独り占め
 
 
 
 

まだ肌寒い風が吹いている火曜日。
僕は学校の屋外にあるプールで水泳をしていた。
もちろん部活動で。

鳥肌が立つのを感じながら、プールサイドでじっと練習風景を眺めている。
男子水泳部は15人。
女子は男子よりも多くて18人いる。

もともと水泳は得意ではなかったけど、中学生の時に女の子の水着姿が
見たいがために水泳部に入ったのがきっかけ。
しかも中学3年になってから入ったから誰にも相手にされなくてさびしい思いを
したけれど、僕にとってはとても有意義な時間が過ぎていった。

で、高校に入ってすぐに水泳部へ入部。

中学の時のように下手クソだったら女の子にも相手にされないと思い、
1年のことからとりあえず練習は続けてきた。

自分の素質があったとは思わないが、それなりに泳げるようになり、
2年生になった今では3年生とともにレギュラーの座に収まっている。

面白いもので、泳ぎが上手くなるとそれなりに女子水泳部の女の子とも
親しくなり、今では1つ下の彼女ができた。

彼女の水谷 知恵(みずたに ちえ)はとても可愛くて僕には勿体無いと感じていたけど、
僕はどちらかというとお姉さんタイプが好きだ。
そう、女子水泳部の部長をしている3年生の相原 恵理菜(あいはら えりな)さんのような人。

相原さんは帽子に黒くて長い髪をしまいこみ、大人びた顔立ちをしている。
多分私服で街を歩いていると大学生と間違えられるんじゃないだろうか。
ずっと水泳で鍛えているのでスタイルだって申し分ない。
全体的に一般の女性よりも筋肉質だけど、あれだけ運動していて
どうしてあんなに胸が大きいのだろうと不思議に思うくらいだ。
紺色の競泳水着の生地が胸で押し出されてむっちり伸びている。
そんな相原さんに僕の心はときめいている。
そう、今付き合っている知恵には無い大人のオーラを漂わせているのだ。

最近、特に意識しているせいか、どうしても相原さんに目線を向けてしまう。

そんな僕に知恵は気づいているようで、相原さんを見ていると
つかつかと歩いてきて腕をギュッとつねりながら怒る。
 

知恵:「ねえっ、また相原先輩を見てたでしょ」

武(たける):「えっ。べ、別に・・・」

知恵:「ううん、絶対に見てたもん」

武:「たまたま目線が相原さんの方へ向いただけだって。意識してたんじゃないよ」

知恵:「そんな事言って。私が彼女なんだからね。他の女性なんか見ないで」

武:「分かってるって、そんな事・・・」
 

どうも僕を独り占めしたいようだ。
彼女の性格は気が強くて一途。だからちょっと息苦しい感じもする。
そう思っている間にも、いつのまにか相原さんの方を見てしまう僕。
そんな僕に
 

知恵:「もう知らないっ!」
 

なんて怒って練習に戻ってしまった。
 

武:「あ〜あ、怒らせちゃった」
 

でも僕はそれほど罪悪感をおぼえることも無く、練習を始めることにした。

それから30分後。

さっきまで練習していた知恵の姿が見えない。
怒ってどこかに行ってしまったのかと思い、他の女子部員に聞いてみると
今日は体調が悪いからと言って帰ってしまったらしい。
多分僕が怒らせてしまったからだと感じていたけど、前にも
同じようなことがあったのでそのまま彼女のことは気にしないことにした。

だいぶ日が傾き始めている。

僕たち男子水泳部は明日も早朝練習を行うため早めに切り上げることになった。
それを見ていた女子水泳部も同じように練習を切り上げるようだ。
洗浄水で目を洗い、更衣室へ向かって歩き出したとき、ふと女性の声に
呼び止められた。
 

「梶本君」

武:「えっ?」
 

僕が何気なく振り向くと、そこには水着姿の相原さんが立っていた。
 

武:「はい?」

恵理菜:「うん、ちょっとだけ話があるんだけどいいかな」

武:「は、はぁ・・・」
 

普段話したことの無い相原さんが急に話し掛けてきたので少し驚いたが、
僕にとってはとてもうれしい出来事だったので素直に彼女の後をついていった。
相原さんは人気の無くなったプールサイドに僕を連れて行くと、飛び込み台の
ひとつにちょこんと座り込んだ。

僕が相原さんの前に立つと、彼女は僕を見上げて話を口を開いた。
 

恵理菜:「ねえ、私と水谷さん、どっちのほうが好きなの?」

武:「は、はぁ!?」
 

いきなりの質問に、僕は思わず大きな声を出してしまった。
相原さんは結構真剣な表情で僕を見つめている。
僕はどう答えていいのか分からず、ただ黙むくしかない。

まさかそんな質問をされるなんて。

もしかして相原さん、僕のことが好きなのかも・・・
それなら知恵のことはほっといて相原さんとお付き合いしたいな・・・
だんだん自分の中で答えを絞ることが出来始めたとき、彼女が
また話を切出した。
 

恵理菜:「水谷さん、かわいいでしょ」

武:「え、はぁ・・まあ可愛いですけど・・」

恵理菜:「好きじゃないの?」

武:「好きって言うか・・・まあ・・・」

恵理菜:「まあって何よ」

武:「えっ?」

恵理菜:「あ・・・ううん、何でもないわ。好きなんでしょ」
 

僕は相原さんが急にきつい口調になったのであっけに取られてしまった。
彼女は僕の驚いた顔を見ると、はっとしたような表情をしたけど、
まるでそれをごまかすように右手で帽子を取って、長くて濡れた髪を背中へ落とした。
その雰囲気にはとても色気があり、僕は思わずゴクンとつばを飲み込んだ。
 

恵理菜:「分かってるの。梶本君が水原さんのことを好きだって言うことは。
             誰も二人の仲を裂くことはできないんだから」
 

相原さんは、まるでそうあってほしいかのような話し振りで僕を見つめる。
でも僕は、その返事をこう言ってみた。
 

恵理菜:「でも、相原さんなら僕は構わないです」
 

真剣な表情で相原さんを見つめる。
すると、彼女は帽子をぎゅっと握り締めてこう言った。
 

恵理菜:「そ、そう・・・わ、私なら構わないんだ」

武:「はい」
 

僕は迷いのない返事をした。
 

恵理菜:「・・・・分かった・・・」
 

彼女は少しさびしげな顔をすると、なぜかプールの中に身を沈めた。
水深1m10センチほどのプールに立つ彼女は、水に胸が隠れるかどうかという感じ。
 

恵理菜:「そこに座って」
 

相原さんはプールの淵を指差している。
 

武:「え?何するんですか」
 

まさか泳ぎを教えてあげるなんて言わないだろうな。夕日がかなり赤くなっているんだから。
 

恵理菜:「いいから早く」

武:「はぁ・・」
 

プールの淵に座ると、両足のふくらはぎがプールの水に浸かる。
まだ周りの空気よりプールの水のほうが温いような感じ。
 

恵理菜:「もう少し浅く座って」

武:「はい・・」
 

僕は言われるままにお尻を前にずらしてプールの淵に座った。
それを見た相原さんは、顔に絡みついてきた髪を後ろに払うと
僕の両足の間に身体を割り込ませてきた。
 

武:「え?」
 

彼女は僕の両膝を持つと、ゆっくりと左右に開いてゆく。
 

武:「ちょ、ちょっと・・」

恵理菜:「この口でしてあげるから水谷さんの事だけを想って」
 

相原さんはそう言いと、左手の指をで僕の水着の中に忍ばせた。
 

武:「あっ」
 

僕は目の前で起こっている光景が信じられなかった。
相原さんは左手で僕の水着をギュッと持ち上げたあと、右手で
僕のムスコを外に出してしまったのだ。水着をずらされたてムスコを取り出された僕は
憧れの相原さんと見つめあい、それが恥ずかしくもあり、またすごくドキドキした。
寒くて小さくなっていた僕のムスコは、彼女の右手の中で
徐々に大きくなり始める。
 

武:「あ、相原さん」

恵理菜:「こうでもしないとずっと先輩の事ばかり考えるんだから・・」

武:「はい?」
 

会話が良く理解できなかった僕。でも、次の瞬間、そんな事は一気に
どこかに吹っ飛んでしまった。

ムスコが生暖かい空間に包み込まれる。

相原さんの両手が僕の内太ももに置かれ、頭は股間のあいだ・・・
 

武:「わっ・・」
 

僕はどうしてよいのか分からず、でもムスコが感じている暖かくてやわらかい感触に
ただ呆然とするだけだった。
 

恵理菜:「んっ・・・・ん・・・・ん・・・・」
 

相原さんの頭が上下に動き始める。
そのたびに僕のムスコは暖かい口の中で至極の快感を得ていた。
 

武:「う・・・あ・・・」
 

もうこれ以上大きくなる事はないくらい僕のムスコは成長している。
僕の太ももにあてがっていた右手がムスコの根元をつかみ、相原さんの口と一緒にゆっくりと
動き始める。
僕はたまらず相原さんの頭を両手でつかんだ。
でも、その動きを止めようとしたのではない。何かを掴んでいなければ耐えられないのだ。
 

恵理菜:「ん・・・あぁん・・・はむ・・んん・・」
 

相原さんは慣れた口使いで僕のムスコを愛している。
でもこの口使い、よく知っているような気が・・・
 

武:「あう・・うっ・・・すごい・」
 

相原さんの舌がムスコの首を刺激する。
そういえば知恵もこうやって気持ちよくしてくれたっけ・・

僕はなぜか知恵の事を思い出していた。

それは相原さんの口使いが知恵にとても似ていたからかもしれない。

だんだん夕日が沈んでゆく中、相原さんの頭の動きが激しくなる。
ムスコに吸い付きながら口の中を細くして懸命に頭を動かしている。
チュパチュパという音が聞こえる。
 

恵理菜:「んっ・・んっ・・・んんっ・・・はんっ・・・んん・・・」

武:「はぁっ・・・う・・・あ・・・だ・・・だめだ・・・・やばいっ・・」
 

頭を動かすと同時に、恵理菜さんの少し上ずった吐息が耳に届く。
その声と気持ちよさに耐えかねた僕は、とうとう恵理菜さんに対して
男の快楽をぶちまけた。
 

武:「うわっ!あ・・・ああ・・・・」

恵理菜:「ふんんんっ!・・・ん・・・・んぐっ・・・・んん・・・」
 

僕はビクッ、ビクッと数回身体を震わせた。
相原さんは僕の全てを受け入れてくれている。
ムスコは相原さんの口から離れる事はなく、ただゆっくりと口の中を
出たり入ったりしていた。
 

恵理菜:「んふぅ・・・んん・・・ん・・・ん・・・」
 

ムスコが相原さんの口から出てきた。
僕のムスコがきれいになっている。
 

武:「あ、相原さん・・僕・・・」

恵理菜:「・・・きっとこれだけじゃあ満足しないんでしょ」

武:「え・・い、いえ・・・その・・・」

恵理菜:「男はエッチが出来ればそれでいいのよね。それなら未練が残らないように最後まで
             先輩の身体を楽しめばいいじゃない」

武:「せ、先輩の身体をって・・・どういうことです?」
 

どうもさっきから何を言っているのか分からない。
夕日がだんだん見えなくなり始める。

相原さんは右手で口を拭うと、勢いをつけてプールから出てきた。
 

恵理菜:「もう暗いから更衣室に入りましょ」

武:「は、はい・・・」
 

つかつかと歩いていく相原さん。
そしてその後姿を早足でついていく僕。

相原さんは女子更衣室に入って電気をつけると、誰もいないことを確認して
僕の手を引っ張り、更衣室に導いた。
 

武:「ま、まずいですよ、こんなところ誰かに見られたら」

恵理菜:「大丈夫よ、カギしめとくから」
 

やはりなんとなくいつもの相原さんとは違うような気がする。
話し方が変になれなれしい。こんなに親しく話した事ないのに・・・
 

武:「あ、相原さん。今日はなんだかいつもと違うみたいです」
 

相原さんはカギを閉めた後、僕のほうを振り向き、
 

恵理菜:「それがどうしたの?」
 

と答えた。

それがどうしたのって・・・どういう事?

僕の疑問には、お構いなしの相原さん。
ガラス窓のカーテンが閉まっているのを確認したあと、
僕のほうへ近づいてきた。
 

恵理菜:「こうやって相原さんと出来るんだからいいじゃない。
              これ以上何も望まないでしょ」

相原さんは投げやりな言い方で返事をした後、僕の前で後ろを向いてもたれかかってきた。
長い髪の毛が胸に当たって少し冷たい。
僕が倒れかかってくる相原さんを支えるため足を踏ん張ると、
彼女は背中を僕の胸に密着させた状態でその場に立った。。
 

恵理菜:「ほら、両手を貸してよ。どうせ緊張してるんでしょ」
 

相原さんは僕の心を見透かしているかのような言葉を口にすると、
両手で僕の両手首を掴んでそのその大きな胸に手のひらを押し当てた。
 

武:「・・・・・」
 

水着越しに触った相原さんの胸。
もう柔らかくて柔らかくて・・・
 

恵理菜:「何してるの?早く揉んでよ」
 

相原さんが僕を誘っている。
僕はドキドキしながら水着越しに相原さんの大きな胸を揉み始めた。
水着に押さえつけられているせいか、相原さんの胸はとても弾力があるように思える。
 

恵理菜:「んっ・・・そうそう・・そんな感じ・・・」

相原さんは少し甘い声を漏らすと、身体の力を抜いて僕にゆだね始めた。
僕が相原さんの胸をやさしく揉んでいると、だんだん胸の突起が硬くなってきて
水着の上に浮き上がって見え始める。
 

恵理菜:「あっ・・・いい気持ち・・・いつものようにキュッと摘んでよ・・・」

武:「え!いつものように?」

恵理菜:「んふっ・・・んん・・・」
 

気持ちよさそうな声をあげる相原さん。
僕の質問にはまともに答えてくれないので、仕方なく両手を脇の下から
水着の中へしのばせる。
もぞもぞと窮屈な水着の中を移動して、胸の突起を直接摘んでみた。
 

恵理菜:「あんっ!・・・うふっ・・・すごく気持ちいいわ・・・
             私の身体とはぜんぜん違う感覚・・・」

やっぱりおかしい。

まるで相原さんじゃないようなことを話している。
僕は水着の中で胸を揉みながら、しばらく様子を見てみる事にした。
 

恵理菜:「んんっ・・・ふぅ・・・ん・・・ああ・・・」
 

身体をよじりながら快感を楽しんでる相原さん。
僕は右手を水着の中から抜きだすと、その手を彼女の股間に
あてがった。
 

恵理菜:「あっ!」

相原さんが少し大きな喘ぎ声を漏らす。
水着の上で中指を上下に動かすと、両足をキュッと閉じてしゃがみこもうとする。
僕はそのまま相原さんと一緒に床に座り込むと、後ろから彼女の足に
僕の足を絡ませて大きく股を開かせてみた。
 

恵理菜:「やんっ!だめ、そんな事しちゃ」
 

相原さんには似合わない幼い言葉。
大きく開いた足は、後ろから見ていてもすごくいやらしい。
僕の右手の人差し指が相原さんの競泳水着の横からスッと中に入り、
とても暖かい股間を直接触れ始める。
 

恵理菜:「んっ!・・・はあん・・・ああっ・・き・・気持ちいい・・気持ちいいよぉ・・」
 

水着の上から僕の手を抑える相原さん。
構わず指で直接股間を刺激する。
僕は、あの相原さんを責めているという快感と、上ずった喘ぎ声を聞いているだけで
イッてしまいそうだ。
 

恵理菜:「はあっ・・・やぁ・・・はんっ・・・いいよ・・武・・んっ」
 

・・・えっ!武?
 

僕の下の名前だ。
相原さん、僕の名前を知っていたのか?
いや、みんな僕の事を苗字で呼び捨てするから知らないはず。
それなのに・・・
でも知恵から聞いていたのかもしれない・・でも・・・あの知恵が絶対に教えるはずがない!
じゃあ一体・・・・

僕はいろいろ考えをめぐらせているうちに、いつのまにか手が止まっていたようだ。
 

恵理菜:「はぁ・・・・どうしたの?、武」
 

相原さんが少し振り向きながら僕に問い掛けた。
 

武:「相原さん、どうして僕の名前知ってるんですか?」

恵理菜:「えっ?・・・そ、それは・・・」

武:「おかしいじゃないですか。だれも僕の事、下の名前で呼ばないのに」

恵理菜:「・・・・・」
 

相原さんは黙り込んでしまった。
 

武:「相原さんって・・・もしかして・・・」
 

僕が次の言葉を言いかけたとき、相原さんは急に僕の方へ身体を向けた。
 

恵理菜:「だからこうして1度エッチしちゃえば相原先輩のこと気にならなくなるでしょ」
 

相原さんは強い口調で僕に話すと、いきなり僕の水着を脱がし始めた。
 

武:「ちょ、ちょっと相原さんっ」
 

僕は不覚にもなぜか腰を上げてしまった。
その隙に水着が太ももまでずらされてしまう。
 

恵理菜:「ほら、これでもう武だって未練もなくなるはず」
 

相原さんは僕をまたぐとそのまま腰をおろし始めた。
彼女は左手で股間を隠している水着を横にずらすと、
既に爆発しそうな僕のムスコを右手で持った。
 

武:「・・・・・」

恵理菜:「武。これで相原先輩のことを忘れて」

武:「・・・・・」
 

真剣な相原さんの目に面食らってしまう。
相原さんは俯くと、ムスコの上に座るような形で腰を沈めて行った。
 

武:「うっ・・」

恵理菜:「はぁっ・・・・んん・・・・」
 

ムスコが生暖かい物に包まれていく。
口の中とはまた違う感覚。
ヌメヌメした液体がムスコに絡みついて、僕はとても幸せな気分になった。

そして、相原さんは僕の上に完全に座り込んでしまった。
 

恵理菜:「んん・・・・相変わらずおっきいね。武のこれ」

武:「え・・・」

恵理菜:「相原先輩の奥まで届いてる・・」

武:「・・・・あの・・・相原さん・・・・じゃないよね」

恵理菜:「・・・・誰だと思う?」
 

武はその質問の答えを既に用意していた。
たぶん相原さんも僕が分かっていると思っているのだろう。
 

武:「・・・・知恵・・・・だよな」

恵理菜:「・・・・んふっ・・・そう。分かってた?」

武:「・・・・途中から何となく・・・でもどうして・・・」

恵理菜:「男ってこれが目的なんだもん。憧れの人だってエッチしちゃえば
             憧れじゃなくなるよね。だからこうやって相原先輩としちゃえば
             また私だけを見てくれるでしょ」

武:「そんな・・」

恵理菜:「いいから・・・早くしよっ!」

武:「でもこんな事したら相原さんが・・」
 

僕はどうやって知恵が相原さんに乗り移ったのか分からなかったが、
こんな事したら相原さんがかわいそうだと思った。
 

恵理菜:「いいのよ、相原先輩は」
 

そう言った相原さん、いや、知恵は、僕の足の上で上下に腰を動かし始めた。
 

恵理菜:「あっ・・・んんっ・・・んっ・・・んっ・・」

武:「ち・・知恵っ・・・・だ、だめだって・・・」

恵理菜:「んふっ・・・あっ・・・あっ・・・・んん・・・」

武:「うっ・・・あっ・・」
 

相原さん(知恵)は僕の両肩を掴んで、俯いたまま何度も何度も腰を動かしている。
彼女は執拗に僕のムスコを締めつけながら、その快楽に身を任せているようだった。
僕も相原さんが競泳水着姿で上に乗って腰を動かしているのを見て、
相原さんには悪いけどすごく嬉しく、気持ちよかった。
 

恵理菜:「あっ・・・相原先輩って・・・んんっ・・・武は・・しらないでしょうけど・・・あっ・・・」

武:「うっ・・・え?・・・」

恵理菜:「ううっ・・・け・・結構・・・あっ・・・ん・・・・遊んで・・・んっ・・・るんだよっ・・・ああっ・・」

武:「うそっ・・・・くっ・・・」
 

相原さんが結構遊んでいる・・・
それは初めて聞いた事だった。
彼氏くらいはいるだろうと思っていたが、まさか遊んでいるなんて・・・

相原さん(知恵)は息を弾ませながら更に話を続けた。
 

恵理菜:「んんんっ・・・だって・・・んあっ!・・・あっ・・・・男子水泳部の・・・うっ・・・何人かと・・
             ああっ・・・もう・・・しちゃってるんだ・・・あっ・・・・もんっ・・・はうっ・・」

武:「マ、マジッ!・・・はぁ・・・」

恵理菜:「んあっ・・・う・・うんっ・・・・だから・・・あっ・・・ちょっとくらい・・
             悪戯しても・・・あふっ・・・い・・・いいのっ」

武:「うっ・・・そんな・・・・」

恵理菜:「あうっ!武っ・・あっ・・・あっ・・・た・・・武っ・・あっ・・・あんっ・・・す、すごいっ・・・」
 

僕はその事を聞いて無性に腹が立ってしまった。
まさか相原さんが僕の知っている水泳男子の何人ともしていたんて
信じられなかったからだ。
誰もそんな話はしない。
でも僕が相原さんに憧れいた事は知っていただろう。
きっとあいつらはそんな僕の純粋な気持ちを影で笑って見てたんだ。

僕は相原さん(恵理菜)をそのまま後ろに倒し、勢いよく腰を動かし始めた。
 

武:「くっ・・・くそっ・・・あいつら僕を影で笑ってたんだっ」

恵理菜:「はあっ!あっ・・あっ・・や・・やだっ・・・あっ・・・な・・・あ・・ああっ・・・」

武:「くそっ、くそっ、くそっ!」

恵理菜:「んああっ!あっ、あっ、あっ、だっ・・だめっ・・・こ・・こわれ・・あっ・・ちゃうっ!」

武:「うっ・・・こ・・・こうやって・・いつもしてたんだろっ・・・くっ・・・」

恵理菜:「やぁっ・・・あっ・・・わ・・わたしじゃ・・・ひっ・・・ないよ・・・あっ、あっ、相原・・・んんっ・・
            せん・・・ぱいっ・・・あふっ・・・なのに・・・うあっ・・・」
 

相原さん(知恵)は長い髪を床に擦りつけながら喘ぎ声を出していた。
もちろん今は知恵が乗り移っている事も頭で分かっている。
でも、こうやって目の前に相原さんがいて、この相原さんとエッチしていたと
考えると、僕は無性に彼女を壊したくなってしまったのだ。
僕の力の続く限り彼女を、彼女の身体を追い詰める。
僕の意思を尊重しているのか、ムスコはじっと爆発の時を我慢しているように
思えた・・・
 

恵理菜:「あっ・・武っ・・も・・もうだめっ・・・あっ・・私・・ああっ・・・耐えられ・・・んあっ・・・ないっ・・」
 

相原さん(知恵)がそう喘いでいる。
でも僕は相変わらず腰を動かしつづけた。
 

恵理菜:「あ、ああっ・・は・・・んんあっ・・あ、あ、あ、あ、あっ・・・あああああ〜っ!」
 

そして相原さん(知恵)が思いっきり仰け反った。
背中を床から浮かせて、床についている両手にはすごく力が入っているようだ。
相原さん(知恵)は最後まで登りつめたんだろう。
でも僕はまだずっと腰を動かしつづけた。
 

恵理菜:「はぁ・・・はぁ・・・・はぁ・・・・・・・・・・・あ・・・やぁ・・・も・・もう止めて・・・」
 

相原さん(知恵)の腰をしっかり持ったまま、僕は彼女の奥深くまでムスコを侵入させる。
 

恵理菜:「んあっ・・・・だ・・だめよっ・・あっ・・そんなにしたら・・・ま・・またっ・・・あっ」
 

彼女は余韻を持て余したまま、また切ない喘ぎ声を漏らし始めた。
1回登りつめているから次が来るのは早い。
 

恵理菜:「あっ・・やっ・・・そんなっ・・・あっ・・あっ・・・あふっ・・・やだぁ・・・あっ、あっあっ」
 

頭を左右に振りながら相原さん(知恵)はもうだめだという表情をしている。
僕のムスコもそろそろ限界を教えてくれている。
体力もつきそうになった僕は、相原さん(知恵)に付き合うような形で最後の時を迎えた。
 

恵理菜:「あっあっああっあっあっ・・はああああああ〜っ・・・」

武:「うっ・・・ああっ!」
 

僕はムスコを彼女から抜き出すと、その艶やかに光る紺色の競泳水着の上に爆発させた。
2度目とは思えないくらいの大噴火。

相原さん(知恵)は目に涙を貯めている。
 

恵理菜:「はぁっ・・はぁっ・・・んんっ・・・んん・・・・あぁ・・・・・はぁ・・・はぁ・・」

武:「ふぅ・・・ふぅ・・・ふぅ・・・」
 

僕も相原さん(知恵)も息を荒くしながら快感の余韻に浸った。
身体から出てきた熱気でムンムンしている。
 

武:「ふぅ・・こんな事ずっとしてるんだろうな、相原さん・・・」

恵理菜:「はぁ・・はぁ・・・・だって相原先輩、エッチがすごく好きだもん」

武:「どうして分かるんだよ、そんなこと」

恵理菜:「だって相原先輩の身体、すごく男慣れしてるみたいだから」

武::「そんなこと分かるのか?」

恵理菜:「分かるよ。だって女同士だもん・・・」
 

そう言うと、相原さん(恵理菜)はムクッと起き上がった。
 

恵理菜:「これでもう相原先輩に未練はないでしょ。これからは私の
             事だけを見てよ」
 

相原さんの顔でそう言われると、相原さんがそう言っているように思える。
 

武:「私って相原さんのことか?」
 

僕がからかうと、
 

恵理菜:「そんな事言うなら、このまま先輩の身体から抜け出ちゃうわよ。
             そしたら先輩が気づくから・・・どうなると思う?」

武:「それはまずい」

恵理菜:「約束して。ねっ、もう忘れてくれるよね」

武:「わかったよわかった。もう相原さんにはなんの未練もないよ」

恵理菜:「そうっ!よかった!」
 

相原さん(知恵)はそう言うと、嬉しそうな表情をした。
 

恵理菜:「もう暗くなっちゃったね。そろそろ帰ろっか」

武:「あ、ああ。でも帰るったって・・・その身体じゃあ」

恵理菜:「私の身体は家に置いて来たから。武はそのまま
             帰って。先輩の身体は綺麗に拭いて返すから」

武:「そ、そう・・・それじゃあ・・・」

恵理菜:「うん。また明日ね」
 

相原さん(知恵)が笑顔で手を振った。
僕には最後にもう一つだけしたいことがある。
 

武:「なあ、もう一つだけしておきたい事があるんだけど」

恵理菜:「ええ。何よ、まだ未練があるの?」

武:「なあ・・キスさせてくれよ」

恵理菜:「キス?」

武:「うん。他の奴よりも長くて濃厚なキス」

恵理菜:「どうしよっかなあ・・・」
 

相原さん(知恵)は顎(あご)に手を当て、上をむいて少し考えている。
僕はその隙にサッと彼女に近づくと、無理矢理唇を奪った。

驚いた相原さん(知恵)が目を丸くしている。
 

恵理菜:「う〜んっ・・・うううん・・・」
 

相原さん(知恵)は手をジタバタさせながら抵抗していたが、やがて力が
抜け始めたので僕は彼女の唇から舌を割り込ませていった。
 

恵理菜:「んんっ・・・・ん・・・」
 

目を閉じた相原さん(知恵)。
僕は彼女を抱きしめながら、しばらくの間濃厚な口づけを続けた・・・
 

恵理菜:「ん・・・・・」
 

絡み合った舌が解け、唇が離れる。
 

武:「よし、これで何の未練もないぞ」

恵理菜:「私にもこんなキスしたことないのに」
 

相原さん(知恵)は膨れっ面をしている。
でも、結局は知恵に対してしたのも同じ。
すぐに機嫌が良くなると、部屋の鍵を開けて暗い廊下に人気がないか確認した。
 

恵理菜:「大丈夫。外に出てもいいよ」

武:「ああ、それじゃあまたな」

恵理菜:「うん」
 

こうして僕たちは家路につくことになった。
 
 
 
 

次の日、僕は昨日のこともあり、ちょっとしたきっかけ
他の男子部員と喧嘩をしてしまった。
そして先生が間に入り話を聞くと、女子部員達との淫らな行為が
何件も発覚したのだ。

とりあえず僕はこの水泳部にいることが嫌になったので退部。
何人かの部員も同じように退部した。
女子部員についても同様で、関係する部員は退部したようだ。
もちろん水谷 知恵も。

この高校。
主力メンバーがいなくなったから今年の夏の大会では
良い成績をあげられない事は必至だ・・・・
 

さて、楽しみがなくなった僕はその後どうしたのか?
うん。今度は新体操部に入部している。
だって女の子のレオタード姿が見れるから!

また一人の女の子に視線を向けていると、レオタードを来た知恵がやってきて、
 

武:「今ずっとあの子見てたでしょ」
 

と僕を責める。やっぱり僕にくっついて新体操部に入部しているのだ。
僕は、こうやって特定の女の子を見ていると、またその女の子に知恵が乗り移って
未練を断ち切ってくれるのではと言う想いから、
 

武:「うん。あの子綺麗だよなあ」
 

と答えてみた。すると、
 

知恵:「そうやって開き直らないでよ。もう知らないからっ!」
 

なんて怒りながら向こうへ歩いていってしまう。
 

そして部活動が終わると、先ほど気になっていた女の子がレオタード姿で僕の前に現れるのだ。
 

「それじゃあ、未練を断ち切ってあげる・・」
 
 
 
 
 
 
 

独り占め・・・・おわり
 
 
 
 
 

あとがき

ぜんぜんTSしてないですね(^^;
憑依好きってことで許してください(苦笑
まあ、普通はこんな美味しい展開にはなりませんね。
知恵の一途な想いがこのような行動を取らせるのでしょう。
でも、知恵にとっては武が他の女性とエッチすること、
構わなかったんでしょうか?
独り占めにしたかったら多少のことは目を瞑る・・・
そんな考えだったのかもしれませんね。

まったく武は何ていい女の子を彼女にしたんでしょうか。
私はとてもうらやましい(笑
 

それでは最後まで読んで下さった皆様、ありがとうございました。
Tiraでした。


 
 
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