女性と話したことが無いのに。無理だって。」

「そこを何とか頼むよ。こんなこと相談できるのは忠雄しかいないんだよ。なあ!
彼女に一人で音楽室に来るように言ってくれよ。」

「そんなこと出来ないって。彼女は人気者なんだ。絶対一人になんかならないって。」

「そう言わずに頼むよ。なっ、放課後3時半に待ってるから。それじゃ、よろしくなっ!」

「おいっ!康司っ!無理だってばっ!」

僕がそう言ったのを無視して、康司は走っていってしまった。

「急にそんなこと僕に言われてもどうやって話せばいいんだ・・・んっ!」

僕はいい事を思いついた。

「よし。康司の願いをかなえてやるか!」

そう言ってニタッと笑った後、僕は教室へ向かった。
 
 

教室に入ると、ほとんどの人がもうそろっていた。僕は教室を見渡し、彼女を発見した。
彼女「中井由樹」は、僕と同じクラスである。スポーツ万能で、男性のみならず、女性からも好かれていた。
誰とでも分け隔てなく接し、周りをいつも明るくする存在だ。肩まである髪の毛は少しウェーブがかかっており、
やさしい目をしてみんなと話をしている。綺麗か、カワイイかというと、綺麗な方である。
しかし、決してそれを鼻にかけたりすることはない。そんな彼女だからみんなに好かれるのだろう。
でも、そんな彼女と僕はほとんど話したことが無かった。
僕は積極的な方ではないので、自分から声をかけるということは絶対しなかった。
彼女もぜんぜん僕を意識しているようには思えなかったので、ただ同じクラスにいるだけという感じだった。
でも今日はいつもの僕とは違うんだ!なんせすばらしい薬を持っているんだから。
僕はとりあえず、午前中、おとなしく授業を受けることにした。

「キーンコーンカーンコーン」

午前中の授業が終わった。みんな弁当を食べたり、売店へパンを買いに行ったりしている。
僕も売店へ行き、おにぎりとジュースを買った。そして急いで教室へ戻って一気に食べた。
その後、薬をこそっと取り出し、口に含んだ後ジュースを流し込んだ。僕はそのまま机に伏せて、寝る体勢を取った。
これで周りからは昼寝しているように見える。
しばらくして僕の魂が体から抜け出た。ふわっと宙に浮いて、みんなが下に見える。僕の体は机に伏せたままだ。

「よし、成功したぞ!」

僕はそう想い、彼女の元へ向かった。
彼女は昼食を取った後、数人の女子生徒と楽しそうに話をしていた。僕は彼女と話がしたいと思った。
そこで、周りにいる女子生徒に乗り移ることにした。

「どの子にしようかな。」

僕はくるくると周りを飛びながら考えた。

「よし!」

僕はそう言って、由樹さんの右に座っている「和美」をターゲットにした。

和美は僕にしては珍しく、よく話をする女性である。とても活発で、大きな声を出しながら恥ずかしげもなく話している。
ロングヘアーで、見た目はそれほど不細工ではない、というかカワイイ方である。
和美には、ほとんど馬鹿にされっぱなしだったが、ゆいいつ親しく出来る女性だった。
だから、彼女の口調や性格などは大体わかっていた。
僕は和美の背後から少しずつ体を重ねていった。和美はふんふんと話を聞いていたが、僕が体に入りだすとビクンと体を震わせて目を見開いた。僕はそのままスーッと彼女の体に溶け込んでいった。

和美は体はの力がフッと抜け、目を閉じて椅子にもたれかかった状態になった。ほかの女子生徒は由樹さんのほうに気を取られていて、和美の変化にはぜんぜん気付いていないようだ。

僕は、暗闇で少しづつ目を開けた。明るい光が差し込んだ後、目の前に由樹さんが現れた。
下に目を向けると、白いブラウスに包まれた二つのふくらみが見えた。
その向こうには、紺色のスカートがあり、綺麗な2本の太ももが並んでいる。

「和美になったんだ!」

僕はそう思い、周りに目をやった。首を振るたびに髪の毛が頬を撫でる。

「シャンプーのいいにおいがするなあ。」

僕はそう思いながら、手や太ももを擦っていた。女の子らしいきめ細やかな肌をしている。

「和美!あんたさっきから手や足を触って何やってるのよ!」

僕の前に座っているさとみがそういった。僕は不意に話しかけられたので戸惑ってしまった。

「えっ。えーと・・ちょっと足がかゆくて・・・。」

僕は和美の声で適当な事をしゃべった。

「あんた、虫にでもかまれたんじゃない?」

そう、さとみが言った。

「大丈夫?」

隣にいる由樹さんがそう言って僕の顔・・・いや、和美の顔を見つめた。
僕は顔が赤くなってしまった。

「大丈夫だって!」

僕はそう言ってうつむいた

「それならいいけど。」

由樹さんはそう言って手を離した。そしてまたみんなと話し出した。
僕は話を聞きながら適当に相槌を打った。由樹さんがどんな話し方で、どういう性格かを改めて確かめるためだ。
いろいろ聞いているうちに、彼女の性格がなんとなく分かった。僕も由樹さんが彼女ならいいなあと思った。
でも、今日は康司のために一肌ぬいでやるんだ!
そう心に決めていた。
昼休みのチャイムが鳴り、午後の授業が始まろうとしていた。次の授業は国語だ。
国語の先生はもう60歳くらいのおじいさんで、
みんなほとんど聞いていない。みんな寝ていたり、授業を聞かずに教室からでる生徒もいた。
僕は和美を席に座らせて、自分の体へ戻ろうとした。
しかし、僕のイタズラ心がそうさせなかった。

「和美の体ですこしイタズラするか!」

僕は、ニィッと笑った。そして、和美のかばんに入っている手鏡を取り出し、顔を映し出した。鏡には和美が覗き込んでいる。

「私は和美よ。」

僕はそう言ってニコッと笑った。鏡の中の和美もニコッと笑う。そのあと、僕はみんなに気付かれないように、そっと両手で胸を揉んだ。両手にブラウスの生地の感
触が伝わり、その奥にある柔らかい胸の弾力が伝わってくる。

「ああっ!」

僕は小さく声を出した。胸を揉まれる感触と、揉んでいる手の感触が一度に伝わってくる。

「きもちいい・・・」

僕はそう思った。それから、ブラウスのボタンを2つ外して、片手をブラウスの中に入れた。
そして、胸の前にあるブラジャーのフックを外して、直接胸を揉んだ。

「うっ・・・うんっ・・・あっ・・・」

僕の口から和美の切ない声が発せられた。とてもいやらしい声だった。

「直接触るとすごく気持ちいいな・・・」

快感に酔いしれながらも僕はますますエスカレートしていった。
僕は和美が持っている携帯電話を取り出した。
そして、バイブレーション機能を働かせた。携帯電話はブーッと小さな音を立てて震えだした。
僕は両足を広げてスカートを少し上にずらした。もともとひざの上までしかないスカートを穿いているので、すぐにパンティが見える。僕はパンティの中に携帯電話を
スッと忍ばせた。和美の大事な部分に当たるように少し奥まで滑り込ませる。
携帯電話が和美の大事な部分を振動させる。

「うわっ!」

僕は両手で口を押さえて、声が出るのを必死でこらえた。すさまじい快感が体を貫く。

「ああっ・・・す・・すごく・・きもち・・いい・・・」

僕は両足のかかとを浮かせてキュッと足を閉じていた。
体が熱くなり、ジワジワッと中からいやらしい液が出てくる。

「はあっ・・・はあっ・・・い・・いいっ!」

どんどん快感が大きくなってくる。

「んあっ・・・・う〜っ・・・もう耐えられない・・・・んんっ!」

彼女の体はとても敏感で感度がよかった。
このままでは失神してしまうかもしれないと思い、とりあえず和美の体から抜け出た。

しばらくして、和美が目を覚ましたようだ。

「んんっ・・・えっ!・・・なにっ!」

和美は、気付いたとたん体中に駆け巡る快感に支配された。

「ああっ・・いや〜っ!」

和美は両手をスカートの上にかぶせた。

スカートの中では携帯電話が彼女の大事な部分で振動を続けている。

「ああ〜っ・・なんで・・・急に・・・こん・・な・・・あっ・・あんっ!」

和美は体をぴくぴくさせながら机に体をすり寄せて腰を浮かしている。

「あんっ・・・あんっ・・・い・・・き・・もち・・・あふっ・・・」

彼女はスカートの中に手を入れ、携帯電話で膨れ上がっているパンティに手を当てた。

「な・・なによ・・これ・・・」

そう言うと、彼女はパンティの中に手を入れて携帯電話を取り出した。
体中に走っていた快感が薄らいだ。

「な・・なんで・・・パンティの中に携帯電話が入っているのよ・・・」

彼女はそう言いながら自分の愛液で濡れた携帯電話をハンカチで拭いた。
パンティはもうぐちょぐちょになって、スカートにしみがついているようだ。
僕は日ごろ馬鹿にしているお返しだ、と思いながら、授業が終わるのを寝て待った。
 

「キーンコーンカーンコーン!」
 

あっという間に今日の授業が終了した。
みんな一斉に帰りだす。5分とたたないうちに一人もいなくなった。時間は3時10分。康司との待ち合わせの
時間まで20分ある。
僕は、また薬を飲んだ。机の上に体を預けて魂となって体から抜け出た。

「さて、由樹さんを探さないと。」

そう言って、教室の壁をするりと抜け出した。
由樹さんはバレーボール部に入っている。それほど身長はないが、すばやい動きとジャンプ力でレギュラーの座を
守っている。
僕は女子更衣室に忍び込んだ。女子バレー部の生徒が着替えをしている。
その中に、由樹さんの姿を発見した。彼女は白い体操服に赤いブルマーを穿き、白い運動シューズを履いている。

「おおっ!そそるなぁ・・」

僕はそう思い、しばしその行動を見学していた。体操服をブルマーの中に押し込み、ブルマーからパンティがはみ出さないように
指でブルマーをなぞっている。

「さあ、練習に行くわよ!」

一人の女子生徒の合図で、みんな体育館へ向かいだした。
丁度タイミングよく、由樹さんは一番後ろにいた。

「今だっ!」

僕はスルリと由樹さんの体に入り込んだ。

「ああっ!」

由樹さんはそう言って床に両膝をついた。
僕は急いで体勢を立て直して、スッと立ち上がった。

「由樹。どうしたの?」

前を歩いていた女子生徒が話し掛けてきた。

「ううん。足が滑っちゃって。わたし、ちょっとトイレに行って来るから先に行っててくれる。」

僕はそう言うと、小走りでその場から立ち去った。
由樹さんの体はとても軽く感じられた。振り向くと、廊下のガラスに由樹さんの顔が写っている。

「フフッ・・」

僕はうれしさのあまり、つい笑ってしまった。彼女の体を今、まさに僕が動かしている。
僕は彼女の体をじっくり見たいと思い、化学室に入った。
そこには全身を映し出すことが出来る大きな鏡がある。
由樹さんとなった僕は、鏡の前で立ち止まった。
体操服に、ブルマー姿の由樹さんが目の前に立っており、じっとこちらを見ている。

「ああ、なんて綺麗なんだ・・・」

僕は由樹さんの声でそう言った。

「忠雄さん。あなたの事がずっと好きでした。」

由樹さんの体で、僕はそう言った。本当に僕に言っているように思える。

「あたしの事が嫌いですか・・・」

切なそうに、そう言ってみる。潤んだ瞳で由樹さんがそう問い掛ける。
僕はゾクッとした。彼女はこんな顔をするんだ。
次に、鏡に背を向けて、中腰になりお尻を突き出す。

「どう、あたしのお尻。きれいでしょ」

僕はそう言いながら両手でブルマーの上からお尻をぎゅっと揉んだ。

「あんっ。そんなに乱暴にしないで」

僕は鏡に映る由樹さんのお尻を見ながらそう言った。
やっぱり由樹さんの体はすばらしい。康司に触らせるのはもったいないな。
僕はそう思いながら、ふと時計を見た。
3時27分。やばい!急いで音楽室に行かないと康司が待ってるんだ!
僕は化学室をでると、走って音楽室へ向かった。
 

そして、ガラリと音楽室のドアを開けた。

「ゆ、由樹さん!来てくれたんですか!」

康司はそう言って、笑顔を見せた。

「遅れてごめんなさい。ちょっと用事があったから・・・」

僕は由樹さんの声でそう言った。走ったせいで、少し声が上ずっている。

「いや、いいんですよ。由樹さんとお話できただけで、胸がいっぱいです。」

康司はそう答えて、赤面している。
かわいいやつだなあ。僕はそう思いながら、彼に少しいい目をさせてやることにした。
僕は、康司の前まで歩いていった。

「康司君、もしかして私のことが好きなの?」

そう言うと、康司は更に顔を赤くした。

「私の体、綺麗でしょ。」

僕はそういい、両手を頭の後ろに当てて腰をくねらせ、ポーズをとった。

「す、素敵です。由樹さん!」

康司の声は裏返っていた。額には汗をかいている。
僕はピアノの椅子に座った。

「康司君、こっちに来て!」

僕は康司を後ろに立たせた。
そして、顔を上にあげて、両手で体操服の襟元をぎゅっと前に引っ張った。
康司の眼には、体操服の中にある二つの膨らみがはっきりと見えた。
康司はゴクンとつばを飲んでいる。胸から眼を離そうとしているが、なかなか
離れないようだ。

「よかったら、あたしの胸、触っていいのよ。」

僕はそう言い、由樹さんの顔でウィンクして見せた。

「ほ、本当にいいんですか」

康司は心臓の音が聞こえてきそうなくらいドキドキしているようだ。
僕はニコッと微笑んで、体操服の上からブラジャーのフックをぱちんと外した。
そして、ブラジャーを腰のあたりまで下げた後、また両手で体操服の襟元を引っ張った。

「痛いからあまりきつく揉まないでね。」

僕はそう言って、康司の方を向いた。
康司は体がガチガチに固まっているようだ。

「仕方ないわね。」

僕はそう言うと、康司の片手を持って、体操服の襟元から中に導いた。康司の手が左胸に吸いついた。

「あんっ!」

由樹さんの口でいやらしい声を上げた。

「ねえ、もっと大きく動かして。」

僕はそう催促した。
康司は、興奮状態に陥っているようで、必死に僕の胸を揉みだした。

「あっ・・あっ・・・」

僕は彼女の声でそう言った。康司の手が体操服の中でモゾモゾ動き回っている。

「んっ・・・どう?・・私の胸・・やわらかいでしょ」

そう言いながら、僕はブルマーの上から股間を擦った。
指で割れ目をスッとさすると、和美の時と同じように快感が襲ってくる。

「んあっ・・・んんっ・・・」

体がだんだん火照ってきた。

「ゆ・由樹さん。僕・もう我慢できないです。」

康司は鼻息を荒くしながらそう言った。

「ま、まだよ・・・」

僕はそう言って椅子から立ち上がった。そして康司の前で後ろ向きに立った。

「ねえ、後ろから私の体を触って!」

僕は康司にそう言った。

「は、はい」

康司は素直にそう答えて、後ろから体操服の中に手を入れ、両胸を揉みだした。

「あんっ・・・いいわ・・もっと激しく揉んでちょうだい・・・」

そう康司に言った。康司は大きく円を描くように胸を揉んだ。そして乳首を引っ張ったり
つねったりした。

「んんっ・・いいわ・・次は下をお願い・・」

僕はそう言って細くて綺麗な手で赤いブルマーのゴムを引っ張った。すかさず康司の手がブルマーの中へ
進入する。僕は手を奥に導くように両足を大きく開いた。
康司の手はすぐにパンティの中へ潜り込み、直接感じる部分を攻撃する。

「ああっ!・・・す・・すごいわ・・康司く・・ん・・・あっ」

康司の指は感じる部分を一通り触った後、その下の穴まで伸びてきた。そして2本の指をズブズブッと中に押し込んだ。

「んあっ・・・あっ・・あっ・・あっ・・・」

僕は康司の指が出入りするたびに声を上げた。

「んんっ・・・康司君・・・す・・すてき・・よ・・」

そして、

「康司君のを入れてほしい・・・」

僕はそう言った。由樹さんの体は十分に受け入れる体勢が出来ていた。僕はブルマーとパンティを膝のあたりまで下ろし、
ピアノに手をついて、両足を開き、お尻を突き出した。整ったお尻が、康司の目の前にある。

「うおおおっ!」

康司はそう叫んで、ズボンとトランクスを脱いだ。そこにははちきれんばかりのおおきな相棒があった。

「由樹さん!」

そう言って、両手で僕の腰をしっかり抑え、僕の体の中に挿入した。
ヌプヌプッと康司の相棒が入ってきた。

「うああっ!」

僕はそう叫んだ。

「由樹さん! 由樹さん!」

康司はそう叫びながら必死に腰を動かす。
僕は足がガクガクと震え、体に力が入らなかった。

「ああっ・・あっ・・あっ・・す・・すご・・いっ!・・・んああっ!」

僕はあまりの快感に気が遠くなりそうだった。両手で必死にピアノを掴んでいた。

「だ・・・やっ・・・も・・・もう・・だ・・だめっ・・ああっ」

僕は津波のように襲い掛かる快感に気絶寸前だった。

「で・・・でるっ!」

康司はそう声を上げると僕のお尻めがけて勢いよく精射した。

「あああああっ!」

僕も同時に絶頂を迎えた。頭の芯をグラグラ揺らされているような感覚になって、その場に倒れこんだ。
康司も、ぜーぜー言いながら椅子に座り込んだ。
僕は頭がぼーっとしていて、ふわふわと浮いているような感じがした。
どのくらい経っただろうか。やっと体の感覚が戻ってきて、普通に話せるようになった。
康司は遠くを見つめているようである。

「康司君。どうだった?」

「由樹さん。僕はもう死んでもいいです」

康司はそう答えた。

「今日のことは二人の秘密よ。絶対誰にも話しちゃだめ。私はあなたのことを知らない振りするからもう話し掛けないでね。」

僕は、康司にそう言った。

「どうしてですか?二人で確かめ合ったじゃないですか!」

康司は不満そうにそう言っている。

「今日は特別な日なの。だから全部忘れてね。」

僕はブラジャーを付け、服装の乱れを整えた後、彼のもとを離れた。
康司はずっと僕の方を見ていた。

さて、康司にもいい思いをさせてやったし、ここらで戻るとするか・・おっと、その前に彼女を元の場所に戻してあげないとな。
時間はもう5時になっていた。そろそろ部活も終わる時間だ。僕は由樹さんの姿で女子更衣室に戻って椅子に座った後、彼女の
体から抜け出した。その後、すぐに部活を終えた女子生徒が戻ってきた。

「あっ、由樹!なんで部活にこなかったのよ!」

「いったいどこへ行ってたの?」

みんなは彼女にそう問いただした。

「えっ、私・・・確かみんなと一緒に体育館へ行こうとして。それから・・・」

由樹さんはそれからの記憶がないようだ。

「私、いったい何してたんだろう?」

不思議に思いながらも、結局更衣室で寝てしまったのだろうということになり、今回の出来事は何もなかったことになった。
次の日、うれしそうに康司が話し掛けてきた。

「忠雄!昨日は本当にありがとなっ!俺、おまえのこと本当に親友でよかったと思ってるよ!」

そう言って、走っていった。

「別にいいのに。僕も楽しい思いをしたから・・・」

そうつぶやき、またいつもの生活を始めたのである・・・
 

終わり

本作品の著作権等について

   ・本作品はフィクションであり、登場する人物・団体名等は、すべて架空のものです
   ・本作品についての、あらゆる著作権は、すべて作者が有するものとします。
   ・よって、本作品を無断で転載、公開することは御遠慮願います。
 

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