俺は志郎。とある私立大学で4回生をやっている。
俺は小さいころから寝ている間に、ときどき幽体離脱する癖があったんだけど、
最近になって、毎日のように幽体離脱するようになったんだ。
今では、寝ることが出来れば、いつだって幽体離脱できるまでに上達!
そして、この前、ついに他人に憑依できるようになった。
一人目は妹の裕香。そして二人目は駅前にあるフィットネスクラブでインストラクターをしていた
中野恵理さん。
三人目は、海水浴場で見つけた香奈さん。
異性になるってことは、こんなにすばらしい事だと初めて知った俺は、
もっといろんな女性になりたいと、就職活動はほどほどに、綺麗なお姉さんを
探している真っ最中だ・・・・・
 

・・・警察へいこう!・・・

「そこの前の車、止まりなさい!」

ゲーセンへ行くために幹線道路を走っていた俺達は、後ろから聞こえる大きなメガホンの声に呼び止められた。
俺達は仕方なく、側道に車を寄せながら停止た。
パトカーは、赤いパトライトを回しながら俺達の車の前に回りこむ。

「何だよ、いきなり。」

俺は助手席で前に止まったパトカーをにらみつけた。

「俺、そんなにスピード出してたっけ。」

運転していた博和が俺に話し掛けた。

「・・・多分出してなかったと思うけどな。」

ぼーっと景色を見ながら助手席に乗っていた俺は、実際にどのくらいのスピードで
走っていたか、分かっていなかった。
少しして、パトカーから中年のお堅い雰囲気を漂わせた警官と、最近警官になったばかりのような初々しい女性が俺達の車に近寄ってきた。

「おい、おまえ。免許証を見せてみろ。」

博和はポケットから免許証を取り出し、警官に渡した。
警官は免許証を確認した後、

「おまえは今、何キロで走っていたか分かるか?」

「80キロくらいかな。」

とぼけた顔で博和はそう答えた。

「あのな、警察を馬鹿にするのもいいかげんにしろよっ! おまえは制限速度が80キロの
道路を120キロ以上のスピードで走っていたんだ。免許証取り消すぞっ!」

えらい言われ様だったが、実際に速度が記録された紙を見せられては反抗のしようが無い。

「とりあえずパトカーに乗ってもらおうか。」

俺達は、警官の指示に従ってパトカーに乗り込んだ。
前の席には警官と博和が、後ろの席には婦人警官と俺が座る形になった。
博和は住所や名前などを淡々と聞かれ、赤切符に記入されている。
俺は博和のことをかわいそうに思いながらも、隣に座っている婦人警官のことがとても
気になっていた。
婦人警官は、前の二人のやり取りをノートにメモしているようだった。
俺は、チラチラとその容姿をうかがった。
身長は155センチくらいで低めだったが、紺色の帽子をかぶっているその顔はとても小さく、婦人警官にしておくのはもったいないくらいにきれいだった。アイドルが、よく一日警視長官か何かで制服をきて歩いているような感じた。髪の毛は黒くしなやかで肩の後ろくらいまで
あった。帽子と同じく紺色の上下の制服に、白いブラウスを着ている。スカートは少し短く、両足の膝小僧が見えている。スカートから伸びる足は、吸い付きたくなるほどに白く、きれいだった。

「由貴子君、この赤切符、預かっていてくれ。」

「はい。」

警官から赤切符を渡された彼女は、二つ折りにして胸のポケットにしまいこんだ。
俺は彼女のかわいらしい声がもっと聞きたかった。しかし、その願いも空しく、俺はパトカー
から降ろされた。

「おまえ、免許もってるんだろ。おまえの連れは態度が気に入らん。今から警察署に連れて行ってみっちり説教してやる。」

そう言い残して、博和を乗せたままパトカーは走り去ってしまった。

「とりあえず、博和の車を家にもどしてやらないと。」

俺はそう思い、いったん博和の車を彼の家に届けることにした。

「あいつの親になんて言うかな。今、警官にみっちり説教されていますなんていったら
絶対まずいよな。なんせ、あいつの親は元警察官だからな。このままじゃ勘当間違いなしだ。」

俺がゲーセンに行こうなんて言わなかったらこんなことにならなかったから、本当に悪いと
思っていた。

「・・・よし、こうなったら・・・」

俺は博和の家に向かうのをやめ、途中にあったデパートの地下駐車場に車を止めた。

「博和。今助けに行ってやるからな。」

そう心でつぶやきながら、シートを倒して横になった。
しばらくすると不意に眠気が襲ってくる。
その眠気に逆らわずに、俺は深い眠りに入った・・・

ふと気がつくと、俺は自分の体から魂が抜け出していることに気付いた。
幽体離脱が成功したんだ。
俺はためらいもなく、博和が連れて行かれた警察署に向かった。
 

しばらく空中を飛んでいると、目的の警察署にたどり着くことが出来た。
前には数台のパトカーが止まっており、その中には博和が乗っていたパトカーも
止まっていた。

「待ってろよ、博和。」

そう思いながら、警察署の扉をくぐった。
 

中では数人の警官が、市民の対応に追われていた。財布を無くしただの、夫に暴力をふるわれたなどと話している。

「博和は・・・」

俺はさらに奥の部屋に進んで行った。しばらくすると、右の部屋からさっきの警官の怒鳴り声が聞こえてきた。

「おまえは何度言ったら分かるんだ!この馬鹿野郎っ!」

またしてもひどい言われ様をしている。
俺は、このお堅い警官に乗り移って助け出そうと思っていた。しかし、いざ乗り移ろうと
すると、その勇気がでない。こんなおっさんに乗り移るのはかなりの抵抗がある。
俺はしばらく博和が怒鳴られているのを聞いていた。

「うー、どうしたもんか・・・」

そう思案していると、廊下の向こうからさっきの婦人警官が歩いてくる。

「おっ、ラッキー!」

俺はすぐさま彼女の元へ移動した。

「ごめんな、たしか由貴子さんだったよな。あんたの体、しばらく借りるぜ。」

俺はそう言って彼女の体にスッと入り込んだ。

「あっ!」

一瞬体をこわばらせた彼女は、その場に膝をついた。しかし、次の瞬間、俺の意識が彼女の
体を支配した。俺は、膝に少し痛みを感じながらもその場に立ち上がった。
そして、博和のいる部屋に向かって歩き出した。

ふふふ〜ん・・・

俺は鼻歌を歌いながら歩いてみた。彼女のかわいい鼻声がしっかりと耳に届いている。
俺はうれしくなってニターッと変な笑いを浮かべた。
すれ違う警官が不思議そうに俺の顔を見る。

「おっと、やばいやばい。」

そう思いながら、博和のいる部屋の前に着いた。
ドアには、「田中巡査」という札がついていた。

「あいつは田中っていうのか。」

俺はドアをノックした。

「あーっ、何だっ!」

部屋の中から田中巡査の声が聞こえた。

「失礼します。」

俺はかわいい由貴子さんの声でそう言って、部屋に入った。

「あの、田中巡査。至急面会したいという方が来られていますので、
  奥の部屋までお願いできますか。」

「そうか。おい、おまえ。ここでおとなしくしてろよ。」

そう言い残して、田中巡査は奥の部屋に向かった。

「よし、成功っと!」

俺はそう言って、部屋に置いてある鏡の前に言った。
帽子をかぶっていない彼女は、少し大人びて見える。
俺は鏡の前でいろいろなポーズをとって楽しんだ。
紺色の制服がとても似合っている。

「わたしは由貴子。あんな中年警官と一緒に働くのはとーってもいやよ。ふふっ」

彼女の変わりに俺はそう言ってやった。
博和はきょとんとした目をして俺を見ている。

「おっと、忘れるところだった。」

「おい、逃げるぞ、博和!」

俺は博和に手招きしながらそう言った。

「に、逃げるって言ったって。」

博和は戸惑っている。そういえば俺は由貴子さんだったんだ。この体でいきなり
そんなことを言われても訳がわからなくなるだろう。俺は由貴子さんのフリをして
博和に話し掛けた。

「博和さん。これから別の部屋で取調べを行うので、わたしについて来てください。」

俺は丁寧にそういった。

「あ、はい。分かりました。」

よっぽどあの警官にしごかれたらしく、もうどうでもいいやっていう気の抜けた感じだった。

「さあ、早くついて来てください。」

もう一度催促して、俺は博和を部屋から連れ出した。

「さて、どうやって家に帰ろうか。」

俺は頭の中で考えながら、何気なく腰のポケットに手を入れると、なんと車のキーが
入っていた。もしかしたら、さっき乗っていたパトカーのキーかもしれない。
とりあえず俺達は、周りの目を気にしながらも警察署を脱出した。
そして、さっき乗っていたパトカーにキーを差し込んでみる。

「やった!」

カチャンという音とともに、ドアロックが外れる音がした。

「さあ、博和さん。助手席に座ってください。」

「えっ、別のところで取締りをするんですか。」

博和は戸惑い気味だったが、

「いいから早く乗って。」

俺の催促に素直に乗り込んだ。
俺はエンジンをかけて一気に駐車場から抜け出した。
警察署が見る見る小さくなっていく。

「ふう、どうやら大丈夫のようだな。」

俺は運転しながらそう言った。

「あ、あの・・・今からどこに行くんでしょうか?」

博和がおそるおそる問い掛けた。
俺は、ニヤッと笑い、

「どこに行きたい?」

と逆聞いてやった。

「どこって、行き先は無いんですか。」

博和は不思議そうな顔をしながらこっちを見ている。
前の信号が赤になり車をとめた。そして、博和の顔を見ながら

「やっぱりわかんないだろうなあ。俺だよ、俺。志郎だよ。おまえの友人の。」

「えっ。博和? おねえさんは博和の友達ですか?」

訳のわからないことを言っている。

「そうじゃないって。おまえの前でハンドルを握っているこの婦人警官が俺なんだよ。」

俺はウィンクをしながらそう言った。

「はあ? なんであなたが志郎なんですか。」

よく理解できていない博和がそう言った。

「まあ理解できないのも無理ないな。俺がこの婦人警官に乗り移ったんだよ。憑依したの、
憑依!」

「ま、まさかぁ」

博和はぜんぜん信じていない。

「こんなきれいな女性がこんなことするか?」

俺はそう言って、片手でハンドルを握りながら、もう片方の手で制服の上から胸を揉みだした。

「はあっ、あっ・・な、どうだ。これで信じるか?」

いきなり胸を揉みだした彼女を見て、目が点になっている。

「ほ、本当に志郎なのか?」

「何度も言わせるなよ。おまえの親父、元警官なんだろ。おまえが警察に捕まったなんて
聞いたら、絶対勘当されるぞ。だから俺がこうやって助けてやったんじゃないか。」

そう言いながら、胸のポケットに手を入れた。

「ほら、おまえが違反した赤切符だよ。俺、パトカーに乗っているときに彼女が胸のポケット
に入れているの見てたんだ。破って外に捨てな。」

俺は博和に赤切符を手渡した。

「本当に志郎なんだ! 助かったぜ。俺も親父のこと考えてたんだ。もう車なんて乗せて
もらえないだろうと覚悟してたんだよ。ほんと、恩にきるよ。」

博和は赤切符をびりびりに破いた後、窓の外に投げ捨てた。

「おまえの車、この先のデパートにある地下駐車場に止めてあるんだ。そこにパトカーと
この体を置いて逃げようぜ。」

俺はそう言って車を走らせた。

「しかし志郎。おまえ、めちゃくちゃいい体してんなあ。それに、婦人警官とこんな風に話が
できるなんて、一生ない話だよ。」

いやらしい目つきをしながら俺の体を眺めている。

「おい、そんな目で見るなよ。恥ずかしいじゃないか。」

俺はそう言った。

「あのさ、志郎。その男しゃべり止めてくれないか。なんかぜんぜん雰囲気ないんだよ。
やっぱりその体にはかわいい女のしゃべり方がにあってるぜ。」

博和は目をきらきらさせながらそう言った。さっきの疲れた顔がうそみたいだ。
俺は仕方なく、

「そうね。わたしらしくないしゃべり方だわ、博和。わたしのこと嫌いにならないでねっ!」

思いっきり女らしくしゃべってやった。

「そうそう!それだよ。そのしゃべり方!やっぱり女性はこうでなくっちゃ。」

そう言いながら、俺のスカートに手を置いてきた。

「なあ、ちょっと触らせてくれないか?」

ますますいやらしい目で俺を見つめる。まるでエロ親父だ。

「だ、だめよ。運転してるじゃない。事故したらどうするの。」

おれはそう言って博和の手を振り払った。

「頼むよ志郎。ちょっとだけ。なっ、そうだ!足に触ったら危ないから上の方ならいいか?」

俺は博和の勢いに、少しだけ願いをかなえてやることにした。

「じ・・じゃあ少しだけよ。」
 

そう言った。

「よっしゃ!」

博和は、信号で止まったときに助手席から外に出た。そして、俺の後ろの席に座りなおした。

「横からじゃ、ハンドル握っている手が邪魔で触りにくいからな。それに後ろと横はスモークが貼ってあるから外から見えにくいし。」

そう言いながら、俺の顔の横に顔をくっつけて、後ろから体を覗き込んだ。
制服に包まれている二つの胸を眺めながら、

「結構大きな胸をしてるなあ」

と関心している。

「結構いいわよ。わたしの体。胸だって大きいし、ウェストはキュッと引き締まっているの。
 お尻だって形いいんだから。」

俺は冗談を言いながら車を発進させた。

「どれどれ」

博和は周りの車から見えにくいように、運転席の両側から、ハンドルを握っている俺の腕の下から手を回し、制服越しに胸を揉みだした。

「あっ・・こらっ・・いきなり揉むなよっ・・・んふっ」

ハンドルを握る手に力が入る。

「運転席が邪魔で手が届きにくいな。」

博和がそう言いながらもしっかりと俺の胸を揉んでいた。胸を寄せて谷間を作ったり上に持ち上げたりしている。

「ああっ・・・もう・・・博和ったら・・・やめなさい・・んんっ・・あっ」

事故を起こしてはいけないという緊張感と、周りの車から見られているかもしれないという
恥ずかしさから、妙に感じてしまう。

「さて、次は・・」

博和はそう言って、スカートからブラウスの裾を引っぱり出した。
そして、スッとブラウスの中に手をしのばせ始めた。

「ちょ・・ちょっと待った!」

俺はそう叫んだが、博和の両手はそのままブラウスの中を上に移動し始めた。
そして、俺の二つの胸に辿り着いた。
ブラジャーを一気に上にずらす。
襟元からずらされたブラジャーが見えている。
博和の手が、直に胸を揉み始めた。

「やんっ、あっ・・ちょっと・・いいかげんにしないと・・事故るから」

俺はそう言って後ろを振り向いた。

「あっ、ダメじゃん。前向いてないと。そんなことしたら事故るぞ!」

逆にそう言われて、急いで前を見る。
博和の手は容赦なく俺の胸を揉んでいる。
俺の体に快感が押し寄せる。

「も・・もう・・やめてくれよ・・・すごく・・きもち・・よくて・・・」

「いいじゃないか。気持ちいいんだろ。もっと気持ちよくしてやるよ。」

そう言って博和は俺の乳首を指でつまみ出した。
さらに大きな快感が俺の体を包み込んでゆく。

「んんっ!・・・だめだって・・・周りの車にバレるじゃないか・・・はあっ」

「大丈夫だって!誰も制服の中に手を突っ込まれて胸揉まれてるなんて
思わないから。」

そう言って、キュッ、キュッと乳首を摘んだ。
制服の胸の部分が、いびつに変形して動いているのがよく分かる。

「んっ・んっ・やめて・くれよ・・・はあ、うっ・・・んあっ」

俺はボーっと前の車を見つめていた。もう感覚で運転している状態だった。
それでも何とかデパートまで辿り着いた。
地下駐車場に止めてある博和の車の横にパトカーを止めた。
博和はまだ俺の胸を揉みつづけている。

「おい。着いたぞ、んんっ。いいかげんに・・あっ・・・手を出せよ。」

俺はエンジンを切って、制服の中から博和の手を抜いた。
乳首がジンジンとしている。
名残惜しそうに見つめる博和をよそに、

「それじゃあ、パトカーと彼女を置いて帰ろうか。」

俺は彼女の体から抜け出そうとした。

「ま、待てよ、志郎。」
「なんだよ。もう十分楽しんだだろう。」
「違うんだよ。おまえがそのままパトカーで警察署にもどるんだ。そして、あの田中っていう
警官を懲らしめてやってくれないか。」

俺は、なかなかいいアイデアだと思った。俺もあいつのことは大嫌いだ。
「そうだな。この体を使ってちょっとからかってやるか。」
ニヒヒヒと二人で笑いながら、俺は由貴子さんの体のまま、警察署に戻った。

警察署に着くと、案の定、田中巡査が入り口ですごい顔つきをしながら由貴子さんの帰りを待っていた。
俺は、駐車場にパトカーを止めて田中巡査の前に立った。
「由貴子君。ちょっとこっちへ来てくれるかな。」
そう言って田中巡査は奥の部屋に向かった。
俺は彼の後について行った。

部屋に入ると、そこは8畳くらいの少し広い部屋だった。
絨毯が敷いてあり、ソファーとテレビも置いてある。
ちょっとした休憩室のようだった。

「そこに座りなさい。」

田中巡査はそう言った。
俺はソファーに腰掛けた。田中巡査はテーブルをはさんだ向こう側のソファーに腰掛けた。

「さて、君は一体何をしたと思う?」
タバコに火をつけながらそう問い掛けた。俺は由貴子さんになりすまして
「博和君が余りにかわいそうだったのでうそついちゃいました。」

笑みを浮かべながらお茶目にそう答えた。

「自分のしたことが分かっているのか。」

相変わらず冷静な態度で質問を続ける。

「ええ、分かっています。何か問題でも?」

俺の答えに、

「・・・由貴子君、君には失望したよ。まさか、俺をだますなんて思わなかった。」

俺は、

「それじゃあ、失望ついでにいいもの見せてあげる。」

そういって、ニヤッと笑いながら、和義がやったように、ブラウスをスカートから引っぱりだし、その中に手を入れた。
田中巡査はその行為に、タバコを吸うのを忘れいている。
俺は背中に手を回して、ブラジャーのホックを外した。そして、制服を着たままブラジャーを
外し、ブラウスを元通りにスカートの中にしまいこんだ。

「はあ、ブラジャーをしていると何か窮屈な感じがするのよね。やっぱり外すと楽になるわ。」

そう言って、ブラウスの2つのボタンを外した。紺色の上着が邪魔して中が見えにくいが、
手で前にギュッと引っ張ると、ブラウスの中にある二つの胸がよく見えた。
俺は、ニタニタ笑いながら、

「見たいですか?田中巡査も。」

紺色の上着の襟元に手を当てた状態でそう問い掛けた。

田中巡査は、2〜3回咳払いをした後、

「べ、べつに君には興味がないさ。そんなことしたからって許されるものでもない。」

とえらそうに答えた。

俺はそう来ると思っていたので

「それならいいですよ。でも、わたしの胸、とっても柔らかいのにな。」

そう言って、上着の中に両手を入れて、ブラウス越しに胸を揉みだした。

「んっ・・こんなに柔らかいのに・・・あっ・・触りたくないの・・」

上目遣いで田中巡査を見つめる。
田中巡査からは、俺の着ている上着が邪魔して、胸を揉んでいるのが見えなかった。
俺の行為に我慢できなくなった田中巡査はソファーから立ち上がった。
斜め上からは、制服の中で必死に胸を揉んでいる彼女の両手が見える。
そのしぐさは彼の理性を一気に崩すのに十分だった。

「そ、そんなに触ってほしいのなら、触ってやってもかまわんが。」

そう言って、俺の座っているソファーの後ろで立ち止まった。
俺は、田中巡査の顔を見上げながら、フフッと笑顔を作って、ブラウスの襟元を
前に引っ張った。田中巡査からはブラウスの中にある胸がよく見えている。
田中巡査は、無言のまま右手をブラウスの中に進入させた。そして、やさしく胸を揉みだした。田中巡査の指が俺の胸に埋まっていく。俺はわざと感じるフリをして、

「ああっ・・・そ・・そんな・・すごく・・・きもちいい・・」

と喘ぎ声を出してやった。
すると、

「そ、そうか。そんなに気持ちいいか。」

と少し自慢げに言った。
俺はソファーにもたれかかり体の力を抜いて

「あっ・・あっ・・・そんなに・・揉まれたら・・わたし・・・」

いやらしい目をしながら田中巡査を見つめてやった。
そして、スカートを上にずらしてパンティとパンストを一気に脱ぎ捨てた。

「んっ・・ねえ。わたしをどうにかしてっ!」

そう言って、ソファーから立ち上がり、前のテーブルに両手をついて両足を開き、
田中巡査の前にお尻をツンと突き出した。

「ゆ、由貴子君!」

田中巡査はズボンのベルトを外し、トランクスと一緒に膝まで下ろした。
そしてソファーをまたいで俺の後ろに来た。

「い、いくよ。」

そう言って俺の中に進入してきた。
俺の背中に電気が流れたような感じがして、思わずのけぞってしまう。

「うあっ・・・ああっ・・・あっ・・・あっ・・・」

彼の腰の動きにあわせて俺の口からかわいくも、いやらしい声が自然に出る。
しかし、このまま終わったのでは田中巡査にいい思いをさせたことにしかならない。
俺はちょっともったいないと思ったが、このまま彼女の体から抜け出た。
彼女の体の力が一気に抜け、ガクっとテーブルに肘をついた体勢になっている。
俺は急いで部屋を抜け出た。そして、その辺を歩いている若い婦人警官に乗り移って
さっきの部屋に向かう。
部屋のドアをガチャっと開けて、

「きゃああああああ〜っ!!!」

と大声で叫んでやった。
その声を聞いた警官が大勢集まってくる。

「どうしたんだ!」

「た、田中巡査と彼女が・・・」

俺は声を震わせながら演技した。

「おいっ!、何しているんだ。おまえ達!」

いきなりの出来事に驚いた田中巡査は

「あっ、い、いえ、これは・・・ちょっと・・」

まともに話す事ができないらしい。
そして、由貴子さんも気がついた。

「うーん、あれっ?みんなどうしたの?」

そう言って自分の姿を見た。

「い、いやあああああああっ!」

彼女はその場に崩れ落ち、泣き出してしまった。
俺は婦人警官の姿で、奥にあったタオルを持ち出し、由貴子さんにそっとかけてやった。
由貴子さんは泣き崩れたままだった。

「彼女には悪いことをしたけど、あいつに仕返しするためだ。」

俺はそう思って、婦人警官の体から抜け出た・・・
 

俺が家に戻ると、部屋には博和がおり、ベッドには俺の体が横たわっていた。
俺は自分の体にもどり、あの後の出来事を博和に教えてやった。
博和は、よくぞ敵を取ってくれたといわんばかりに俺に感謝していた。

「しかし、傑作だなあ。そのときのあいつの顔、見たかったよ。」

「俺だって見せたかったぜ。あの間抜け面は最高だったよ。ははははっ!」

しばらくして、博和が問い掛けた。

「・・・なあ、志郎。おまえは誰にでも乗り移ることが出来るのか。」

「ああ、寝ている間に幽体離脱できるのさ。そうなれば誰にだって乗り移れるんだ。
  おまえにだって、アイドルにだって」

「ふーん、まあ、アイドルってのはわかんないけど、とりあえず今度、俺の力に
  なってくれないか。実は、俺がバイトをしているファミレスの・・・・」

俺達の話は夜が深けても続いていた・・・・
 

その後の田中巡査達のはなし・・・
田中巡査はもちろん、懲戒免職となった。
由貴子さんには俺が乗り移っているときの記憶が無かったが、
田中巡査に犯されたときの後遺症に悩みながら婦人警官を続けているそうだ。

つづく
 
 

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