出張で・・・3

作:ecvt  挿絵:jpegさん


「はぁ、疲れたぁ・・・」
出張先での商談一日目を終えた俺は、ホテルに戻ろうと歩いていた。
「ん?あれは・・・スーパー銭湯ってやつか・・・最近疲れが溜まってるし、ちょっと寄ってみるか・・・」
俺は、ふと見かけたスーパー銭湯に心惹かれて立ち寄ったのだが、疲労がピークに近かったようで、強烈な眠気が襲ってきたので。
「ヤバいな・・・眠い・・・」
そう呟くと、フラついてしまい、そのスーパー銭湯に入ろうとしていた黒髪でショートヘアーの若い女性と、その友人であろうギャル風の女性の二人組とぶつかりそうになってしまった。
「あ、すみません」
俺はそう声をかけて会釈をすると、黒髪のショートヘアーの娘の方が、
「こちらこそ」
とさわやかに答えてくれ、俺達は軽い会釈を交わすと、俺は脱衣所に入った。
「はぁ、頭がフラフラするな・・・入浴してみたかったけど、このまま行ったらブッ倒れちまいそうだな・・・入場料勿体無いけど、おとなしくホテルに帰るか・・・」
そう呟いた俺は、脱衣所のドアを開けた。
ところが、開けるドアを間違えたようで、脱衣所から廊下に出るドアではなく、ボイラー室のドアを開けてしまったようだ。
「間違えた・・・ボイラー室じゃん・・・」
そのままボイラー室の床に倒れ込むと、自然に閉まる扉の音を遠くに聞きながら俺の意識は遠のいていったのだった。

すると、キーンと強い耳鳴りのようなものが聞こえたかと思うと、また、あの時と同じようにガクッと落ちるような感覚と共に俺は目を覚ました。
(ん?)
当たりを見回すと、ここは脱衣所のようだが・・・周りは女性だらけだ。
「へ!?ここは、女子の脱衣所!?ヤバいじゃ・・・ん!?ま、また声が女の声だ・・・」
下を見ると俺はやや褐色の肌で張りのある健康的な巨乳の身体になっていた。腕にはロッカーの鍵のついたゴムバンドがはめられている。
「こ、これは・・・」
慌ててロッカーの扉裏の鏡を見ると、先程ぶつかりそうになった黒髪のショートカットで透明感のある若い女性が映り込んだ。
「うわっ、こ、これが俺・・・」
鏡の中の若い女性は嬉しそうな表情で自分の顔を撫で回しながらこちらを覗き込んでいる。
「理沙ぁ?どうしたの、急に驚いた顔して鏡なんか覗き込んで?」
隣の茶髪のギャルっぽい若い女性が俺に話しかけてきた。先程の女だ。
真面目そうな今の俺の身体の娘とはちょっと雰囲気が違うが、この身体の友達なのだろう。
「へ?あ、あの・・・えっと・・・な、なんでもねぇ・・・いや、なんでも・・・わ・・・よ・・・あはは・・・」
俺は慌てて女言葉を使おうと思ったが、なんだか妙な感じになってしまった。
(やべぇな・・・怪しまれるか?)

「・・・?ヘンなの〜!それ、誰かの新しいギャグ?」
この身体の友人と思しき彼女はきょとんとした表情でそう言うと、何食わぬ顔で歩いていった。
「そ、そうなの〜!」
俺は内心ドキドキしながらそう答えて取り繕った。
「ま、いーや、はいろ!」
彼女に手を引かれて、俺は禁断の女湯の浴場に入っていった。
(うわぁ、元の身体だったら逮捕案件だよ〜・・・ドキドキするなぁ・・・)
当たりを見回すと、若い女性が恥ずかし気もなく全裸で入浴している。

 (jpegさん作)

(こういう施設は若い女性に人気だって聞いてたけど・・・これは天国どすえ!)
俺はキョロキョロと辺りを見回しながら、彼女に手を引かれて鏡とシャワーのある洗い場に辿り着いて腰かけた。
「どーしたの、理沙?そんなにキョロキョロして?」
彼女が理沙である俺の顔を覗き込む。
「あ、い、いや〜こういう施設って珍しいな〜って・・・あはは・・・」
俺は適当にそう誤魔化す為に言ってみた。
「何言ってんの、何回も二人で来てんじゃんw」
彼女は笑いながらそう言った。
「そ、そうよね〜!私ったら何言ってるのかしら〜」
俺はそう言って愛想笑いで誤魔化した。
彼女は洗髪を始めたので、俺は正面にある鏡を見つめた。
(うわぁ、こんな無垢な感じの透明感のある美女が俺だなんて・・・)
鏡には整った顔立ちの透明感のある美女が恥ずかしそうに顔を赤らめて俺を見つめている。
(これが今の俺の顔・・・もっと見つめていたい・・・)

俺はどんどんと鏡に顔を近付けていく。
すると、鏡の中の彼女も顔を近付けてくる。何とも嬉しそうな表情だ。
俺は目を見開いたまま鏡に口付けをする。鏡の中の透明感のある彼女が俺とぴったりと目線を合わせて俺の唇を一心不乱に貪っている。
それから、下に目を向けると、二つの大きな膨らみがある。
この、若く張りのある胸も、今は自分のものだから触り放題だ。
とはいえ人目があるので、ボディソープを沢山泡立てて全身を撫で回すように洗った。
(乳首も念入りに洗わないとね・・・それに下の茂みもね・・・)
「あっ・・・」
思わず声が漏れる。
その透き通るような声に思わず興奮してくる。
隣の友人は長い髪のシャンプーに夢中でこちらに気が付いていないようだ。

「はっ・・・くっ・・・うっ・・・」
こんな場所でこんな透明感のある美女にオナニーさせるなんて・・・背徳感を楽しみながら興奮がました俺は、声を殺しながらも鏡を凝視してオナニーを続けた。
「はんっぅ、理沙、気持ちよすぎてイッちゃう・・・」
なんてこんな透明感のある美女に言わせながらも、快感に溺れ、遂には絶頂に達してしまった。
「はぅ〜〜〜〜〜〜〜っ・・・」
周りを見るが、誰も気づいてないようだ。
すると、シャンプーを終えた今の俺の身体の友人のギャルが俺の背後に近付いてきた。
「理沙ぁ、あたし、髪洗い終わったから理沙の背中流してあげるネ!」
そう言ったギャルは、俺の背中を洗い始めた。
(うほぉ〜!こんなに若くて俺とは接点無さそうなギャルに背中流してもらっちゃってるよ〜!しかも、禁断の女湯の洗い場で!興奮が増しますなぁ〜!)
先程イッたのでこの理沙という美女の身体が敏感になっており、背中を擦ってもらうだけで気持ちがいい。
鏡の中の彼女はいやらしく顔を歪ませている。
(あぁ、こんな透明感のある美女も、中身が俺になってしまってるからこんな表情になっちゃうんだな・・・!この娘が今は俺と一心同体だなんて興奮するなぁ・・・!)
興奮した状態で俺は、

ギャルの方を鏡を通して見てみた。
(コイツの派手なナリしてるけど、顔はカワイイし巨乳じゃん・・・)
「今度は前の方も洗ってあげるネ!」
そう言ったギャルは、ちょっとイタズラな笑みを浮かべると、俺の股間とおっぱいを擦ってきた。
「あっ・・・」
思わず女みたいな喘ぎ声が俺の口から漏れた。
「理沙ったらカワイイっ!」
ギャルは後ろから俺に抱き付いてグイグイと胸を押し付けてくる。
「おっぱいで背中も洗ってあげるねー!」
ギャルは俺の背中におっぱいを擦り付けながら、胸と股間を刺激してきた。
(マジかよ・・・ギャルだけあってテクニシャン・・・)
普通なら勃起するところだが、今は女のでアソコがジュンッとしてきた。
俺は思わず彼女の手を取った。
「あー、怒ったぁ〜?もー!ジョーダンよ!理沙はウブなんだからぁ!ちょっとサウナ行ってきま〜す!」
ギャルはいつも真面目らしいこの理沙って娘に怒られると思って、イタズラな笑顔をしながらサウナの方に行ってしまった。
「うわぁ・・・この娘のアソコ、ダラダラだよ・・・最後までヤッてくれればよかったのに・・・」
俺は身体が熱く、疼いて仕方がない。
そのまま俺は鏡を見ながらオナニーを始めた。
「あぁっ、理沙ちゃん・・・ホントに清純そうなのに、俺が中に入ったばっかりにこんなコトさせちゃってごめんね・・・」
「ううん、いいの、あなたに操ってもらえて私、幸せよ・・・早くこの疼いた私の身体をイかせてちょうだい・・・」
そんな一人芝居を鏡に向かってしながら、俺は激しく手を動かした。
「あっ・・・あっ・・・あぁぁぁぁぁっ、いっ・・・イクぅ・・・・・・・・・・・・・・っ!」
絶頂に達した瞬間、キーンと強い耳鳴りのようなものが聞こえたかと思うと、また、あの時と同じようにガクッと落ちるような感覚があった。
気が付くと、俺はボイラー室で目を覚ました。
(うーん・・・気絶してたのか・・・しっかしまたまたリアルな夢だったなぁ・・・でも、あれだけ辛かったのになんだかスッキリしてるし、一っ風呂浴びるかな!)
起き上がった俺はボイラー室を出ると、風呂に向かったのだった。

END




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