想いが生んだ奇跡 作:ecvt 画:ライオン丸 人間の想いというのは時に奇跡を起こす。 まだまだ新人サラリーマンの部類に入る俺、高田宣彦の頭の中は憧れの女上司である荒井瑤子課長への想いでいっぱいだった。 女でありながら同期の出世頭、おまけに美人でグラマー、テキパキと仕事をこなすクールビューティーだ。 ただキツい性格と完璧過ぎて近寄りがたい存在である。 彼女への想いがつのった俺は、仕事中にも関わらずトイレの個室で彼女を想いながらオナニーをしていた。 (課長、荒井課長ぉっ・・・・・!好きですっ、あなたの全てが欲しいぃぃぃぃいっ!) そんな事を想いながらイクと、気絶するような感覚と共に目の前が真っ白になり、気が付くとトイレにいたはずなのにオフィスのデスクに座っていた。 だが、この風景はいつも俺が座っているデスクから見える風景ではない。 ここは荒井課長のデスクだ。 「な、なんで・・・はっ、声が・・・」 俺は思わず声をあげたのだが、俺の口から出た声は、いつものものとは違う女のような高い声だった。 下を見ると俺はグレーのスカートをはいており、胸にある大きな二つの膨らみがジャケットと黒いワイシャツをはち切れんばかりに押し出していた。 咄嗟にデスクの上から二段目の引き出しから鏡を取り出し、自分の顔を確かめた。 そこには驚いた顔をしてこちらを見つめる荒井課長の姿が映っていた。 (うわぁ、なんだかわかんないケド俺、荒井課長になっちゃったよ!でも何で鏡の場所がわかったんだ・・・・!?) そんな事を考えながら鏡を見つめていると、俺の同期の里美ちゃんが声をかけてきた。 「課長、○×物産へのプレゼンの資料ですが、先日ご指示頂いた点を直してみたので確認して頂けますでしょうか?・・・・あ、あの、荒井課長・・・・?」 (うわぁ、里美ちゃん、俺のコト荒井課長だと思ってるよ、先日指示した点なんて俺にわかるわけな・・・・い、いや、わ、わかるぞ・・・・・!) 「あぁ、ここはだいたいこの方向性でいいわね。ただこちらはもうちょっと具体性に欠けるから煮詰めてちょうだい。これを参考にするといいわ」 自然と荒井課長のものと思われる記憶が思い出せた俺は、荒井課長の口調を使って指示を出し、参考資料まで渡すことが出来たのだ。 「ありがとうございます、課長」 そう言って俺に頭を下げた里美ちゃんは自分のデスクに戻っていった。 それから俺は自分のはいているスカートをまじまじと眺めた。 (うわぁ、俺がスカートはいちゃってるよ・・・・!綺麗な脚・・・・これが今の俺の脚かぁ・・・・) 俺は今や自分のものである憧れの清美課長のストッキングに包まれた二本の美脚を開いたり閉じたり組んでみたりして楽しんだ。 (ニシシ・・・これが俺の脚・・・・そういや、さっきは荒井課長の記憶も思い出せたし、脳を含めて俺は荒井課長の全てを手に入れたんだ!やったぁ!でも俺本体はどうなったんだ?まさかずっとトイレの個室で気絶してるんじゃ・・・) そんな事を考えていると、俺本体が何事も無かったかの様に戻ってきて俺のデスクに座って仕事を始めた。 (あれ?俺が動いてる・・・なら入れ替わりか?でも本体は慌ててる様子もないな・・・・) 荒井課長のデスクから立った俺は俺本体の方へと歩いて行って声をかけた。 「た、高田くん」 「あ、はい、課長」 「あなたはいつも通り高田くんよね?」 「え、あ、まあ、そうですね・・・・別に体調は悪くないですが・・・・」 突拍子のない質問を受けた俺本体はきょとんとしながらそう答えた。 (どうやら俺本体は俺のままのようだな) 「あ、あぁ、ならいいのよ、仕事頑張ってちょうだいね」 そう言った俺は、慣れないハズのヒールのある靴であるにも関わらず、スムーズに歩きながら女子トイレに向かったのだった。 ドキドキしながら女子トイレの扉を開けると、多数のOL達が化粧直ししながら井戸端会議をしていた。 (初めての女子トイレであんなに女がいたんじゃなんか気まずいな・・・・人気のないところ・・・・そうだ、屋上に行こう!) 一旦荒井課長のデスクに戻って鏡を手にした俺は、エアコンの機材がいっぱいでごちゃごちゃしていて滅多に人が来ない屋上へと向かったのだった。 屋上に着いた俺は、端のエアコンの機材の影になっている空間に移動すると、鏡を眺めた。 「あぁっ、荒井課長・・・・」 鏡にはうっとりとした表情でこちらを見つめる荒井課長の姿が映っている。 「高田くぅん・・・大好きよ・・・抱いて・・・!あぁっ、台詞も思いのままだぜ・・・・」 鏡を床に置いた俺はスカートを捲り上げる。 「うわぁ、股に何も無いっ!ストッキングに包まれたパンティって色っぺー!色は黒かぁ!セクシー!」 そう言って荒井課長の股間を撫で回す。 「高田くん、どんどん触ってちょうだい。上司として私の身体の扱い方を指導してあげるわ」 なんて勝手な台詞を言わせながら股間とストッキングの感触を楽しむ。 「今度はおっぱいも見てちょうだい。これは業務命令よ」 そう言った俺はジャケットのボタンは閉めたまま、ワイシャツのボタンを外してブラを上に上げると、二つの大きなおっぱいを引っ張り出した。 「うひょー!なんという素晴らしい巨乳・・・・!」 俺はしばらく見とれてしまった。 「見つめてばかりいないで、遠慮なくどんどん触ってちょうだい」 そう言った俺は、震えながら両手で荒井課長の巨乳を持ち上げた。 「すげぇ、ズッシリくるこの重み・・・・でも張りがあるなぁ!」 そのまま俺はその巨乳を揉み始めた。 「あっはぁ、い、いいねぇ、なんとも言えないこの感覚っ・・・・はぁん!ち、乳首も弄ってちょうだぁい!」 そう勝手な台詞を言わせながら俺は乳首に手を伸ばす。 「っ・・・・!!これはっ!チ、チンポの先っちょみたいに敏感っ・・・!さ、さあ、高田くぅん!今度は下も慰めてぇ!」 ストッキングとパンティを下げた俺は荒井課長の秘所に手を伸ばす。 「こっ、これは凄いっ!荒井くん、好きよ、世界一好きよっ、あなた無しでは生きていけないわっ!愛してるー!あぁぁぁぁっ、イ、イクッ、イクゥ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!」 ピシャァッ 荒井課長の記憶から一番イイポイントを責めながら彼女の声で好き勝手に言わせた台詞に興奮した俺は、潮を吹きながら絶頂に達したたのだった。 そして気絶するような感覚と共に視界が真っ白になり、気が付くとオフィスのデスクに座っていた。 今度は俺自身の席だ。 「も、戻ったのか・・・」 しばらくすると荒井課長は顔を赤らめながらオフィスに戻ってきた。 なんだか俺を見つめる視線が熱い。 それからの荒井課長は俺に妙に優しくなり、程無く俺は荒井課長から告白されて付き合うことになった。 後で彼女に聞いたのだが、ある日、俺を想って会社の屋上でオナってしまい、それから俺が気になって仕方がなくなってしまったんだそうだ。 俺は白々しくトボけておいたが、どうやら俺が彼女に乗り移ってした行動は、彼女の脳には当然自分の意思で行った行動として記録されるので、彼女は自分自身の意思で俺を想ってオナニーしたと思っているようだ。 しかも乗り移っている間は心が俺なので、自己愛から自分への愛情がある。 それに影響されて彼女も俺への愛情を感じるようになったようなのだ。 それからも彼女がある程度離れた場所にいると彼女を想ってオナニーしても乗り移らないが、同じ会社内などある程度近くにいるときは勿論、二人でエッチすると、ハズミで彼女になってしまうことが多々あった。 でも、それも利用し、自分勝手に自分に有利な形で彼女を動かして二人の愛情を深め、喧嘩も解決させていき、俺達は非常に上手くいっている。 (いやぁ、素晴らしい能力だなぁ!でも、他の女性を想いながらオナニーしたらどうなるんだろうか・・・・!?) END |