俺が精液になるはずがないっ!3

作:マロエ



勢いよくOL麻衣の身体から飛び出た俺は、精液となって空を泳いでいた。
早くも身体の端のほうからは、精液が飛散している。
俺は恐怖に駆られ、近くの家へと入り込んだ。

「おじゃましまーす。だれかいませんかー?」
リビング、キッチン、トイレと一通り見て回ったが、誰もいない。
諦めかけたその時、二階から女の子の喋り声が聞こえてきた。

「お、誰かいるのか!」
俺は声のした部屋の中へと滑り込んだ。
そこでは、黒のゴスロリ衣装を着た女の子が、パソコンの前で一人でなにやら喋っている。
精巧なフィギュアのように、小さくて、可愛い少女。
黒髪のツインーテールに、ふりふりのゴスロリ衣装がとても似合っている。
服や髪の毛とは違い、肌は白くすべすべで、黒と白のコントラストがすばらしい!
さらに両足までも、白黒のしましまニーソックスだ。
凝視せずにはいられない!

「可愛いすぎる……なにやってるんだ?」
俺は近づいて、女の子のパソコンを覗き込む。
そこには、動画配信サイトを使って、視聴者と会話している姿が写っていた。
「……な、生放送してるのか!!」
動画といったら俺はエロ専門で、普通の生放送には魅力を感じない。
……だが、これから魅力ある番組にしてやろうという俺のプロデューサー心に火がついた。
この女の子なら、動画サイトの視聴で一位も目指せるはずだ!

「それでは、失礼しまーす」
カメラに向かって笑うゴスロリ少女の声を聞きながら、俺は意気揚々と衣装の中へと入り込む。
染みひとつない太ももの奥に、黒のレースの下着が見えた。
「うひょぅ、いやらしい下着してるな! それも視聴者に見せちゃおうぜ!」
俺は、パンティをもすり抜けて、女の子のアソコの中へと進入する。
そして、子宮の奥で弾けて、俺は身体の中へと浸透していった。
「あはは、うんうん、そうなんですよね……え、え? ……あっ! な、なにぃいいぃぃいん、あっぁあぁあああ……っっ!!」
その瞬間、アニメ声で楽しそうにお喋りしてた女の子が絶頂を迎えた。
そして俺の視界は切り替わる――。


 目の前の液晶画面には目じりに涙を浮べた、気持ちよさそうな女の子の顔が見えた。
えっと……どうすればいいんだろうと、思ってると、右端からコメントが流れ始める。

 「イヴたん、どうしたの?」
 「イヴたん、きゃわわ、今のなに?」
 「イヴたんマジ天使」

どうやら、この子はイヴという名前で配信してたみたいだな。
俺は、姿勢を正して、イヴになりきりマイクに口を近づけた。
「ん、んぅ……コホン、うん!  あははごめんね、急に、おま○こが気持ちよくなっちゃって!」
俺の口から発せられた言葉が視聴者に届く。
なんだか、ちょっと恥ずかしくなって頭をポリポリ。

 「ん?」
 「んん??」
 「イヴたんkwsk」

あれ、ちょっと理解できなかったか。
生放送なんてしたことないから、よくわからないな。
「てか、kwskって何だよ?」
と、思わず呟く。

 「イヴたんなんかおかしい」
 「kwsk=詳しくの略」
 「釣りにマジレス乙」
 「知らないはずがないイヴたんであった」

と、コメントが流れる。
あ、詳しくの略か……。そんなの知らねーよ。まったく。
「あー、えっと、うーん」
画面には、困惑してるイヴの姿が映っている。
その姿だけでも、かなり可愛いんだが。

 「イブたん……?」
 「おーい」

と、コメントも戸惑い気味だ。
もうここは俺の勢いでやらせてもらうしかないな!
俺はそう決意すると、ガバっと脚を広げて、机の上に乱暴に乗せた。
「それでは突然ですが、究極のオナニーをはじめたいと思います!」
アニメ声でそう言ってから、ちっちゃな手を使い、ゴスロリ衣装の上から控えめな胸をさすりはじめる。

 「え、オナニーって言った?」
 「ちょ、イブたんが壊れたw」
 「おっぱい!おっぱい!」

液晶画面には、胸を揉むイブと、しましまニーソに包まれた足の裏、白い太もも、それにゴスロリスカートの中身が見えそうだ。
「んぅ、ひゃん……おっぱい、気持ちいぃ」
みんなに見られながらの、オナニー気持ちいいじゃねーか。
「新たな性癖になりそうだぜ……」
片方の手を足の間に滑り込ませる。

 「パンツは……見えそうで……見えない、だとっ!?」
 「カメラ仕事しる!!!」
 「俺のイヴたんがーーっ!」

俺は視聴者の為に、ゴスロリスカートを捲りあげてから、太ももをぷにぷにと撫でる。
「柔らけーなー! うんん、コホン。私の太ももって柔らかいんだぉー!」
と、イヴになりきりながら、黒レースの下着の中へと指を入れる。
イブの汗と体温で蒸れた熱気を感じながら割れ目へ。
「……お? ぁっ、ふぅんっ……濡れてるじゃねーか……」
生放送という慣れないオナニー。
カメラ越しに見られてる開放感と、この有名人なイヴを好きにできてる優越感が俺を興奮させているのだろうか。
「あっ……ふぅ……んんっ、あんっ、あぁっ……すごっ!!」
むちゃくちゃに身体を弄る。

 「ほんとにしてる!?」
 「4545454545」
 「イヴたんがエロすぎる件」

画面には、眉尻を下げ、トロンとした目をしたイヴたんが移っている。
下着の中に突っ込んで動いてる指まで、ばっちり見える。
「はぁん!……はぁ、んんっ! ふぁ、ぁあぁ……っっ!」
その姿に俺は興奮し、さらにそれに比例して来場者数も勢いよく上がっていく。
「へへ、やっぱり俺プロデューサの素質あるな……んぁぁ……気持ちいいぃぃ……」
様々なコメントが流れていくのを目で追いながら、俺は柔らかな身体を堪能する。

 「今、どういう状況?」

との、コメントがあったので、俺は正直に話してやることにした。
「小さいおっぱいだが、乳首はもう立ってきてるな。あとオマ○コはもうぐちょぐちょだぜ……ひひ、ぁんっ!」
このアニメみたいな可愛い声で、下品な事を言うのも、なかなか気持ちがいい。
「乳首も、オマ○コも、もっともっとって叫んでるのぉぉ、んぁぁあ……っっ!!」
コメントが盛り上がっていくにつれて、身体の快感も膨れ上がっていく。
ゴスロリ衣装の中で乳首が擦れ、アソコを弄る度に、くちゅくちゅとイヤラシイ音をたてる。
「ほら、な? 見えるかな? ぐちょぐちょでしょ? イヴ恥ずかしいよぉ〜、ぁんっ!!」
俺は、少し腰を浮かせて、ゴスロリスカートの中を、カメラに近づけた。

 「4545454545」
 「見えた!」
 「うひょーーーー」
 「オマイラ、コメント邪魔すぎ、自重せよ!」
 「↑イヴたんのが見えないだろ」

脚が机の上で、ガタガタと痙攣し始める。
「お、やば……そろそろイクかも……! あぁん、イヴいっちゃいそう〜〜んぁぁあ!!」
しましまニーソに包まれたが爪先にきゅっと力が入る。
「あ、んぅ、やべ……マジ気持ちいい……い、イクッ……」
クリトリスをキュッと指でつまむと、腰から快感がいっきにはじけとんだ。
「はぁ、ぁぁっ……究極のオナニー、最高、んんんんんぅぅうううううああぅぅぅーーーーーっ!!」
太ももをぷるぷると揺らしながら、絶頂を迎える。
オマ〇コが収縮し、潮を吹く。
その瞬間、俺はイヴたんの子宮から飛び出した――。


 「はぁ、はぁ……これが究極のオナニーだったのかな……」
イヴの部屋の宙に浮きながら女の3度目の絶頂をかみ締めていた。
イヴはというと、ぐったりと気を失いパソコンチェアーにもたれかかっている。
精液となった俺の身体は、少しずつ飛散していく。
「早く新しい身体見つけないとな……いや、もういいか……このまま……」
賢者タイムを迎えた俺は、しばらく身をまかすように宙を漂い続けた。




続かないかも^^;







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