女子高生の体で外をさんぽ

作:jpeg


 田舎だから、ひまな人は皆このショッピングモールに集まる。
俺はぼんやりベンチに座って、よさそうな体が通りかかるのを待っていた。

俺には、誰でも好きな他人に乗り移って、その体を思い通りに動かせるという不思議な力がある。
俺が乗り移っている間は、相手の意識は基本的には眠っている状態になり、まさに好き勝手にできる。
(ごくまれに、乗り移られても意識を失わないものもいる)

いままでこのショッピングモールで、おしゃれさんや学生、社会人、店員、ギャル、若いお母さん、カップルの女の方、
様々な顔やスタイル、ファッションの女の体を乗っ取って、ありとあらゆる楽しいことをしてきた。
自分の新しい体は毎回デジカメで撮影するので、うちのハードディスクには美人ばかり、数百人分の素人女性の体のすべてが納められている。

乗っ取ってからの定番の遊びは、毎回外見が全く異なる様々な体で、流行の服屋や靴屋でいろいろ試着をしてみることだ。
大概は、体の素材がいいのでなにを着ても似合う。
だからあえて少し外して、ふだん本人が着なさそうな服を着る。
おとなしそうな体なら、露出の多いギャル服や水商売風のドレス、
ハデハデなギャルの体なら、きっちりしたスーツや上品なブラウスと地味なロングスカート、
気が強そうだったりショートカットで活発そうな体には、甘々のロリータ服やフリフリのワンピース、という具合に。

二回だけ、箸休め的にブスに乗り移って、わざと似合わないモデル風の服や、ミニスカートにニーハイソックスのアイドル風の服を着させて、鏡に映る自分を指差して大笑いした。
そんな例外もあるが、女の体だと、次はどの店でなにを着ようか悩むのがものすごく楽しい。
ふだんのきもいおやじのときの俺は、なにを着るかで迷ったことなどないのに。
おかげで俺は、女がなぜ買い物で異常に時間がかかるのか、文字通り、身を以て知ったのだった。

とにかく、その日初めて会ったばかりのまったく知らない他人の体を乗っ取って、
その体で好きなようにショッピングモールをブラブラするのは、ちょっと他人には説明できないほどの楽しさだ。
お腹がすいてきたら、勝手に初めて会った他人の体が持っている財布からお金を出して、その体でごはんを食べる。
ダイエットしてそうな女の体のときは、わざとカロリーの高そうな食べ物を食べる。
体が違うと味覚も微妙に異なるので、俺本体のときはすごくおいしく感じる食べ物がイマイチだったり、体によって千差万別、
そういうささいな違いを毎回発見できるので、こまかい動作ひとつひとつまで面白く、何度体験してもぜんぜん飽きない。

考えてみれば、世界に俺よりしあわせな人間はいないかもしれない。
どんな人間も、自分の人生しか生きられないのに、俺は無限の人生を体験できる。
まだ先になるが、俺の体の寿命が尽きたら、別の若くて健康な体に引っ越す予定だ。


話が脇道に逸れた。
しかし実際、人間の欲には際限がないものだ。
これだけ恵まれているにもかかわらず、最近誰に乗り移っても刺激を感じなくなってきた。
なので、きょうはいつもと違うことを試してみるつもりだ。

そこまで考えて顔を上げると、ちょうど俺の好みの体が通りかかったところだった。
まじめでおとなしそうな、普通と美人の絶妙に中間の顔、クラスで三番人気くらいのかわいさの女子高生。
ブレザーにリボン、チェックのスカートを身につけている。

女子高生の頭を見つめながら、俺は意識を集中する。
いつもは体を抜け出して、自分を全部他人に移してしまうのだが、
きょうは半分だけ乗り移る…
自分に意識を残したまま、相手に触手を伸ばす感覚とでも言おうか。
うまくいけば、ふたつの体を同時に操れるはずだ。


 野原めぐみは家族をさがしていた。
(ちょっとカバンみたいって言ったのに。
みんな待ってくれないで行っちゃった。
もう、ここ広すぎ。ぜんぜん見つからないし。疲れた?。ちょっと座って休もうかな...

…えっ!?)
(え!?…な、何?…か、体…動かな…!?)

突然、体の自由が一切きかなくなっためぐみが混乱していると、体が勝手にうしろを振り返った。
そして右手と右脚、左手と左脚を同時に出すぎくしゃくした歩みでベンチに座っている地味な男性の前まで歩き、ぎこちなく不自然な笑みを浮かべると、スカートをめくって、目の前の男性にパンティを見せた。
そのままの姿勢で固まる。

(やだっ!な、なんで!?
なんであたし、知らない人にパンツ見せてるの!?)

「やっぱ半分だけだと、意識までは乗っ取れないみたいだな。
でも、いつもは完全な操り人形にしてるから、抵抗される方が刺激あるかな」

男性が意味のわからないことをつぶやくと同時に、めぐみの手はスカートをおろした。
めぐみの体は意味もなくそのまま立っている。

「まず名前を教えてもらおうかな」
めぐみ自身が言う。
めぐみの手が動き、ブレザーのポケットから生徒手帳を取り出し、めぐみの視力が書いてある名前を確認する。
「野原めぐみ、めぐみちゃんか。じゃ、行こうか」
再びめぐみ自身が言うと、男がベンチから立ち上がり、馴れ馴れしくめぐみの肩を抱いた。

二人の体は、手をつないでウィンドウショッピングを楽しんでいる。
「同時に動かすのはやっぱむずかしいなー。どっちかの体に意識を集中していれば楽なんだけど、均等に意識を配分してないと、動きがおろそかになるな…
でも、せっかくだから、めぐみちゃんの体に意識をフォーカスしてみるか♪」
楽しげにめぐみ自身が言うと、めぐみの意識がふっと遠ざかる。

「へっへっへ、すれ違う男どもが、みんなめぐみちゃんをこっそりチラ見していくなあ♪
男どもは気付かれないようにやってるつもりなんだろうけど、女の体から見るとバレバレだぜ♪
男は悲しい性を持って生まれたねえ♪」

と、そのとき、めぐみのスマホが鳴った。
俺はめぐみの体で電話に出る。
「あ、お母さん?知り合いにばったり会ったから、その人と遊んでいくから、先に帰っていいよ。うん、ばんごはんらない」
(うそ!?お、お母さん!この人あたしじゃないよ!気づいてお願い!助けて!)
めぐみの体は無情に電話を切った。

周囲からは、カップルが普通にデートしているようにしか見えないだろう。
だが、めぐみの体の顔は幸せそうに笑って、楽しそうに受け答えしているが、内面はパニックで気が狂う寸前だ。
(いやぁ!やめて!あたしを勝手に動かさないで!誰か気づいてっ!このあたしはあたしじゃない!誰か!助けて!)

「楽しかったね♪ …じゃ、そろそろ…」
めぐみ自身が言った。


 ふたつの体で苦心して車を運転し、どうにかラブホに着いた。

めぐみは残念ながら処女ではなかった。
(…ま、これで罪悪感なしに犯しまくれるからいいけどね…
…負け惜しみだけどな、チクショー)

俺本体でめぐみをバックから突きながら、均等に配分していた意識を、めぐみの体のみにフォーカスする。
「めぐみちゃんのおま○こ、感じるっ…!」
バックから突かれながら、めぐみ自身が言う。
その後ろでは、俺がうつろな目で機械的に腰を動かしている。
めぐみの体の俺は、動きに合わせて自らも華奢な腰をくねらす。


 それから俺とめぐみは、めぐみのおこづかいでショッピングモールで買ったばかりの服をめぐみの体に着させ、そのままの格好でセックスしたり、
裸にしためぐみに自分のスマホを持たせ、笑顔でピースさせ、犯されている自分自身を撮影させたり、
めぐみにだけ意識をフォーカスして、抜け殻になった俺の体をめぐみの体で逆レイプしたり、
めぐみに恥ずかしい言動をいろいろさせ、俺本体でそれをおかずにオナニーしてみたりした。
めぐみは心の中でずっと抵抗していたが、体は笑顔のまま、風俗嬢でもしないような破廉恥極まる行為を延々続けた。
俺はお金を払っても体験できない様々なプレイを、1日ゆっくり楽しんだのだった。
めぐみの体は終始感度が抜群だった。


 …それが、彼女とのなれそめです(笑)

めぐみはどうやら変態の素質があったらしい。
意識はあるのに体を勝手に動かされ、次に何をさせられるか予測できない状態のまま、自分の体が勝手に恥ずかしいことをしていくのをなすすべなく見ているしかない状態に、信じられないくらい興奮したそうで、
めぐみの体を解放し、立ち去ろうとした俺を小声で引き止め、
「あ、あの…もう…終わりですか…?
…も、もっと…してください!」
顔を真っ赤にしてうつむくめぐみを、俺はポカーンと見つめるしかなかった。

きょうもデートでめぐみの体を動かし、学校の制服姿で俺の思い通りに街を歩かせ、体を他人に好きなように操られる興奮で発情させてから、二人でさまざまなパターンでセックスだ。

(きょうは、めぐみに完全に乗り移って、制服のリボンとハイソックスのみの異常な格好になり、その格好のまま、俺のぬけがらの体のイチモツを、めぐみの口でしゃぶって大きくして、俺のぬけがらに、めぐみの性器を機械的に突かせ、終わったあとでめぐみの意識を戻し、意識がない間、めぐみの体でどれだけはしたない行為をしたのか聞かせてやったり、
めぐみの意識は残したまま体の自由を奪い、動けない体を好きなように思うがままに蹂躙したり、
めぐみの体と声で学校の女友達を呼び出し、俺が友達に乗り移り、友達の体の俺と、俺に動かされていないめぐみのレズプレイを楽しんでから、意識のない俺本体を交えての3Pをする予定だ)

おっさんとかわいい女子高生。
きょうも二人はラブラブだ。











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