どうして私が・・・
最近、痴漢の被害にあう女子高生が急増しているらしい。 それも特定時刻の列車で発生しているようで、警察としてもこのまま
被害にあった女子高生に事情を聞いてみると、皆
7時23分よりこの駅を出発する快速列車のドアが開く。 白いブラウスの上からグレーのスーツを着て、膝よりも少し上までしかない短めの
園田 春香(そのだ はるか)23歳。 スーツの内ポケットには警察手帳と手錠が入っている。
幸い、春香の周りにいる女性は目の前で吊り革を持ち、もう片方の手に
春香:「この駅から乗ってくるのかしら…」
怪しい女性に目を光らせるため、いつもより少し高いハイヒールを履いて身長の
ドアが開いて3分も経つと、もう車内は身動きが取れないくらいに満員になってしまった。
春香:「まだ私と女子高生一人だけ・・」
目の前の女子高生は春香よりも少しだけ身長が低い。
昔はこんな風に学校の制服を着てたんだなあ…などと数年前の
春香:「この車両、結構寒いわね」
人口密度が高いので暑くなるためか、あまり暖房が効いていない様子。
徐々にスピードが上がる電車。
さては痴漢か…
春香は女子高生の左右にいる男性の手を見た。
春香:「・・・おかしいわね・・」
この二人しか痴漢できる人間はいないのだ。
春香はさっと目線を女子高生のブリーツスカートに落とす。 そして、自分の目を疑った。 なんと、そこには女子高生のお尻を撫でている自分の右手があったのだ!
春香:「えっ・・」
初めて女子高生の手が春香の手に触れる。
女子高生:「や・・やめてください・・」
かわいい顔立ちの女子高生が春香にしか聴こえないくらいの小さな声でつぶやく。
ち、違うの。ご、ごめんなさい・・
春香はそう言いたかった。
春香:「私、婦警なの。今痴漢が現れるのを待っているのよ。こうやって痴漢行為を
女子高生は警察手帳と春香の自信ありげな笑顔を見るとすっかり信用してしまっ
女子高生:「・・・わかりました」
一言つぶやくと、何事も無かったかのように車窓を眺め始めたのだ。
春香:「ふっ、ちょろいちょろい・・・」
小さく独り言を口ずさむ。
や、やだ…私、何言ってるのよ。
自分でも訳がわからない。
そ、そんな・・私の手が勝手に・・
春香は女子高生の背中にぴったりとくっつくと、両手でお尻を触り始めた。 女子高生は、これが痴漢を誘うための罠だと分かっていても、そのいやらしい触り方が
春香:「そうそう、そうやって嫌がるところが何ともいいよなあ」
誰にも聴こえない独り言。
何?…今の私がしゃべったの?
両手でお尻から腰のあたりを優しく撫でながら春香はそう思った。
自分の手の動きを追う視線。その手の動きはあまりにいやらしかった。
ウソ・・そんな…
女子高生:「やだっ・・」
女子高生は俯きながら吊り革を持っていた手をブレザーの上に当てた。
女子高生:「や、やめてください・・」
春香の視線を感じるくらいに少しだけ横を向いてボソッとつぶやく。
春香:「大丈夫よ。痴漢に襲われても私が逮捕してあげるから」
などと訳のわからぬことを言いながら、白いブラウスのボタンを2つ程外してし
何?何やってるのよ…これって私が痴漢してるんじゃない…
春香:「おとなしくしているのよ。でないと婦警の私が変な目で見られるんだから」
やだ…また勝手に・・・お、お願い…に、逃げて…
春香の眉がぴくぴくと動いている。
そんな春香の本心を知らない女子高生。かばんを持つ左手が震えている。
女子高生:「んっ…」
肩を小さく震わせる。
お願い・・やめて・・ 女子高生:「やっ…んっ…ん〜っ」
両脇をぎゅっと締めて春香の手を止めようとする女子高生。
これが婦警のする事か? 女子高生は赤面しながらずっと疑問に思っていた。 ここまでしなくても… そんな思いでいっぱいなのだ。
だ・・誰か…私を止めて…
春香は泣きたい気持ちを堪えながらも、自分のしている行動を
警官の私が…女子高生に痴漢している…
どうしようもない罪悪感が溢れ出す。 女子高生は俯いたままでビクン、ビクンと小さく身体を震わせている。
女子高生:「あっ・・・や・・・ふ・・婦警さん・・・もう止めて・・」 私じゃない・・・私じゃないの・・・ 春香:「ふふっ、ごめんね。もしかしたら隣にいる男性が痴漢かもしれないから
また勝手に・・・ 女子高生:「・・・・」
春香の左手が、パンティの上を優しく撫でる。
女子高生:「やっ!」
お尻に力を入れて両足をギュッと閉じる。
春香:「あれっ。あなたもしかして感じてるの?」
春香が後ろからささやくと、女子高生はよりいっそう俯いてしまった。
ごめん・・・ごめんなさい・・・
春香は心の中で何度も女子高生に謝っていた。
女子高生:「んっ・・・んんっ・・・・やぁ・・・ぁ・・・・ぁぁん」
声にならない声を出す女子高生。
春香:「いいわよ。楽にして」 女子高生:「んん・・・ふ、婦警さん・・・」 春香:「犯人は現れそうにないわね。でも、もう少し協力してね」 女子高生:「あっ・・・は・・はい・・・」
だめよっ・・協力しないで!
心の中でそう叫んだ。 しかし、春香の左手の中指は、彼女の中にヌプッと入り込んでしまったのだ。
女子高生:「はんっ!」
思わず眉を歪めて顔を上に向ける。
春香:「もう1本入るかしら」
今度は薬指まで中に入っていく。
女子高生:「んんんっ!」
身体をよじって耐える女子高生。
女子高生:「・・・・ぁ・・・ぁ・・・ぁぁ・・・んっ・・・んん〜」
気持ちよくて足をガクガクさせている。
わ・・私がこんな酷い事・・・や・・やだ・・・お願い・・・も‥もう許して・・・
春香はニヤニヤしながら必死に両手を動かしていた。
女子高生:「んっ・・・んっ・・・んっ・・・んんっ・・・」
たまらず声を漏らす女子高生は、春香の指でもうイってしまいそうになっていた。
女子高生:「うっ・・・ぁ・・ぁぁああぁ・・・んんっ・・・くぅ〜ん・・・んん・・・」
・・・吊り革を持っている腕に顔を擦り付けた女子高生。
春香:「もうびしょびしょだな。これだから女子高生ってのはたまらん」
警官として信じられないような言葉を発した春香は、その濡れた指を
やぁ〜っ!もうやめて〜っ・・・
春香が叫ぶ。
この後、何度も春香は女子高生の身体を弄んだ。
・・・・・・うう・・・・・ 春香:「気持ちよかった?ごめんね。せっかく協力してもらったのに
女子高生:「・・・・・・」
女子高生は振り向きもせずにじっと吊り革を持つ腕で顔を隠している。
春香:「ご協力ありがとうございました。また今度も協力してください」
真面目な口調で女子高生に耳打ちした春香。
春香:「今日の事、誰かに話したら逮捕するわよ」
などと脅しの言葉を彼女にささやく。
春香:「かわいそうになぁ。警官のくせにこんな酷い事してさ」 ・・・・・ 含み笑いをした春香は、止まった後に開いたドアから出て行こうとした。
春香:「あっ・・・・」
前のめりになってこけそうになった春香は、ホームに片手をついて体勢を
電車に乗っていた人たちがぞろぞろと出てきたあと、
少し離れたところで呆然と立ち尽くしている春香。
春香:「・・・・・・う・・・・ううっ・・・」
両手で顔を隠し、その場にしゃがみこんでしまう。
春香:「ごめんね・・・ごめんなさい・・・・グスッ・・・」
警官でありながら痴漢行為を働いた・・・いや、働かされた自分に
この後、他に乗り込んでいた数人の婦警達も同じような目にあったと聞いた。
今日の報告では、女性の痴漢は現れなかったということになっている。 それは果たして真実だったのだろうか?
どうして私が・・・終わり
あとがき 最近、あまり助平なお話を書いていない反動でしょうか?
かなり短い内容ですが、私的には十分です。
しかし、どうしてこいつは春香が婦警だってこと分かってたんでしょうね。
それでは最後まで読んで下さった皆様、ありがとうございました。 Tiraでした。
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