彼女のすべてを奪われて
 作:verdsmith7


俺は浮かない顔をしつつ今日も学校から帰っている。
少し前まで俺は人生最高の喜びを感じていた。
「どうしたの浮かない顔して?」
明美が心配そうに声をかけてくる。
「別に」
俺はそっけない返事をした。
今の俺の横にいる美少女は明美といって俺のクラスメートだ。

1ヵ月前、俺は明美に告白をすることを決めた。
凄く緊張したけど精一杯明美に好きだという気持ちを伝えられたと思う。
すると明美は「ふふ私でよければ、いいよ」と返事をくれた。
その時の気持ちと言ったら、何て表現すればいいか分からない。
とにかく、最高の気分だった。

俺が明美に告白をしてから1週間が過ぎた頃、明美が妙にそわそわしだした。
俺は「どうしたんだ?何か心配事?」と何気なく聞いた。
「実はね、最近変な男の人に見られてるみたいなの」
「本当か?」
「うん。学校の帰りに1人になると後ろから家まで足音がするし、家の窓から男の人がこっちを見てたの。私に気が付くと走って逃げて行くのが見えたわ。本当に怖かったの」
話を聞くと既に警察にも相談しているらしく、なるべく1人でいないようにした方がいいとアドバイスをくれたらしい。
「何かあったら俺に言ってくれ。絶対に明美は俺が守るから!」
ここは彼氏としてビシッと決めたかった。
「ふふ、ありがとう頼もしい彼氏がいてよかったわ」
明美が笑顔で答える。
俺は明美を家まで送った。
明美は「送ってくれてありがとう、また明日ね」と、満面の笑みで俺に別れを告げてくれた。


翌日学校に来た俺は、授業が始まっても明美の姿が無いことに気づいた。
朝礼の先生の話によると、昨日明美が塾から帰っている最中に強盗に襲われたらしい。
俺は「え?」と驚くと同時にどうしようもない不安にかられた。
明美は無事なのか?
俺は嫌な汗をかきながら先生の話を聞き続けた。
幸いな事に明美は無事で命に別状はないらしい。しかし今も強盗は逃走しているらしい。
俺はそれを聞いてホッとしたと同時にその強盗に強い憎しみがこみ上げてくるのを感じた。
絶対そいつを許さない
俺は心にそう思った。
俺は一刻も早く明美の声を聞きたくて、トイレに行くと言って教室を抜け出し明美に電話をした。
「明美か?大丈夫なのか?」
俺は声を荒げつつ話した。
「すみません、どちら様?」
明美の声が聞こえて俺は胸を撫で下ろした。
でも何で俺に「どちら様?」と聞いたんだ?
「ああ、こいつが明美ちゃんが言ってた彼氏か?」
明美は面倒くさそうにつぶやく。
俺は明美がおかしいと思いつつ話を続けることにした。
明美は相も変わらず面倒そうに「悪りぃ悪りぃ、あー最近携帯変えたから使い方にまだ慣れてなくてよ」とぶっきらぼうに謝る。
「そ、そうか」俺はきっと事件のせいで混乱しているんだとその時は思った。
「ところで何の用だ?」
ふいに明美は冷たく俺に尋ねた。
「いや、昨日強盗に襲われたって聞いたから明美が心配になって・・・」
俺はもっと色々聞きたいことがあったが明美がそれを遮った。
「あら、そうなの、悪りぃな心配かけちゃって、俺、いや私は大丈夫よ、心配しないでいい、わよ。もう少ししたらきっとよくなってるはずだから」
そう言い終わると明美は通話を切ってしまった。
明美の言う通り、明日になったらいつもの明美に戻って楽しく過ごせる。
この時の俺はこの考えに何も疑問を感じていなかった。
夕方テレビをつけると、明美が襲われた事件のニュースが目に入った。
監視カメラには40〜50代ぐらいの中年の男が逃げていく様子が映っている。
こいつが明美を襲ったのか。
込み上げる怒りを抑え、とにかく明美が無事だったことを糧に今は怒りを鎮めることにした。

翌朝起きると明美からメールが来た。
明美「悪りぃ、事件のこともあるから今日は学校に一緒に行ってくれない?」
俺は最初から明美と学校へ行くつもりだったので、学校の支度をしてすぐに明美の家に向かった。
ところが、いつもなら明美の家の門で待ってるはずの明美がどこにもいない。
とりあえず俺はチャイムを鳴らした。
中からは「なんだ、もう来たのか?ったく女ってのは面倒だな。支度がもう少し早くできると思ったのに」とぶつぶつ言う明美の声が聞こえる。
20分後、中から明美が出てきた。
「さっさとやれといっただろババア!まったく。・・・ああ、まだ居たのか。じゃあ、さっさと行こうぜ」
学校へ行く途中で明美に何があったのか聞いてみた。
学校の準備が全然できていなかったらしく、それで母親と口論になったらしい。
おかしい、あの明美がお母さんと喧嘩するなんて・・・

午後の授業は体育だ。
着替えを済ませ運動場に来たが、明美の姿がない。
先生曰く、具合が悪くなったから保健室で休んでるそうだ。
俺は忘れ物があるからと言って先生をごまかし保健室へ向かうことにした。
「失礼します」と保健室をノックして話かけるが、返事が返ってこない。
明美は寝てるだろうが、保健室の先生がいないのは妙だ。
俺はそろそろと中を覗き込んだ。
机に保健室の先生を見つけたが、どうやら寝ているようだ。
寝息をたてていて、部屋に入った俺には気づいてもいない。
多分疲れてるんだろう、俺はそう思って明美のベッド向かった。

すると
「うーん、ああ気持ちいいぜ、やっぱり女子高生の身体は最高だな!肌はすべすべだし、おっぱいを揉むのも病みつきになりそうだぜ」
カーテン越しのベッドから女の子の声が聞こえてくる。
「昨日はずっと家のやつらが心配だからと言って近くにいたもんだから探索できなかったけど、やっと至福の時だぜ」
この声は明美だ。
「しかし今では俺がこの美少女とはな。人生捨てたもんじゃないな」
なおも話しを続ける明美に、俺は聞き耳を立てた。
「さて今日からアイツの所で一肌脱いでやるとするか」
一体何を話しているんだ?
俺は「明美・・・なのか?」と声をしぼりとるように出した。
「ち!またあの彼氏か、良い所なのに。まあいい続きはアイツの所でするか」と明美はぶつぶつ呟いている。
「またお前か、見れば分かるだろ!もう少ししたらよくなるさ」とイライラしている様子で明美は話す。
「昨日もそう言ってたじゃないか、俺明美の事が心配なんだよ」と必死で俺は心配だと明美に伝えようとした。
しかし、明美は1人にしてくれと言うだけで、早々に俺は保健室を出ることになった。
その日から帰りは明美とは別々に帰ることになった。


3日目、少し回りの友達とも話しをする機会が増えていた。ようやく落ち着いたのかなと思ったけど、何で幼馴染の名前やクラスメートの名前を忘れるんだ?

6日目、明美の表情もだいぶ明るくなった。周りの皆にも声を掛けるしいつもの明美に戻っていってるような気がした。
でも日直の仕事や先生の手伝いは面倒そうだし、化粧も派手になってきた。
俺はその間も声を掛けていたが、簡単な挨拶ぐらいしかできなかった。

強盗もまだ捕まってないのに1人では危険だ。
俺は正義感からこっそり明美の後を追うことにした。
少し学校から出た後で気が付いた。
何で家の方向とは別の方向に行くんだ?
しばらく明美の後を追いかけると廃ビルにたどり着いた。
明美が入っていったけど、一体何のために?


不安に駆られつつも俺は明美がビルの中に入ったのを確認すると、明美の後を追って俺も中に忍び込んだ。
ビルの中は荒れ果てて何年も使われていないようだった。
窓は割れて、物が部屋中に散らばっている。
まだ夕方だが建物の中は薄暗い。

「いつまで、そうやってこそこそしてるの?」
少女の声が部屋に響く。
突然明美の声が聞こえたと思ったら、部屋のライトが付いた。

「ふふ、あまり隠れるのは得意じゃないようね」
明美は笑いながら話す。

俺は「明美の事が心配で後をつけたんだ。だって強盗だってまだ捕まってないだろ?」と明美に説明した。

明美はニヤリと笑うと「強盗ねー、あのね実は会わせたい人がいるんだ」

俺「会わせたい人って?」
明美「ふふ、会ってからのお楽しみ」

俺は明美に案内されるままに地下へと続く階段を下りていく。
ビルの地下だからだろうか、そこはジメジメして酷く暗い場所だった。

「ふふ!元気でやってる?」
明美は友人に挨拶するように声をかけた。
「うう・・・」暗闇の中で男の声が響く。
男は50歳ぐらいの中年の男のようだ。
腹で髪や髭もボサボサだ。
服もあちこち汚れている。
手足はロープで縛られていて動けないようだ。
よく見るとそいつはテレビで放送していた強盗犯だった。
俺はなんで明美がこいつに会わせられたのか分からず混乱するだけだった。
「明美、会わせたい人って?」
俺は恐る恐る明美に尋ねる。
「ああ、こいつだよ」
明美はニヤニヤと話した。
「まあ、こいつの見た目じゃ分かんないだろうな。ふふ、こいつが元明美ちゃんだよ。でも今は汚いおっさんで強盗だけどな」
「こいつが明美だって?何の冗談だよ?」
俺はいい加減にしろと言わんばかりに声を荒げる。
「冗談じゃないさ、俺は元々こいつだったんだ。で、今のおっさんになってるアイツはこの体の明美ちゃんさ」
明美は男と自分の身体を交互に指さす。
「まだ信じてないって顔してるな。明美ちゃん、元彼が来たぜ、起きな」
明美は男の顔を乱暴に叩いた。

今まで眠っていたのか気ダルそうに身体を起こす男。
男は「うう、なんだよ、ちくしょう」と目をこすりつつこちらを見てくる。
男はようやく目を覚ましたようだ、すると俺の顔をじっと見つめ「え?もしかして、来てくれたの?」と俺に話かけた。
俺は何が何だか分からない。
明美は「そうだお前の彼氏が来てくれたぞ、いや今は俺の彼氏になるのか」と男に語る。
男は急に眼に涙を浮かべ「う、う、私が分かる?明美よ!そいつは偽物なの」と俺に必死で訴えかけてきた。
俺は戸惑いつつも「このおっさんが明美?!そんな、じゃあ、俺の横にいる明美は・・・」と隣にいる明美を見る。
「ち!まだ明美の口調が残ってのか。昨日は精神が俺に染まってたと思ったんだけどな、まあいいや」
俺の横にいる明美はつまらなそうにつぶやいた。


「信じて!そいつは私じゃない!偽物なの!」
男は必死に俺に訴えかける。
「ふふ、この1週間長かったぜ。俺は1週間掛けてじっくり明美ちゃんの精神と記憶を取り込んできたからな。だから私はちゃんと明美に馴染んだのに、まだ中途半端に明美が残ってるなんて本当に貴方は駄目な強盗さんね」
明美は俺に構わず男に話し掛ける。
男は「うるさい、俺の口調を真似するな!」と偽明美に怒鳴った。
偽明美は「真似てなんかないわよ、自然と話す言葉が元貴方の口調になるだけなんだから、まあ彼氏ちゃんが見たら貴方が私の真似をしてるようにしか見えないと思うけどね」と笑いながら話す。
一連のやり取りを見ていた俺は理解せざるを得なかった。この明美の身体に入っているのがあの強盗野郎で、あの強盗の身体に入っているのは俺の彼女の明美だということに。
「まさか、本当に?」
俺は困惑しつつ事態をのみ込んだ。
「やっと理解できたか」
やれやれと言って偽明美は話を続けた。

「苦労したんだぜ。明美ちゃんの家を探すのに見つかりそうになったり、夜襲い掛かるタイミングを伺ってたら明美ちゃんが外にいる俺を見つけちゃうし」
偽明美は武勇伝でも語るように説明を始めた。
「明美ちゃんと入れ替わって最初はどうしようかと思ってたけど、明美ちゃんに身体を返すって言ったら素直に言うこと聞いてくれてね。おかげで楽に明美ちゃんを人目のつかないここに閉じ込めることができたよ」

「そんな事はどうでもいい、この偽物!明美を元に戻せ!」
俺は偽明美の説明を遮るように怒鳴った。

「そんな事するわけないだろう、これからは俺が美少女の明美ちゃんで、そっちのおっさんが汚い強盗として生きていくのさ」
偽明美は昔の自分にはもう興味ないという感じだ。

「この変態野郎、俺を元に戻せ!」
本物の明美もかつての自分に向かって精一杯叫んだ。
「あらあら、口の悪い。意識しないとほとんど前の俺だな。女の子にはもっと優しくしないとダメよ」
偽明美はニヤニヤしながら話す。
起こっている事態を完全に飲み切れてない俺は、側に偽明美が近づいてくるのに気づけなかった。

「悪いけど彼氏ちゃんには口を閉じててもうらぜ」
偽明美はポケットから何かのスプレーを取り出し俺に吹きかけた。
一瞬の出来事だったので、俺の顔に何かガスのようなものが吹きかかると同時に俺は床に倒れこんでしまった。
何だか意識ははっきりあるのに身体が動かない。
俺は必死で力を込めてるのに身体が言うことをきかない、息はできるが声を出したくても口が動いてくれない。
「ふふ、高かったんだよそれ。君の為に用意してあげたのさ。まあお金は元明美ちゃんのものだったけどね。そこで元明美ちゃんの最後を見てるといいよ」



「本当は最後の仕上げを明美ちゃんと二人きりで終えてもよかったんだけどね、ずいぶんと君の彼氏は明美ちゃんに惚れ込んでるようだから、元明美ちゃんの最後を見届けさせてあげようと思ったんだ」
偽明美は俺の顔が強盗と偽明美がよく見えるよう動かした。
「明美ちゃんに彼氏ができたと知った時は本当にショックだったよ。最初は彼氏をこの世から消すのも悪くないと思ったんだけど、明美ちゃんが俺が思ったような品行方正な女の子じゃないと理解してさ、それならいっそ自分が明美ちゃんになればいいと思ってね」
「ついでに素行の悪い明美ちゃんには元俺の身体がぴったりだと思ったんだ」
偽明美は嬉しそうに事の経緯を説明してくる。

「これ以上何をする気だ」
強盗の身体になった明美は大声をあげつつ尋ねた。
「強盗さん、そんなに興奮しないでよ。いつもよりちょっとエッチで過激なことをするだけさ」
偽明美は上機嫌で話す。
「君にも見せてやりたかったよ」
偽明美は俺の方を向いて思い出すように語り出した。
「明美ちゃんのオナニーは最高だったよ。肌はすべすべだしスレンダーな身体でするオナニーは元俺の身体なんか比べ物にならないぐらい気持ち良くてさ」
偽明美はオナニーの絶頂を思い出すように話を続ける。
「でも元自分の身体を見て興奮してオナニーしちゃう元明美ちゃんも可愛かったよ。」
強盗に笑みを浮かべながら話す偽明美。
「初めはこの綺麗な手でオナニーを手伝ってあげようかと思ったけど、俺のオナニーを見てたら明美ちゃんが自分から熱心にオナニーを始めてくれたんだ。その身体の性欲が高すぎたのかしら変態さん?」
「五月蠅い、黙れ」
興奮する強盗だったが、偽明美は全然気にしてないようだった。
「あらあら思い出してきたら、また勃起してきちゃったかしら?」
偽明美はニヤニヤしながら強盗の股間をなでた。
すると強盗になった明美の股間が盛り上がっているのが見えた。

「汚いおっさんを触るのは嫌だけど最後の仕上げに入らないとね」
偽明美は強盗の股間を触りながら説明した。
「その手をどけろ!それに何のことだ最後の仕上げって?」
強盗は快感に抗いつつ偽明美に話す。
「簡単だよ、これから俺と最後にセックスをするのさ」
偽明美は強盗の股間から手を離し楽しそうに語り続ける。
「何だって?」
強盗は驚きを隠せず叫ぶ。
「気持ちよくなるためじゃないよ。そうすることで精神と身体は完全に定着するんだ。そうなると分かるかい? 2度と元の身体に戻れなくなるのさ。ははは」
偽明美は笑いながら自分が着ている制服に手を掛けた。
「やめろ俺はお前になんかなりたくない!」
強盗は必死で叫ぶ。
「ふふ我慢しなくていいよ。その身体は明美ちゃんのこの身体を欲しがってたまらないはずだろう。昔の自分の身体だからよく分かるよ」
偽明美は制服のボタンを外しながら話し続ける。
「まあ、こんなに若くて可愛い子が近くにいたら仕方ないよね」
次にブラジャーのホックを外す。
「ほら、この胸も好きなだけ触っていいんだよ」
ブラジャーを外した偽明美は、たわわに実ったその胸を強盗の顔の前まで持って行く。
「やめろ、それ以上近づけるな!」
強盗は目を逸らして何とか理性を保とうとしている。
「あらそうなの?こんなに綺麗なおっぱいなのに」と残念がる偽明美は胸に手を当てる。
強盗は目を逸らそうとするも性欲に完全に抗えず、横眼でかつての自分の胸から目を離せないでいた。
すると偽明美は「ううん、とっても気持ちいい」と言って胸を揉み始めたのだ。
「何してやがる?!」
不意の出来事に強盗は声を荒げる。
「いきなり本番をするのも何だかなと思ってね。それに君の身体とっても気持ちがいいから何回もオナニーしたけどまだまだ飽きる気がしないね。ほらこの胸こんなに柔らかくて気持ちがいいのに、触ってくれないなんて・・・」
さらに偽明美は両手で自分の胸を揉みながら強盗に嫌らしい目線を送る。
「うぐぐ、止めろよ。俺の身体に変な事するな!
」必死に懇願する強盗をしり目に、偽明美はニヤニヤしながら次の行動をとった。
「さて次は下の運動ってね。ほらほら君のアソコはどんな感じかな?」
偽明美は手をスカートの中に入れると明美のアソコを触り始めた。
次第にクチュクチュとした音が聞こえ始める。

「もうたくさんだ!やめてくれ!」
強盗は必死で自分の中の欲望に抵抗しているようだった。
「そんなこと言って私の胸とアソコから目を離せないのはどこの誰かしら」
偽明美は笑いながら言った。
「うるさい、そんな・・・うぐ」
強盗の怒鳴り声をかき消すように遮ったのは明美の大きな胸だった。
今強盗の顔には明美の大きな胸が押し付けられている状態だ。
「うふふ、元貴方のおっぱいよ。柔らかいでしょ。好きなだけしゃぶってもいいわよ。なんならこっちも触ってあげようか。昔の私好きだったのよね」
偽明美はそう言って胸を強盗の顔に当てつつ強盗の股間を触り始めた。
「うーうー」
強盗は何か話そうとしているが明美の胸に遮られて言葉になっていない。
次第に強盗の動きが変わってきた、最初は引き離そうと必死でもがいていたが、遂に我慢できなくなったのだろう強盗は明美の乳首を口で吸い始めた。
今では強盗が自らの意思で明美の胸を吸い、股間もどんどん大きくなっていく。
「あん、貴方強く吸いすぎよ」
偽明美は身体をくねらせながら喘いだ。
「ふふ、どうやら性欲の本能に耐えられなくなってきたようね」
嬉しそうに偽明美は立ち上がる。
「いいわ、縄をほどいて本番をしましょうか。」偽明美は強盗のロープをほどいた。

「待っててね。すぐ脱ぐか・・・」
偽明美の言葉は強盗が偽明美の服を引き剥がしたことで止められた。
「そんなの待てるか!」
強盗は既に性欲を爆発させているようだ。
強盗は着ていた明美のスカートやパンツを無理やり剥がし、遂に偽明美は生まれたままの姿になった。
「うふふ、やっと貴方も私の身体の虜になったのね」
偽明美は嬉しそうに強盗のなすがままにされている。
「ああもう我慢できねえ!」
男はなんと元自分の物であった偽明美の秘所を舐め始めたのだ。
「そうだ良いぞ!もっと気持ちよくしてくれ」
偽明美は嬉しそうに喘ぐ。
強盗の精神にすっかり染められた明美は、傍から見れば女子高生の明美をレイプしているようにしか見えなかった。
そして顔を上げた強盗は偽明美にキスをすると舌を偽明美の口の中に入れて、かつての自分の口の味を隅から隅まで味わった。
偽明美もお返しだというふうに強盗の口に舌を入れていく。
激しいディープキスをする2人を、俺は見てるだけしかできなかった。
頼む!明美、正気に戻ってくれ!
俺は何度も心の中でそうつぶやいた。

その間に強盗の手は偽明美の胸を鷲掴みにし、その大きさと柔らかさを強盗の手で噛み締めているようだ。
一方偽明美は強盗に身体を許しつつも、その明美の綺麗な手で強盗の股間にあるものを上下に揺すっている。
股間ははちきれんばかりに大きくなっている。
「うふふ凄く上手よ、やっぱり貴方にはその身体がお似合いかもね」
口を離した偽明美は強盗に嬉しそうに話す。
一方強盗の方はだいぶ興奮しているようだ。
目は血走りいつでも偽明美を襲ってもおかしくない。
「五月蠅い、元々お前の身体が変態だったからこうなってるだけだろ!」
荒々しくつっかかる強盗にはかつての明美の口調は欠片も残っていないようだった。

「じゃあ最後の仕上げね」
そういうと、偽明美は身体を横にして両足を開いた。
「ここに貴方のその大きな物を挿れてちょうだい」
偽明美は股間のアソコを両手でクチュっと広げる。

一瞬強盗は我を忘れて自分の一物を元の自分のアソコへ突っ込もうとしたが、俺の顔を見るなり我に返った。
俺は「そんな事しちゃダメだ」と目で合図を送ろうとするが、彼女にそれが伝わっているか分からない。
でも彼女は必死で抗おうとしているようだった。たとえ無駄な行為だとしても。
「ダメよ!そんな事したら私が私でなくなっちゃうわ」
強盗は自分を制するように言った。
「ふふ、まだ明美としての自我が少し残っていたのね。でもこれを見てもそんな事が言えるかしら?」
偽明美は早く挿れてくれといわんばかりに両足をさらに広げて秘所を強盗に見せつける。
「うう、ダメなのに、自分の身体なのに、しちゃダメなのに・・・」
すっかり強盗の精神に染められたと思ってたが、かすかに残された明美の精神がそれを止めようとしているのが分かった。
「うふふ、何をそんなに我慢しているの?早く挿れてよ、そうすれば貴方も私もすっかり気持ちよくなって後のことなんかどうでもよくなるわよ」
偽明美は諦めろといわんばかりに誘惑する。
「止めてよ!私のフリなんかしないで!」
強盗は最後の抵抗を見せたが、無駄だった。
「そんなに興奮して、この身体はどう見たって明美でしょ?なら明美に相応しい話し方をしないと変よね。強盗さんもそんな女の子みたいな喋り方してすごく変よ」
偽明美はあざ笑うかのように話す。
「うふふ、ならとっておきのサービスをしてあげる」
身体を起した偽明美は、強盗の股間に顔をうずめた。
「あむ」
偽明美は突然口に強盗の一物を入れてしまったのだ。
「やめて!何してるの?!」
強盗は突然の事にどうしていいかわからない。
偽明美はその声に構わず続けて強盗の一物をしゃぶっている。
やがて強盗の身体がプルプル震え始めた。
「ああ、これ以上我慢できない!止めて―!」
強盗はその瞬間、腰を一気にのけ反らせた。
強盗は身体をひくひくさせて余韻に浸っている。
「ぷはー、ふふ、盛大に出したわね。貴方もその身体を気に入ってくれてるみたいで元の持ち主として嬉しいわ」
偽明美はゴクンと自分の口に噴出されたものを飲み込んだ。
強盗は虚ろな表情でしばらく快感の余韻に浸っていた。

「はーはー!俺どうしちまったんだ?身体が熱くてたまらないぜ」
強盗は急に口調を荒くしながら話した。
「ふふ、美少女に抜かれた気分はどうだい?」
偽明美はニヤニヤしながら強盗に尋ねる。
「フーフー」
ますます強盗の息が荒くなっていくのが分かる。
強盗はすっかり理性を失ってしまったようだ。
「フーフー、ああ、まだまだ満足できないぜ。やっぱりお前のアソコに入れないとな。おい早くやろーぜ!」
今までとは完全に違う口調。恐らくこれが本来の強盗の口調なのだろう。
息を荒くしつつ強盗は偽明美を押し倒した。
偽明美は一瞬驚いたが、すぐに嫌らしい笑みを浮かべた。
「うふふ、肉体も精神もやっと準備できたみたいね。じゃあ早速仕上げましょうか。彼氏さんも元彼女が変わる所をしっかり目に焼き付けてね」
偽明美はそう言うと俺にウインクをしてみせた。
強盗はもはや何も迷うことなく元の自分の身体に元々他人のものであった一物を一気に挿入した。
「ああー太いよ、入ってきてる」
偽明美は興奮しながらかつての自分の物が今の新しい身体の中に入ってくるのを感じた。
「すげー、最高だ!」
強盗も迷いが吹っ切れたせいか腰を前後に勢いよく揺らして、かつての自分の穴に今自分が持っている一物が包まれる快感を感じているようだ。
「ほらもっと突いてよ」
段々と激しくなる動きに偽明美が声をあげる。
「言われなくてもやってやるさ」
強盗もそれに応えるよう激しく腰を揺らしていく。

そして

「ああー!私の記憶がドンドン溢れてくる!凄いよ、私本当に明美になれるんだ!」偽明美は嬉しそうに叫んだ。
絶頂を迎えた二人はそれまでの快楽とは違う感覚に陥った。
今までの自分が完全に別人になっていくという感覚に。
「うおー!俺の記憶がー!明美の記憶が消えていくよー!お願い助けてー!」
強盗は俺の方を向いて涙を流しながら叫んだ。
俺は強盗が叫ぶ姿を見てることしかできず、どうする事もできなかった。
地下には激しく叫ぶ2人の叫び声だけが響いた。


こうして2人の入れ替わりは全て幕を閉じた。
あれから強盗はすぐに捕まってしまった。
強盗とのセックスの後、偽明美が警察を呼んだんだ。
強盗の身体になった明美は、放心状態のまま警察に連れていかれた。
俺は動けなかったから救急車で運ばれ、話せるようになった時は全部終わっていた。

今では刑務所の中で刑期を終えるのを待っている。
今でもたまに俺は面会に行っている。周りからしたら奇妙な事だろう、彼女をレイプした奴に面会に行くのだから。
明美は強盗のすべてを受け入れてしまったから、もう明美の要素はほとんど残っていないが。
それでも明美の魂はあの身体に今もいると思うと、会わないわけにはいかないと思っている。
「なんだまた来たのか」
面会室に入るとぶっきらぼうに語る強盗だが、以前のように癇癪が激しくなくなり、落ち着いた感じに見える。見た目にも髪と髭も短くし前よりはだいぶましに見えた。
面会に来た俺は「様子を見に来たんだ」と静かに語る。
強盗は「俺には身寄りや知り合いもいなかったみたいだからさ、例え出所できたとしてもこれからどうするか分からねえ」と話した。
「なあ、入れ替えられた時の記憶はないのか?思い出せないか?」
「悪い、その事は何も思い出せないんだ。そこの記憶だけ抜き取られてるみたいで・・・」
俺は「そうか・・・」と言って面会を終えることにした。
入れ替える方法さえ分かれば明美を元に戻せると思っていたが・・・。
俺はゆっくりと面会室の出口に向かいながら「絶対に明美は俺が守るから」と別れ際に小さい声でささやいた。
元明美だった強盗は目に涙を浮かべながら「明美はもういないさ」と小さい声でつぶやく。

一方、明美になった強盗は明美のすべてを受け入れたことで元の品行方正な女子高生になることができた。
周囲の人は「元気になって良かったね」と嬉しそうに話すが、俺に素直に喜べるはずもない。

あれからまた少し時間が経った。
「ふふふ中身が俺だって分かってるのによく付き合い続けられるよな」と偽明美は裸で嫌らしい笑みを浮かべて話しかける。
そう、あの後も俺はこの偽明美と付き合い続けている。
「その口調は止めろ、いいから明美の口調で話せ」
俺は低い声で偽明美に話す。
「悪りぃ、悪りぃ。今からちゃんと明美になりきるからそんなに怒らないでよ。さあ、セックスの続きをしましょう」と楽しそうに話す偽明美。
「もう諦めなよ、私が明美で彼女なんだから、それに毎日こんな気持ちのいいセックスもできるのよ」
偽明美は嬉しそうに話し続ける。
本当はあの後明美とは別れようと思ったが、意外なことに偽明美自身が付き合い続けたいと言ってきた。
「私、明美の全部を受け入れちゃったでしょ、だから貴方の事も好きなままなのよ」と話す偽明美。
俺はそれを承諾してしまった。
最初は偽明美が変な事をしないか見張るためだったけど、今は毎日こうやってセックスをして快楽に溺れてしまっている。

明美を元に戻してやりたい、でも戻せなかったら・・・そんな事を考えながら俺は今日も偽物とセックスをしている。





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