良晴はエロい高校生。
暇になってはAVを借りに行くし、エロ漫画は立ち読みもする。
レジに立っているのがかわいい女の子でも、平気でエロ漫画を買って帰る性格の持ち主。
自分でも、エロ道を極めていると思っているらしい。
もちろん、そんな性格だから女の子にモテるはずもなく、女友達一人すらいない始末。
でも、そんな良晴にも共通の趣味を持った友達はいる。一人だけだけどね。
それが同じクラスの芳雄だ。
芳雄も良晴と同様、エロかった。
でも、決定的に違うところがある。それは頭脳!
芳雄は頭脳明晰でこれまでにも色々と面白い、いや、エロいアイテムを開発してきた。
優秀なアイテムの中でも、特にこれはっ!というアイテムを2、3紹介しようか。

まず一つ目は、「透明になる全身タイツ」。
テレビのクロマキー技術からヒントを得たらしい。なんで合成映像からそんな発想になったのかは分からないけど。
とにかく、その全身タイツを着るとどんなところでも透明人間になれるんだ。
でも、電池が必要らしくて、もってせいぜい3時間くらいかな。
3時間経ったら、もとの黒い全身タイツにもどっちゃうらしい。
充電に48時間もかかるので、結構不便なものだ。
良晴は、そのタイツを着て外に出たことがあるんだ。
女子高生のスカートをめくってみたり、胸を揉んでみたり。
相手は良晴の存在に全く気付かないからやりたい放題だったらしい。
挙句の果てには、銭湯に行って裸の女性を触りまくったとか。
でも、おどろいた女性が不意に腕を振ったときに良晴の頭に当り、気絶してしまって・・・
そのまま誰も気付かずに3時間経って、姿が見えたときにばれたらしい。
その後はひどい仕打ちだったとか・・・

次の発明品は、「惚れ薬」。
相手に飲ませると、飲ませた人を好きにならずにはいられないという代物だ。
これは試作品だったので、効き目は5時間しか持たなかったけど、5時間もあれば
十分に楽しめる。
でも、それを渡して飲んでくれる女性なんてまずい無かったから不発に終わってしまったんだ。
それでも、どうしても試したかった芳雄は、良晴を騙して飲ませたらしい。
その後の5時間、芳雄は悲惨な目にあったそうな。
なんせ芳雄より良晴の方が腕力が強かったから・・・

最後の発明品は、「PPZ-4086」。
他人に憑依できる薬だ。
この薬をインターネットで販売すると、かなりの購入者がでたという事。
その資金を元に、芳雄はさらなる発明に取り掛かっているんだ・・・・

そして次の発明品とは・・・・
 
 
 
 

秘密のコンタクトレンズ(前編)
 
 
 
 
 

良晴:「なあ、芳雄。最近なんか面白い発明ないのかよ。」

芳雄:「発明か?あるぜ。」

良晴:「ほんとかよっ!」
 

ここは校舎の屋上。
良晴と芳雄は、昼休みにはいつもここに来て二人で話をしている。
来月、3年生になる二人は春休みを前に、何か面白いことが無いか話し合っているところだ。
 

良晴:「今度はどんな発明なんだ?」

芳雄:「へへっ。教えてほしいか?」

良晴:「もったいぶらずに教えてくれよ、なあっ。」

芳雄:「分かった分かった。実は今、ここに持っているんだ。」
 

芳雄はそう言うと、ごそごそと制服のポケットから小さな箱を取り出して良晴の目の前に差し出した。
 

良晴:「なんだよ、この箱。中に何が入ってるんだ?」

芳雄:「この中にはなあ・・・」

箱のフタをゆっくりと開ける。
すると、そこには綺麗な布に包まれたコンタクトレンズが入っていた。
 

良晴:「コンタクトレンズ?」

芳雄:「そうさ。でも、ただのコンタクトレンズじゃないけどね。」

良晴:「どういう事?」

芳雄:「お前さ、確か目が悪かっただろ。」

良晴:「ああ。」

芳雄:「このコンタクトをつけてみろよ。」

良晴:「おおっ!まさか、そのコンタクトをつけて女の子を見ると・・・服が透けて見えるのか!」

芳雄:「違う違う。そんなんじゃないさ。」

良晴:「じゃあ、どうなるんだよ。」

芳雄:「いいから目にはめてみろよ。それから使い方を教えてやるから。」

良晴:「そ、そっか。」
 

芳雄の自信ありげな言葉に心動かされながら、良晴は両目にコンタクトを取り付けたんだ。
 

芳雄:「おいおい、水もつけないでそのまま目に入れたら痛くないか?」

良晴:「大丈夫さ。そんなの慣れてるからさ。」

芳雄:「そっか。」

良晴:「どうだ。目に入れたぞ。」

良晴はコンタクトを付けた目であたりを見回した。
何人かの女子生徒を見てみたのだが、普段と全く変わらない。
それに、特に見やすくなったわけでもない。
 

良晴:「おい、何ともならないぞ。それにこのコンタクト、度が入ってないんじゃないのか?」

芳雄:「そうさ、度は入ってない。」

良晴:「それじゃあコンタクトレンズの意味ないじゃないか。」

芳雄:「だからそれはただのコンタクトレンズじゃないんだ。」

良晴:「どういう事だよ。」

芳雄:「だから使い方を教えるから。お前はほんとにせっかちだなあ。」

良晴:「何か起きるんだろっ。早くやってみたいんだよ。」

芳雄:「分かってるって。じゃあそのコンタクトの使い方を説明するよ。」
 

そう言うと、芳雄はあたりを見回し始めた。
そして、フェンスにもたれかかってグランドを見ている女子生徒を発見する。
 

芳雄:「良晴。あそこでフェンスにもたれかかっている女の子がいるだろ。」

良晴:「どこだ・・・ああ、あの子か。」

芳雄:「あの子のお尻、プルンとしてかわいいよな。」

良晴:「ああ、ほんとだよ。」

芳雄:「いいか良晴、よく聞けよ。お前は今、コンタクトレンズをはめているよな。
         その状態で、あの子のお尻をずーっと集中して見るんだ。」

良晴:「お尻を集中して見るのか。」

芳雄:「そうだ。目をそらすなよ。ずっと見るんだ。」

良晴:「わ、分かったよ。」

そう言うと、良晴は芳雄に言われたとおりに女の子のお尻に目を集中させた。
制服のスカートがひらひらと風になびいている。

芳雄:「そうそう、その調子さ。すぐに面白い事になるから。」

良晴:「・・・・・」

目の血管が浮き出るほどに集中して見つめる。
すると・・・

良晴:「・・・何かお尻がかゆいな。」

芳雄:「もう少し見ていてくれ。」

良晴:「分かってるけど・・・何かお尻がムズムズするんだ。」
 

しばらくした後・・・
 

芳雄:「よし、もういいだろう。目を離してもいいぞ。」

良晴:「そっか。ああ〜、目が疲れた。」

良晴は女の子のお尻から目を離した。
芳雄は良晴のズボンに隠れたお尻をじっと見ている。

良晴:「どうしたんだよ。」

芳雄:「お前、全然気付いてないのか?」

良晴:「何が?」

芳雄:「あのさ、お前のズボン、きつくなってないか?」

良晴:「ズボンが?・・・そう言えばなんかピチピチなような気が・・・」

そう言ってお尻を手で触ってみると・・・・
 

良晴:「ええっ?!」
 

良晴は驚いてお尻から手を離してしまった。
 

芳雄:「驚いたか。」

良晴:「ど、どうなってるんだ?」

芳雄:「お前のお尻はな、今あの子のお尻と同じなんだよ。」

良晴:「同じって・・・・」

芳雄:「そのコンタクトレンズはな、集中して見た部分を自分の身体にコピーできるんだ。」

良晴:「コピー出来る?ということは、今の俺のお尻は・・・彼女のお尻なんだ!」

芳雄:「そういうことさ。」

良晴:「す、すごいじゃないか芳雄っ!」

芳雄:「まあなっ!それよりせっかく彼女のお尻になったんだ。触ってみろよ。」

良晴:「ああっ!」

そう言うと良晴は、両手で自分のお尻を揉み始めた。

良晴:「うわぁ。すごく柔らかいよ。これはたまらないな。」

芳雄:「だろっ!俺にもちょっと触らしてくれよ。」

良晴:「いいぜ。」

芳雄は周りの生徒から変に思われないように、隠れて良晴のお尻を揉んでみた。

芳雄:「おおっ!めちゃくちゃ柔らかいな。」

良晴:「あっ、そんなにきつく揉むなよ。」

芳雄:「ごめんごめん。あまりにも柔らかくて気持ちよかったから。」
 

二人はしばしそのお尻の柔らかさを堪能した。
 

良晴:「ああ。これはいいや。なあ芳雄、これってどんな部分でもコピー出来るのか?」

芳雄:「いいや、首から上は出来ないんだ。」

良晴:「へぇ〜、そうなんだ。」

芳雄:「ああ。さすがに脳みそまでコピーしたらお前じゃなくなるだろ。」

良晴:「そりゃそうだな。」

芳雄:「でも、首から下はどんな部分でもOKさっ!」

良晴:「という事は、胸もOKだよな。」

芳雄:「もちろんOKさ。」

良晴:「よおし。今度は胸をコピーするぞっ!」
 

鼻息を荒くしながら良晴はさっきの女の子の胸に目を集中させた。
しばらくすると、胸のあたりがムズムズとしてかゆい感じがしてくる。
 

良晴:「なあ芳雄。これっていつコピーが完成するんだ?」

芳雄:「コピーしている部分のかゆみがなくなったときくらいだよ。」

良晴:「そっか。」
 

女の子の胸を見ながら話をする。
かゆみと同時に、自分の胸が徐々に制服を前に押している感覚がする。
 

芳雄:「おっ、お前の胸が膨らんできた。」
 

制服の胸のあたりが膨らみ始めたのを見た芳雄が告げる。
 

良晴:「う〜ん。かゆみがなくなってきた。そろそろかな。」
 

そう言うと、良晴は女の子の胸から目を離した。

芳雄:「立派な胸になっちゃって。」

芳雄が良晴の胸をギュッと掴んだ。

良晴:「あんっ!」

思わずそんな声を出してしまう。

芳雄:「お前、今感じたのか?」

良晴:「感じたって言うか、急に掴まれたからビックリしたんだよ。」

芳雄:「お前も自分で触ってみろよ。」

良晴:「分かってるって。」

良晴は制服の上から自分の胸に手を当てた。
今までぺっちゃんこだった胸が大きく盛り上がり、黒い爪入りの制服を前に押し出している。

良晴:「わぁ・・・・これが彼女の胸・・・」

芳雄:「大きいよな。」

良晴:「ああ。彼女も制服を着ているから胸の大きさが分からなかったけど
          実際に見ているとこれはすごいや。」

良晴はカッターシャツの裾をズボンから出したあと、シャツの中に手を入れて
直接胸を揉んでみた。

良晴:「あっ!」

芳雄:「どうした?」

良晴:「なんか、すごく気持ちいいんだ・・・」

芳雄:「柔らかいだろ。」

良晴:「うん。柔らかいんだけど、その気持ちよさじゃなくて胸から伝わってくる快感が・・・」

芳雄:「あれか、あのPPZ-4086で女性に憑依して自分で触ったときの感覚?」

良晴:「そうそう、あの感じ。胸が感じるんだ。」

芳雄:「いいよなあ。俺もコンタクトレンズつけたいところだけどさ。アレルギーだから無理なんだ。」

良晴:「すまないなあ。俺だけいい思いしてさ・・・あんっ。」
 

胸を揉みながら良晴が答える。
 

芳雄:「俺も後でコンタクトの代わりにメガネで作ろっと。」

良晴:「そうしろよ。結構面白いぜ。このコンタクト。」

芳雄:「実はさ。そのコンタクト、ほかにも面白い使い方があるんだ。」

良晴:「ほかにも?」

芳雄:「ああ。その名も、あやつりコンタクト!」

良晴:「あやつりコンタクト?」

芳雄:「そう。」

良晴:「それはどういう意味なんだ?」

芳雄:「あのな、そのコンタクトでコピーした身体の部分は、元の持ち主と感覚を共有できるってことさ。」

良晴:「共有できる?」

芳雄:「ああ。つまり、お前がコピーした部分に何かをすると、相手も同じように感じるってことさ。」

良晴:「すごいぞ芳雄。お前は天才だよ。」

芳雄:「そんな事は分かってるさ。それよりその方法なんだけどさ。」

良晴:「ああ、どうやるんだ?」
 

と、そのときに予鈴のチャイムが鳴った。
 

芳雄:「ああ、残念だな。もう昼休みが終わっちゃったよ。」

良晴:「せっかくいいところなのに。」

芳雄:「とりあえず教室に戻りながら話そうか。」

良晴:「ああ。ところでオレの身体、どうやったら元に戻るんだ?」

芳雄:「コンタクトレンズを外すんだよ。」

良晴:「そっか。」
 

良晴は目を細めながらコンタクトレンズを外した。
すると、今までパンパンだったお尻がシュルシュルとしぼんでしまった。
胸も同様にふくらみが無くなる。
 

芳雄:「落とすなよ。」

良晴:「分かってるって。」
 

良晴は布に包んで元の箱に戻し、ポケットの中にしまった。
 

芳雄:「相手を見ながらコピーした部分を触るんだよ。」

良晴:「相手を見ながらって?」

芳雄:「さっきお前が女の子の胸をコピーしただろ。」

良晴:「ああ。」

芳雄:「あの後に女の子を見ながら胸を揉んだら、あの子の胸も同じように揉まれるんだよ。」

良晴:「俺が彼女の胸も同時に揉んでるってことか。」

芳雄:「そうさ。彼女は透明人間に胸を揉まれてるって感じかな。」

良晴:「へえっ。そんな事が出来るのか。」

芳雄:「ああ、でもそれだけじゃないんだ。仮に彼女の腕をコピーしたとするだろ。」

良晴:「ああ。」

芳雄:「そしたら、彼女を見ながらその腕を動かすんだ。すると彼女の腕も同じように動かす事が出来る。」

良晴:「なるほどなぁ。まるであやつり人形だ。」

芳雄:「だろっ。足をコピーすれば足を動かすことだって出来る。」

良晴:「という事は、首から下を全部コピーしたら・・・」

芳雄:「もちろん首から下はお前の支配下になる。」

良晴:「それってあのPPZ-4086で憑依したときよりも面白いじゃないか!」

芳雄:「だろっ!だからはじめから面白いって言ってるじゃない。」

良晴:「よーしっ! こうなったらクラスの女子生徒をターゲットにして楽しんでやるか。」

芳雄:「それならあいつにしろよ。上内 永子(かみうち ながこ)に。」

良晴:「永子か。そうだな、彼女はクラスでもトップレベルの容姿をしてるからな。
          それに席も前のほうだし。」

芳雄:「永子ならオレの席からでもよく見えるからさ。彼女の反応が楽しみだよ。」

良晴:「おおおっ!楽しい授業になりそうだぜ。」
 

久しぶりの楽しい授業を期待しながら、二人は教室に入っていた・・・
 
 
 
 

秘密のコンタクトレンズ(前編)・・・・おわり
 
 
 
 

あとがき

暴走しちゃったよぉ!
なんか無性にこの話が書きたくなっちゃって。
内容としては、自分の身体が変化するから変身ものなのかなあ。
でも、相手の身体を自由に動かす事が出来るって言う点では憑依かなあ。
どちらにしても、後編は子供は見ちゃダメですよぉ。
まだまだ暴走しちゃうから!(笑)。
ちなみに、必殺の薬「PPZ-4086」を作ったのは芳雄だったんですねぇ。
私も知りませんでしたよ・・・はははっ。
つじつまが合わなくなるのが怖い・・・(笑)。
 
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