良晴:「ちょっと待っててくれ。シャワー浴びてくる。」
忍(芳雄):「あ、うん。」
良晴が小走りでバスルームに向かう。
忍(芳雄):「んっ?なんで良晴がシャワーを浴びる必要があるんだ?浴びるのは俺の方なのに・・・」
よく考えると確かにそうだ。良晴の身体は別に汚れていないはず。
それなのに、どうしてシャワーなんか浴びに行ったのだろうか。
その答えはすぐに分かった。
忍(芳雄):「えっ!ああっ!」
忍(芳雄)は思わず声を上げてしまった。
レースクイーン、波野 忍の声で・・・・
秘密のコンタクトレンズ「彼女の身体に俺のブツ!」(つづき3)
忍(芳雄)は、自分の股間が触られている感触に驚き、声を上げた。
触っているのはもちろん良晴だ。
良晴がバスルームで忍の股間にイタヅラしているのだ。
忍(芳雄):「や・・・やめろ・・・・よ・・・・よし・・・・はる・・・・あうっ・・・」
股間(といっても良晴のムスコだが・・・)を押えながらフローリングの床にへたり込む忍(芳雄)。
良晴:「分かってたんだぜ。お前だって感じてた事。」
バスルームの中、トランクスを脱いだ良晴が股間を刺激しながら独り言を言っている。
トランクスの股間あたりが既に濡れていたのを良晴は知っていたのだ。
良晴:「平静を保ってたけど、お前の股間はすごく濡れてたんだぜ。」
ヌルヌルとした液を指に絡ませながら股間を刺激する。
忍(芳雄):「あっ・・・・だめだって・・・うあっ・・・」
その場にしゃがみ込んだ忍(芳雄)は、必死に堪えながらバスルームに這って行った。
バスルームのドアを開けようとしたが、中から鍵がかかっていて開けることができない。
忍(芳雄):「はあ・・・・あっ・・・・よ、良晴っ・・・・んんっ・・・・あ、開けてくれっ・・・」
扉の向こうから女性の上ずった声が聞こえる。
良晴:「今度はお前が気持ちよくなる番だよ。俺だけ気持ちよくなるってのは悪いからな。」
忍(芳雄):「んっ!・・・・お、俺はいいから・・・あっ・・・は、早く・・・指を・・・」
良晴:「いいだろ。気持ちいいんだったら。」
忍(芳雄):「んあっ・・・・あっ・・・・ううっ・・・あんっ・・・」
扉の前でうずくまる忍(芳雄)。
耐えられないといった感じだろうか。
忍の身体に付いている良晴のムスコも、また大きくなっている。
良晴:「いい声出してるよな。やっぱり女性の喘ぎ声は最高だよ。なあ芳雄・・・いや、忍さんっ!」
忍(芳雄):「くぅ・・・・ちょ、調子に乗っていると・・・・あっ・・・・こうだぞっ!」
忍(芳雄)がハイレグ水着の中の良晴のムスコを指でギュッとつねった。
良晴:「イタタタタタッ!」
急にムスコをつねられた感じがして、思わず手を止めてしまう。
忍(芳雄):「はぁ。はぁ。はぁ。」
良晴:「な、何するんだよ。痛いじゃないか。」
バスルームの中に良晴の声が響く。
忍(芳雄:「お前がやめてくれなかったからだぞ。」
良晴:「だからってそんなことしなくてもいいだろ。」
忍(芳雄):「お前が素直にやめりゃあこんな事せずに済んだんだよ。」
良晴:「イッテ〜ッ・・・・」
まだ痛みを感じる。
痛みを堪(こら)えるために自分のムスコを擦ろうとしても、忍(芳雄)の身体についているために無理なのだ。
このコンタクトレンズにはこんな弊害もある。
気持ちいいことはまだしも、ハサミなんかで切られた日にはもうどうしようもない。
良晴はそんな事を考えていた。
バスルームの扉の鍵を開ける。
そこには、怒った顔の忍(芳雄)が立っていた。
良晴:「アイタタ・・・・も、もう勝手な事はしないよ。」
忍(芳雄):「本当か?」
良晴:「ああ。でもさ、なんで気持ちいいのにいやなんだ?俺なら絶対続けてほしいと思うけどな。」
忍(芳雄):「何ていうかさ。俺って、自分の知らないところで勝手にされるの、嫌なんだよ。別に気持ちがいい事が
嫌なわけじゃないんだけどな。」
良晴:「・・・・じゃあお前の目の前でやるんだったら?」
忍(芳雄):「別にOKさ。」
良晴:「たったそれだけの事?」
忍(芳雄):「俺にとっては大事な事なんだ。何て言うかな・・・・お前だって勝手に自分の身体をいじられるの
嫌だと思わないか?」
良晴:「そ、そりゃあ思うかもしれないけど。でもさ、忍さんの身体、お前が乗り移ってるんだぜ。」
忍(芳雄):「それはそれ。これはこれ。」
良晴:「なんて身勝手なやつだ。」
忍(芳雄):「お前に言われたくないよ。」
良晴:「忍さんが聞いたら発狂するだろうな。と言っても既に悪い事してるんだけど・・・まあいいや。とりあえず続きをやろうぜ。」
忍(芳雄):「まだ何かしたいのか?コンタクトレンズの性能はもう分かったんだぜ。」
良晴:「せっかく忍さんの身体があるんだからさ、もうちょっと楽しみたいと思わない?」
忍(芳雄):「お前もほんとに悪い奴だな。まあ、彼女の身体は結構いいけど、俺、もっといい女に乗り移った事があるから。」
良晴:「誰?」
忍(芳雄):「アイドルとか。」
良晴:「マジ?」
忍(芳雄):「ノーコメント。」
良晴:「・・・・なんだそれ。」
忍(芳雄):「想像に任せるさ。それよりまた話が飛んでるぞ。」
良晴:「ああ、そうだった。あのさ、首から下を全部入れ替えようぜ。」
忍(芳雄):「俺の身体が、目の前にいるお前の身体になるのかよ。なんか嫌な感じだなぁ。」
良晴:「そういうなよ。俺の身体だってそう悪くないだろ。別に太っているわけでもないし、男らしい身体じゃないか。」
忍(芳雄):「そういう問題じゃないけどな。でも、まあお前の事だからこんな展開になる事はなんとなく想像できていたけど。」
良晴:「だろ!じゃあ早速始めようぜ。」
忍(芳雄):「そうだな。あっ!そうそう、忘れてたよ。お前にもいいもの持って来てやったんだ。」
良晴:「いいもの?」
忍(芳雄):「うん。きっと良晴、喜ぶと思うよ。ちょっと待っててね!」
急に女言葉を思い出したのか?
忍(芳雄)は、女性らしい言葉使いでバスルームから出て行き、すぐに戻ってきた。
忍(芳雄):「これな〜んだ。」
良晴:「うおおおぉ、それはもしかして!」
忍(芳雄)は、忍が身に付けているものと同じ黒いハイレグ水着を手に持っていた。
忍(芳雄):「そう、私が着ているのと同じ水着よ。」
良晴:「どうしたんだよ、それ。」
忍(芳雄):「ウフッ。ロッカーから借りてきちゃった。」
良晴:「芳雄、もう最高だよ。お前は何ていい奴なんだ。」
忍(芳雄):「だって、私もこの水着を着た良晴の身体が変化するところ、見たいんだもん。」
良晴:「さすがは開発者!政美の時と同じだなあ。」
忍(芳雄):「あの時は体操服だったけど、今度は水着だね。なんか開発者として心がときめくわ。」
良晴:「だろっ!お前と俺、ほんとに趣味が合うよな。」
忍(芳雄):「そうよね。さっ、早くこの水着を着てよ。」
良晴:「おっしゃぁ!」
良晴が忍(芳雄)から水着を受け取り、両足に通す。
ゴツゴツした両足を黒いハイレグ水着が素通りし、女性となった股間を隠す。
身体を包み込むように着込んだ後、両手を通して肩にかける。
どう表現すればいいのだろう。
男のお笑い芸人がハイレグ水着を着けているのを想像し、その股間部分を無くした・・・という感じ。
男のゴツゴツとした身体には、このハイレグ水着は全然似合っていなかった。
胸のあたりがダブついているし、忍よりも身長がある分、水着が縦に伸びきっている。
良晴:「なんかダサいな。」
忍(芳雄):「うん。」
良晴:「でも、もうすぐお前の方がダサくなるんだよな。」
忍(芳雄):「そうね。すぐに脱いじゃうけど。」
良晴:「じゃあ早速始めるか。」
忍(芳雄):「ええ。」
良晴:「あっと、その前に部屋に戻る?」
忍(芳雄):「うん。その方が広いし。」
そう言うと、二人はバスルームからもとの部屋に戻った。
フローリングの床を裸足で歩き、さっき入れ替えた時と同じようにお互いが向き合い、2メートルほど
離れて立つ。
良晴:「じゃあ行くぜ。」
忍(芳雄):「ええ。」
良晴はまず、忍の足から入れ替えを始めた。
つま先から視線を集中させ、下から徐々に上へ視線を移動させる。
足の裏にムズかゆい感覚を覚えたかと思うと、それが徐々に上にあがってゆく。
膝の辺りまで入れ替えたあと、一度目を離した。
目の前にいる忍の膝から下は、見覚えのある脛毛が生えた足に変化している。
もちろん良晴の足だ。
そして、自分の足を見てみる。
膝から下は、白くてスベスベした綺麗な足に変化している。
レースクイーン、忍のふくらはぎがある。
良晴は、たまらずその足にそっと触れてみた。
スベスベした無駄毛1本生えていない足。
でも、足に触っている感覚はあるものの、他には何にも感じない。
忍(芳雄):「・・・・あんまり触らないでよ。なんか感じちゃうじゃない。」
忍(芳雄)がそう言った。
そうだ。触った時の感触は芳雄が感じるのだった。
良晴:「う〜ん。なんか変な感じだなぁ。」
忍(芳雄):「私だって変な感じよ。目の前で触っているのを見ていると、自分が感じちゃうんだから。」
良晴:「それもそっか。」
良晴は、足を触るのをやめ、今度は忍の太ももに視線を集中させた。
同じく太ももにかゆみを感じる。
忍の太ももがだんだん肌黒くなり、剛毛な毛が生えてくる。
それに伴い、良晴の太ももが白くて細い太ももに変化する。
忍(芳雄):「良晴。ちょっと待って。」
良晴:「えっ、何だ?」
忍のお尻と入れ替えるため、股間の奥を見透かすように視線を集中させたところで忍(芳雄)が
止めた。
忍(芳雄):「後ろを向くから。」
良晴:「何で?」
忍(芳雄):「そのやり方だったら、多分また股間も入れ替える事になるよ。そうなったら、良晴のムスコが
自分のところに戻ってきちゃうでしょ。」
良晴:「あ、そっか。」
忍(芳雄):「前にある部分から変化するから、先に股間が入れ替わっちゃうのよね。」
良晴:「なるほどな。」
忍(芳雄)が後ろを向く。
黒いハイレグ水着に包まれた、形のいいお尻が良晴の目の前に現れる。
良晴:「よしっ!」
良晴が忍のお尻に視線を集中させる。
お尻がかゆくなり、良晴の着ているハイレグ水着が膨れ始める。
それに伴い、忍(芳雄)のお尻はだんだんと小さくなっていくのだ。
良晴:「このままウェストまで・・・」
忍(芳雄)が後ろを向いたまま、そのウェストを入れ替える。
ほっそりとしていた忍のウェストが、だんだん横に太くなり、男らしいウェストに変化する。
良晴の身体はその逆で、ほっそりとしたウェストに変化するのだ。
水着がだんだんフィットしていく。
良晴:「へへっ、ウェストまで入れ替えたぜ。」
忍(芳雄):「あ〜あ、私の下半身が・・・・」
良晴は鏡の前に移動した。
ウェストから下は、完璧に女性の身体だ。
両足はパンストを穿いていないせいもあり、女性ならではのムチッとした感じがする。
それでもその両足は細くて美しかった。
鏡に対して後ろ向きになり、その形のいいお尻をみる。
ハイレグ水着に半分隠れたお尻。
ぷりぷりとした感じが何とも良晴の男心をくすぐる。
良晴:「へへっ、いいお尻してるぜ。そうだっ!」
良晴は子供のようにむぎゃきにはしゃぎながら、椅子を1つ鏡の前に持ってきた。
そして、また鏡の前で後ろ向きに立ち、そのまま前に体を倒して両手を椅子につける。
少し足を広げてお尻をツンと上にあげる。
股の間から頭を覗かせ、鏡に映る自分の姿を見た良晴は、何ともいえない幸せな気分に酔いしれた。
鏡に映る忍のお尻と両足。
忍の下半身が自分の身体についているのだ。
良晴:「・・・・なあ、見てみろよ。鏡に映る俺の姿を。これ、俺の足とお尻なんだぜ。」
お尻を左右に振りながら、忍(芳雄)にうれしそうに話す。
忍(芳雄):「よかったね。綺麗なお尻と足で。」
良晴:「こうやって股間を触ると、まるで1人エッチしているみたいだ。」
股の間から良晴の手がのっぺりとした股間を擦り始める。
忍(芳雄):「んっ・・・・・」
それを見ていた忍(芳雄)の口から切ない声が漏れる。
良晴:「あ、ごめん。忘れてた。」
良晴は、分かっていてわざと触ったのだ。
もちろんそんな事は忍(芳雄)にだって分かっていた。
忍(芳雄):「んんっ・・・・・ねえ、良晴・・・・あっ・・・・そ、そんな事よりも・・・・早く上半身を・・・・んふっ・・・」
モゾモゾと交換した足を動かす忍(芳雄)。
良晴:「そうだったそうだった。」
良晴は股間を擦っていた手を止め、また忍(芳雄)の前に立つ。
そして二人は向かい合い、残りの上半身を入れ替え始めた。
良晴:「胸は最後にして、まずは腕から・・・」
そう言うと、良晴は忍の腕を片方ずつ入れ替える。
みるみるうちに二人の腕が変化し、完全に入れ替わってしまう。
次に、肩から胸の上のところを入れ替える。
視線を背中にまで集中させることで、後ろの部分まで入れ替えてしまう。
この時点で、二人の身長の高さが完全に逆転した。
さっきまでの目線とは高さが変化しているのが分かる。
良晴:「よし、後は胸だけだな。」
良晴は胸以外、ごつごつとした男の身体になった忍(芳雄)を少し気持ち悪いと思いながら
黒いハイレグ水着に包まれた2つの胸に意識を集中させる。
胸についているロゴマークに、だんだん張りがなくなり始め、次第にシワシワになっていく。
その代わりに、良晴のシワシワだった水着が徐々に膨らみ始め、ロゴマークが綺麗に見えるようになった。
胸の突起がうっすらと水着に浮かび上がる。
完全に胸を入れ替える事が出来たのだ。
良晴は更に視線を集中し、最後の背中まで入れ替える。
良晴:「・・・・・完璧だな。」
忍(芳雄):「はずかしい・・・」
首から下・・・完全に忍の身体を手に入れた良晴。
その逆に、良晴の身体になってしまった忍(芳雄)。
良晴:「んん〜っ!」
忍の身体で両腕を上げて背伸びをする良晴。
そそくさと水着を脱ぎ始める忍(芳雄)。
良晴:「どうだった。俺の身体が変化する様子は?」
忍(芳雄):「そうね。やっぱり感動したってところかしら。水着が伸びたり縮んだりするところはすごく興奮したわ。
滑らかに変化するところがとてもいい感じだったな。」
良晴:「お前もやっぱり変態だな。」
忍(芳雄):「良晴よりましよ。」
水着を完全に脱ぎ終わった忍(芳雄)。
顔だけは忍だが、その身体は男の良晴のもの。
これで女の服を着れば顔を整形したニューハーフのお姉さんという感じだ。
忍(芳雄)は、ヌルヌルとしているお腹から股間の周りをバスタオルで拭取った。
ムスコを拭かれると、良晴が反応する。
良晴:「イテッ、お、おい。もう少しやさしく拭いてくれよ。剥き出しになってるから痛いんだ。」
忍(芳雄):「ごめんごめん。そんな感触、全然ないから分からなかったわ。」
良晴:「これって結構困りもんだよな。自分の感触を相手に伝えられないんだから。」
忍(芳雄):「そうね。そこは改善の余地ありね。」
良晴:「なあ芳雄。ちょっと鏡の前でこの身体を触ってもいいか?」
忍(芳雄):「・・・・いいよ。」
うれしそうに鏡の前に立つ良晴。
忍(芳雄)はベッドにごろんと横になって、鏡の前に立つ良晴の姿を眺めることにした。
顔は良晴で身体はレースクイーン「波野 忍」。
忍(芳雄):「アンバランスだよなぁ・・・」
そう思う忍(芳雄)だった・・・・・
秘密のコンタクトレンズ「彼女の身体に俺のブツ!」(つづき3)・・・・おわり
あとがき
これで良晴は、首から下、忍の身体を手に入れることが出来ました。
鏡の前で、そのセクシーな身体に見とれる良晴。
でも、身体を触ったところでその感触(快感)は得られないのです。
となると、得する?のは忍の身体に乗り移っていた芳雄ということでしょうか。
この二人、これからどんな事をするのでしょうね。
まあする事は決まっているようなものですが(笑)。
しかし、忍さん、悲惨ですね。
乗り移られた上に身体を入れ替えられてしまうとは。
今までで一番酷い扱いだったりして。
申し訳ない限りです。
それでは最後まで読んで下さった皆様、ありがとうございました。
Tiraより。